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安倍首相のお礼ツイートが見せた『真・民主主義』の潮流(その3)〜政治の産直〜
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安倍首相のお礼ツイートが見せた『真・民主主義』の潮流(その3)〜政治の産直〜

2017-02-21 23:45

     安倍首相のお礼ツイートが見せた『真・民主主義』の潮流(その2)〜未来の政治家は不透明?〜  の続きです。

     有権者一人一人が政治家の政治活動を直接見聞きしてその政治家を判断するという、民主主義が本来あるべき構造になろうとしている「真・民主主義」。その「真・民主主義」がかつての政治とどのように違ってきているかは、いろんなところで伺うことができます。

     資金がなくても勝ったトランプ氏

     最近のアメリカ大統領選は、どっちがたくさん選挙資金を集められるかで勝ちが決まっているのではないかと思われるほど、莫大な資金が集められていました。これはつまり、すでに述べたように組織で戦おうとするからです。莫大な資金で組織を作り、強烈な宣伝を作り上げて、有権者を目先で取り込もうという作戦だからです。まさに「旧・民主主義」を象徴するかのような構造です。

     それは一方で、「インテリ主義」につながります。巨大な組織が効果的に成果を上げるには、その組織の中でインテリが大活躍します。インテリにとって都合の良い体制なのです。

     トランプ氏が切り込めたのはまさにその点だったのです。政治をインテリに任せていてもちっとも自分たち大衆の生活がよくならない。大衆から見れば、根本的な問題解決から程遠いところで、やりあっているようにしか見えません。ですから、トランプ氏はそこを正面からついたのです。「不法移民は強制送還して、国境に壁を作る」暴論どころか正論です。彼はそのように次々と大胆な公約を作っていきました。当選したらこれをやると。実際まだ実行はしてませんでしたが、当選したらいかにもやりそうというオーラは輝いていましたし、実際就任後には膨大な大統領令を出しているのはみなさんご存知のとおりです。

     彼はまさに自らの将来の政治行動を、誰にでもわかる形で示すことで、票を集めていきました。インテリの力も組織の力も借りずに。まったくというわけではありませんが、ヒラリーやかつての大統領候補よりははるかに少ない力しか借りなかったのです。

     逆にだからこそ、大胆な発言ができました。がっつり組織やインテリに支援されている候補は、それらが望まない発言はできません。組織やインテリの支援をうけず、大衆に直接みずからの政治行動予定を語り、大衆はそちらを選んだのです。

     行動しそれを可視化するトランプ大統領

     当選したトランプ大統領の取った行動はあまりにも有名です。公約に掲げていた政策を次々と大統領令として発行しました。それが憲法違反かどうかなどおかまいなしに。

     入国禁止では、すぐに裁判所に差し止めの判断をされるなど、内容はひどいものではあったのですが、逆にアメリカの三権分立の健全性ゆえにできたというか、とにかく大統領は大衆の希望に基づきすぐに行動したのです。その結果今の所憲法違反との判断を受けていますが、その大統領の行動自体はむしろ評価されています。彼はマスメディアとも対決姿勢をとり、昔であれば彼のメッセージは大衆には届かなかったかもしれませんが、今はマスメディアを通す必要もなく、昨日はこれをした、今日はこれをしたと、つぶさに伝えることができ、大衆はそれを直接見聞きして、判断することができるのです。

     小池劇場

     アメリカは若い国でなにごとも極端に大胆に動いていき、日本人はあっけにとられるしかない感がありますが、日本でも同時進行で似たようなことが起こっています。そう、小池都知事です。

     そもそも選挙戦のときから、真・民主主義の潮流を見せています。候補は後から出た方がいいと言われる中、早々に立候補表明です。そもそも後から出た方が有利とか、まさに組織の戦いの象徴するような戦術です。

     孤独な戦いと自ら言っていたように、彼女には後ろ盾となる組織がありません。それゆえに大胆な発言もできるし、ツイッターなどの SNS をどんどん活用できたことも影響したようです。

     そして当選するやいなや、豊洲問題、オリンピック問題、「議会復活枠」問題などを次々のまな板の上に出し、数日前からは、都議会議員の質問原稿作成禁止なんて話題も出ています。そしてそれらがつぶさに都民や国民に届いています。

     自らの政治活動をつぶさに有権者に届けることで、支持を得るスタイルが、力を持ち始めているのです。
     
    《ワンポイントミライ》(

    ミライ: 政治の産地直送……。

    フツクロウ: ぶほっ。誰がうまいこと言えと。
     
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