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2022年6月の記事 2件

Vol.287 20220623参議院議員選挙(東京都選挙区)街宣スタンプ帳

「投票行動を決める前に一度は候補者を生で見てほしい」私はこれまでずっとそう言い続けてきた。しかし、SNSなどで発信するたびに「候補者を見ないで投票するのが普通」「わざわざ見に行かない」「選挙公報で十分」「見に行けるわけないだろ」と否定的な意見が毎回寄せられてきた。私は見に行かないことを責めているんじゃない。それなのに、わざわざ私に文句を言ってくるのはなんなのか。私は「見に行くと面白いし、ためになりますよ」と言っているにすぎない。あなたの一票はあなたのものだ。候補者を見ないで投票するのも自由。まったく構わない。もう少し前向きな意見になると「どうやったらいいのか」という声も寄せられる。なるほど。一般的には私のように街頭演説をはしごする人は少ないのだろう。だから候補者間の比較検討ができない。最初に出会った政党や候補者が最良だと思ってしまう。運が良ければそれがベストな出会いのこともあるだろう。しかし、「本当にそうなのか」という疑問は持ってほしい。そうすることで、政治を見る目が豊かになる。そして、その疑問を解消し「本当にこの政党やこの候補者を支援してよかった」と自分が深く納得するためにも、政党や候補者への先入観に縛られず、いろんな街頭演説を見てほしい。そこで、私がいつも選挙取材をするときに使っている「街宣スタンプ帳」を紹介したい。  

Vol.287 20220623参議院議員選挙(東京都選挙区)街宣スタンプ帳

Vol.286 「長谷川ういこさん支援のお願い」という文書について事実確認をした話

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●「スキャンダルでは」「追求したら」の声 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 先日、ツイッター上に一枚の文書が写された画像がアップされているのを見た。 https://twitter.com/tani_soichi/status/1533683964631982080 参議院議員選挙にれいわ新選組から立候補予定の長谷川ういこ氏が、現在も「緑の党グリーンズジャパン」の会員である旨の記載があるチラシだ。 この文書には、「当選すれば緑の党から初めての国会議員が誕生することになります」「長谷川ういこさんからは、当選した暁には国会議員として緑の党の活動に尽力することと、財政支援として歳費等から6年間で2000万円以上のカンパを申し出て頂いております。」との文言があった。その画像を引用して、私のもとに「スキャンダルではないか」との声が寄せられた。 https://twitter.com/sangituyama/status/1534002702124204032 この文書をどう読むかは人それぞれだろう。しかし、私は次の2つの点が気になった。 1 長谷川ういこ氏の「党籍」は「緑の党」なのか「れいわ新選組」なのか、それとも「二重党籍」なのか、という疑問 2 「当選した暁には(中略)歳費等から6年間で2000万円以上のカンパを申し出て頂いております」との記述は公職選挙法の「寄付の約束の禁止」にあたるのではないか、との疑問 私自身は緑の党ともれいわ新選組とも利害関係はない。あくまでも取材対象と取材者としての関係だ。選挙を取材する者として「スキャンダルでは」との情報が寄せられたのだから、事実関係を確認しないわけにはいかない。 まずはこの文書が本物なのかどうかを確認する必要がある。 

Vol.286 「長谷川ういこさん支援のお願い」という文書について事実確認をした話
『そこそこ週刊・畠山理仁』

フリーランスライターの畠山理仁です。私が取材現場で見聞きしたことなどを報告していきます。そこそこ週刊です。ときどきダジャレが入るかもしれません。

著者イメージ

畠山理仁

はたけやま・みちよし▼1973年愛知県生まれ▼早稲田大学在学中の1993年より週刊誌を中心に取材活動開始▼1998年、フリーランスライターとして独立▼興味テーマは政治家と選挙▼米国大統領選、ロシア大統領選、台湾総統選、カリフォルニア州知事選など世界の選挙も取材▼大手メディアが取り上げない独立系候補の活動を紹介した『日本インディーズ候補列伝』(大川豊著・扶桑社刊)では取材・構成を担当▼Twitter IDはhatakezo▼『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社新書)著者▼最新刊は『領土問題、私はこう考える!』(集英社)

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