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記事 22件
  • 仲間や自然との一体感で、右脳バランスアップ!

    2013-10-31 23:30  
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    【ミラフツ、右脳バランス編 - NAVER まとめ】
     先日、TEDの中でも有名なプレゼンである一時的に左脳を失った科学者ジル・ボルト・テイラーさんのお話を紹介して、 一時的に左脳を失った科学者の話が悩ましい  今日はその話の続きをと思ったのですが、昨日出た猪子さんの記事が右脳・左脳という言葉は全く使ってないけど、ほとんど同じ話をされています。 理由がなくても言えるから「愛してる」しか言わない──日本、アジア、そして21世紀  世界がもっと言葉から解放されて、非言語なコミュニケーションに満ちあふれるなら、世界はきっとピースになるのです。そして、それは今まではあんまり現実的じゃなかったけれども、デジタル社会の到来によって、いろんな箇所で、非言語にする可能性があふれ出ているのです。フェイスブックの大成功にはそのヒントがたくさんあるような気がするのです。
     ジル・ボルト・テイラーさんのプレゼンでも、彼女は最後に自分の中にある二人の自分、つまり世界とのエネルギーのつながりを感じる右脳に寄った自分と言語を操り自我を世界から分離する左脳に寄った自分を表現し、皆さんはどちらを選ぶでしょう、みんながもっと右脳よりの自分を選べば、世界にもっと平和になるだろうと締めくくっています。非言語コミュニケーションが世界を平和にするという猪子さんの言葉とぴったり符合します。 世界平和はともかく、最近なるべく右脳を意識するようにしています。なにか抱えている案件について、自分のために資料を整理したり、図にしておいたりしておくと、日々起きている間無意識にその資料を思い出していることがあり、そのときふとインスピレーションが働いて新しいアイデアを思いついたりします。これって右脳なんじゃないかと勝手に納得しているので、もっと右脳鍛えたいと思っています。 先ほどのプレゼンでは右脳・左脳どちらを選ぶという選択で締めくくられましたが、実践的に考えると私たちの右脳・左脳は常にあるバランスで動いてるわけで、そうそうどちらを選ぶという時間はあまりありません。私の場合はトランス聞いているときに右脳全開に近くなっているのかもしれませんが、そんな瞬間を作るのはごくたまです。 その時間を少々増やすより、普段、左脳と右脳のバランスで働いている状態で少し右脳バランスを増やす時間をたくさんとった方がよほど効果がありそうです。 それではどうすれば、普段右脳バランスを増やせるのでしょうか。右脳を鍛えるという話題になると、たとえば右脳を刺激するパズルとかいったアプローチがあるみたいですが、ジル・ボルト・テイラーさんのプレゼンを見ていると違うアプローチが取れそうことが示唆されています。 彼女が左脳を失っている間、 

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  • [S]東京なら生きた車エビを食べてみれば

    2013-10-31 00:45  
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     いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。   ミシュラン1つ星の中華料理店も偽装「ブラックタイガー」使って「車エビ」 : J-CASTテレビウォッチ  最近外食の表示問題が良く話題になりますね。いつか食品の成分表示並みに詳しい表示が義務づけられたりするんでしょうか。 国産ニホンウナギはじめ、食材を狭く特定してしまうと年がら年中安定して調達することははなはだ難しく、そういった食材を表示しながら、固定のメニューを使うのは困難です。日々、調理人(か誰か)の責任でおいしい食材を入手して、それにあわせてメニューを印刷するとか、みなさん知恵と工夫のしどころではないでしょうか。そのやり方のがおいしそうだし。 さて、「車エビ」。せっかく東京にいる人なら、ぜひ生きてる奴食べてみてください。例えば朝築地の場外行けば必ずどこかで売ってます。今は知らないですけど、サイズにこだわらなければ1匹200円以内であると思います。で、それ買って帰って、生きてる間に包丁で頭落として皮剥き、「いただきます」をして身を食べるのです。めっちゃくちゃおいしいです。 

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  • おもてなしとホスピタリティとの決定的な違い〜新幹線の天使たち〜

    2013-10-30 03:30  
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     最近も「お・も・て・な・し」でとても話題になった日本のおもてなし。海外にだって、ホスピタリティ(hospiality)という似たような言葉はあるのに、海外のプレゼンで hospitality と言わず、 omotenashi という言葉を使うことが赦されています。日本のホスピタリティには海外のそれと違うということが世界中で認められているのです。
     いったいおもてなしがホスピタリティとどう違うのか。ここミラフツでも何度か考えてきました。
     
     なぜ日本は「すごい」のか~あまり知られていない日本人の本当の強み~ 

     今おもてなしについて調べているのですが、ケーススタディに良く取り上げられるリッツ・カールトン・ホテルやディズニーランドでは、隅々まで高いレベルのホスピタリティを提供しています。一方日本のおもてなしは海外から高い評価を受けています。リッツ・カールトン・ホテルやディズニーランドのよ

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  • 一時的に左脳を失った科学者の話が悩ましい

    2013-10-28 23:30  
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    【ミラフツ、右脳バランス編 - NAVER まとめ】
     TED プレゼンの中でも有名な、一時的に左脳を失った脳科学者の話があるじゃないですか。 【感動必見】脳機能を失い、死に向かった脳科学者が見た「僕らの生命の秘密」「人生の意味」に魂が打ち震えるほどの衝撃が  実は、気になっていたけど、このテキストを初めて読んだのはほんの1ヶ月前くらいで、映像を見たのはつい先週のことなのです。 やっぱ映像のが全然迫力ありますね。映画のクライマックスみたいです。 でテキスト読んだ時もそれなりに感動したんですが、映像みたらなんというかいろいろ考えさせられました。 とりあえず、今回は左脳に異常が起きたため、表面的に聞いていると、左脳に異常が起こったことで、解放的な右脳が解き放たれ、左脳が復活すると左脳で考えみたいに思えてしまいます。普段は右脳は眠っているかのような印象を受けてしまいます。ですから、仮に右脳が異常を起こしたらどうなるんだ? あるいは普段本来右脳と左脳がバランスしている状態では、どうすれば右脳が働いていることを意識できるのだろうとか、疑問になります。 さらには、日本語の字幕だとあまり強調されないですが、しかし 最も重要なのは その小さな声が 私に “私がある”と言うことです そして左脳が“私がある”と言った途端 私は 切り離されるのです
    の“私がある”の部分は "I AM" と強く発音されています。その語で「私は切り離される」とありますが、日本語だと主語が省略されるので、「私が」と頭の中で発音される回数は、英語に比べ極端に少ないと思うのです。そのことで、日本人と英語圏の人でなにか決定的に違いが出るのだろうかとか。 と、書いてる端から、いろいろと思い浮かぶことをそのまま書き綴ってみようと思います。 そのプレゼンで右脳だけが働いている瞬間は次のように描かれています。 

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  • 田んぼ1枚20時間で国土のお手入れ

    2013-10-25 23:00  
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     ニュース見てたら、減反政策見直し進めるという話題が出ていました。 農相 減反政策見直し進める NHKニュース   実は、ついこの間小麦の原価の話が出た時に、コメの原価とか気になって調べてました。 たとえば、 日本の農業の収益性についての簡単な資料の紹介に、農作物別の収益性や単位面積あたりの労働時間が紹介されています(元々は岡山県の資料のようですがそちらではもう見られないようです)。 で、それによると、田んぼ1枚辺りの年間労働時間は20時間とあります。ここで田んぼ1枚は10a、33m × 33m としています。 さて、この田んぼ、日本にどれくらいあるかというと、国土交通省土地・建設産業局「土地白書」とか農林水産省平成24年耕地面積といった資料から計算すると、国土の5%強が田んぼになるようです。畑などその他の農地なども同じくらい。道路が5%弱、住宅地・工場などの宅地が3%強です。森林や水面が70%。森林など取り除いた人間の住んでいるところつまり農地、道路、宅地のうち1/4ほどが田んぼになります。 その広大な国土を田んぼ1枚あたり20時間でコメを作っているわけです。農家1戸辺りの田んぼ面積とか全国の農民の人数とかから、だいたい推測してみると、日本中の田んぼでコメを作るのに、200万人くらいの人が年間20日くらい働いているようです。 このことから、あることが見えてきます。もし、TPPなどの理由で、コメの生産量が1割2割減ってその分田んぼが放置されたら、何%という人の住んでいるところが荒れてしまうことになるのです。 私たちの環境に影響が出ないわけがありません。なんかの虫が大発生とか。水害の問題もありそうです。農業用水が老朽化しているそうで、その更新がままならないと聞いていますが、その問題がより深刻になるのです。なにより心が荒みます。 つまり田んぼというのは、広大な土地をもっとも手間をかけないで、維持している仕組みと考えることができるのです。(追記: この記事教えてもらいました。そうそう、これも注目です。 神戸新聞NEXT|社会|酒米、減反枠超え増産へ 日本酒輸出で農水省方針  )  

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  • いまこそ日本企業も「肉食系」となれ? 中小企業も?

    2013-10-24 22:30  
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     安倍政権のブレーンである東京大学の経済学教授伊藤元重さんの いまこそ日本企業は「肉食系」となれ! 求められるのは、民需に火をつける「第三の矢」 という記事があります。伊藤元重先生は昔大学で産学連携の仕事をしてたとき面会したこともあるので、記事見かけたら読んでいます。 この記事では、アベノミクスの第一・第二の矢である財政金融政策によって想像以上に経済が持ち直しているとした上で、しかし、今後経済が持続的に成長するためには、民間経済が自律的に成長しなくてはいけない。
    としています。が、日本は国がやれといってもみんな右向け右で一斉に動くわけではなく、民間経済主導で日本経済を立て直す
    ことが必要です。そのために政府としては「民間投資を喚起する成長戦略」に基づく政策で、間接的な支援をすることになります。具体的な政策として、この次の記事では電力政策を紹介していて、今後も他の例が紹介されるようです。  しかし、伊藤先生は、それら政策ではちょっと足らないのではないかと考えているようです。なにしろ、ソフトバンクが米国の携帯電話会社であるスプリントの買収を決断したように、日本企業に「肉食系」になれとけしかけています。いくら政策を実行したところで、民間投資が本当に増えるには企業が「肉食系」にならなければならないと言っているのです。  「政策でなんとかしろよ」と思うかもしれませんが、過去を見ると政策にはどうやら限界があるようで、結局経済発展は、民間がどんどんイノベーションをしていくしかなくて、政府の一番大事な仕事はそれを「邪魔しない」ことです。規制緩和などはその例です。  ということで、いろいろ書いてあるけど、結局景気を本当に良くするには、民間がどんどんイノベーション起こして売れるモノ・サービスを作るしかなくて、そのためには伊藤先生は「企業は『肉食系』になるべき」と考えているというのがあらすじなのです。  そうまとめてしまうと、ちょっと物足りないのではないでしょうか。景気良くするのにできるのはそれだけ?みたいな。  それは、実は、タイトルの「日本企業は『肉食系』となれ!」に問題があるからです。このタイトルは、本当は、「日本の大企業は『肉食系』となれ!」なのです。 

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  • [S]ihayatoさんは自分を貶めないでください。

    2013-10-24 01:30  
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     いつもと少し違う水曜[S]、今回は名指しですいません。 いつも面白い話題を提供する ihayato.書店にはいつも大変お世話になっています。 その数日前の記事なんですが、 野暮ですが、パンケーキって原価1枚10円くらいですよね わが家はここ半年ほどパンケーキにハマっておりまして、妻が毎回工夫を凝らした作品を提供しれくれています。材料にヨーグルトをまぜたり、アーモンドプードルを混ぜたり、ふわっふわにしてみたりと、工夫の余地がかなりあるんですよね。
     この記事って結局「うちは、妻の作るパンケーキが絶品過ぎて、外で700円も出して食べるなんてありえない」って言いたいだけだと思うんです。 なのに、タイトルがタイトルですから、読み始めた瞬間「ihayato.書店の記事って原価0円ですよね」というブーメラン突っ込みが浮かびます。同じ突っ込みがツイッターにもありました。(購入した本の書評とかは0円ではないですけど) 妻のバンケーキは絶品ということ言いたいのに、パンケーキ屋さんの創造力を無視してその価値を貶めてるし、ブーメランで自分自身の創造性の価値も貶めてるし、さらには、「毎回工夫を凝らした作品を提供してくれる」妻の創造性まで貶めています。書き手はそんなつもりはないのでしょうが、タイトルから一貫してそう読まれても構わない書き方です。  時代はお互いの創造性を認めあう時代です。たとえば「これが市場で700円の価値があるのか。なら妻のパンケーキは1000円は下らない」って書くような。 それができずにデフレに苦しみ続けた時代はもう終わらせる時代です。この記事が炎上しなかったことから、世の中はまだこのihayato.書店の記事のようなデフレ思考のが支配的なのかと改めて思い知らされました。「ihayato.書店の記事って原価0円ですよね」という突っ込みがほとんど出ないほど、この記事の価値も多くの人の中で限りなく0円認定されているわけです。デフレ思考、まだまだ強敵です。  ですから、まずは ihayato さんはそういう思考でない記事を書いてほしいです。ihayatoさん自身だけでなく、うちを含む全てのブロガーのためにも。 後半、会員向け部分は ihayato さんとは関係ないです。 創造力の価値に関して、最近自治体が創造力に全然払えない話が話題になりました。 やなせたかしさんの「タダ働き」に甘えてきた多くの自治体とか組織は恥じろ by 吉田戦車  

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  • 到達度テストの先を妄想してみた

    2013-10-23 00:00  
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     昨日、【馬】大学が「人間力入試」でとりたい人材とはと入試ネタをやったら、今日新たな燃料が投下されました。 年中テストで大混乱!? 大学センター試験廃止へ…「達成度テスト」に異論噴出 - ZAKZAK  「達成度テスト」は2種類設けられ、現行の大学入試センター試験を「達成度テスト・発展レベル」として衣替えするとともに、高校在学中の到達度テストを「達成度テスト・基礎レベル」として一体運用していく。
     うちは長男がまだ小3で、よく分からないので受け売りですが、小中の評価は到達度評価とか。たしかに頂く通知表は、自分のころとは随分見た目が違って、へ〜と思っていたのですが、見た目だけでなく、評価の仕方は自分の頃とは変わっているということでしょうか? で、ちょっと的外れかもしれないのですが、これらの評価は、「全員合格」あるいは「全員『優』」があり得る形なんだろうと理解しました。 大学入試までそんなんじゃ差がつかなくて選抜できないじゃないかと思うかもしれませんが、それは私たちが望ましい教育としてぼんやりと思い描いているものではないかという気もします。 そこで、私はありったけの妄想をしてみたら、なんとそういうのは一部実際に行われているというのです。その妄想とは……。 学校でのいままでの算数のようなものであれば、全員が満点を取れるテストでも構いません。全員2けたの足し算ができるようになったね!という具合に。これからどんどん優秀な講義の動画ができていきますから、子供達は昔の私たちより効率よく、古典的な学習は達成することでしょう。 そうするとできる子はそれだけでは退屈になってしまいます。で、じゃあ先に進ませるのかというと、やりたいのであれば公文なり家庭でやってもらって、そうではなく、その知識を使ってその世界を広げるのです。 前回紹介したように、「オックスフォード白熱教室」の素数の話とか、興味さえあれば小3でも充分見れます。ぐいぐい引き込まれる講義で、全部理解できなくても、面白いのです。掛け算を始めた、割り算を始めたといった段階で、複雑な掛け算割り算はできなくても、掛け算割り算を使って広がる数学の世界を楽しむことはできるのです。 そうやって、基本的な学力は全員の達成を目指しつつ、それぞれの子の興味に応じて先に進むのでなくて、横に広げます。そうすると、個人個人で「違う体験」をすることになります。 そして、この個人で異なる体験は、みんなで共有します(全部は無理で一部。念のため)。例えば、今でも別れてクラブ活動みたいなのあると思うのですが、そこでの活動での体験をクラスで共有するようなイメージです。 たとえば、将棋クラブに入っている子はクラスに数人かもしれませんが、じゃあ、「どうぶつしょうぎ(ずっと簡単な将棋)」で将棋クラブの子が一度に他のクラス全員と多面指しして将棋の楽しさを紹介します!みたいに。個人個人が得る体験を共有することで、一人では到底体験しきれない莫大な量の経験を間接的にでも得られます。 「生き続けている」人間が経験を共有することで経験が倍増する話は、こちらでも考えました。 [S]初音ミクもクマのぬいぐるみも生きている  
     その共有を通して、互いに互いを尊重できます。クラスで一番勉強できる子でも、クラス全員の体験を自身ですることはできません。誰かが介護施設でお手伝いしてきましたといった課外体験をしてきたら、その点ではその子の方が経験値は上回っています。 

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  • 【馬】大学が「人間力入試」でとりたい人材とは

    2013-10-21 23:30  
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    この記事は【馬車目線】(?)でお送りします。
     すこし前、大学入試を今のペーパーテスト重視から、なにやら「人間力」重視の入試を取り入れようという話がでて、盛り上がりました。 文科相 人間力判断する入試を - slashnews  大学入試の2次試験、人物評価重視に 面接や論文のほかボランティアなどの活動歴  政府の教育再生実行会議により、大学入試の2次試験の内容が大きく変わりそうだ。素案によれば、一次試験はペーパーテストを実施し習熟度をランク分けするが、2次試験では、面接などを通じて総合的に人物の潜在能力を評価するという。
     「人間力を判断」といった言葉が挑発的だったので、ネットで様々な批判も出ましたが、子供を持つ親としては実質的にどんな入試になるのか大変気になるところです。 でも、個々の技術的な問題はともかく、方向性は簡単です。ツイッターとか見てても「就活みたいになるのか」というのがありましたが、その通りで、要は大学は「4年後に就職できる人」を取りたいのです。 大学はかつては学問そして研究の場でしたが、大学が増え誰でも行けるようになるにつれ、当然、学問の道に残らず、就職する人が増えていきます。就職して仕事をするという視点から見ると、大学で行われている「学問」は必ずしも必要ではありません。 そんなことは私が学生の頃の20年前だってそうでした。体育会の主将経験者なんて、成績なんてまったく関係なく引く手あまた。それ以前もずっとそうだったのではないでしょうか。 それでも一応大学とは学問をするところであるという建前は守ってきた訳です。 しかし、就職難が定常化しまた少子化で、子供と親の目は極めてシビアです。大学に対して何を望むでしょうか。「高い学力がつくこと」な子もいるかもしれませんが、ぶっちゃけ「就職できる大学」に入りたいのではないでしょうか。 

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  • 「しあわせ」最優秀賞で自分の幸せを考える

    2013-10-18 23:00  
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     「しあわせ」をテーマにした「新聞広告クリエーティブコンテスト」最優秀賞で、お父さんを桃太郎に殺された小鬼を描いた作品が衝撃的だと話題になっています。 「新聞広告クリエーティブコンテスト」最優秀賞が衝撃的 / 小鬼が泣きながら「おとうさんは、桃太郎というやつに…」   この作品は紹介したツイートはすでに20,000件近くリツイートされています。これがその作品。「めでたし、めでたし?」

    2013年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」結果発表より
     一方こちらは優秀賞。「いつも通り」

     この「いつも通り」をはじめ、他の作品は普通に自分たちの幸せを描いていますが、「めでたし、めでたし?」は私たちではない鬼の視点でしあわせを考えています。 「めでたし、めでたし?」を見たとき、とりあえず意表を突かれると思うのですが、その後はどうでしょう。「いつも通り」のようないつも通りな作品が良かったか、やはり最優秀に選ばれた「めでたし、めでたし?」に今までにない感銘を受けたでしょうか。 「めでたし、めでたし?」のような作品が最優秀に選ばれる背景には、ここミラフツで着目している六葉未来点「IT - 誰でも化 / 共生共創 - 物から心 / 持続 - 循環」のうちの「共生共創」の意識があるのは間違いありません。 しかも、それは倫理とか善意の問題ではありません。自分の幸せのためにも、そういうところに目を向けざるを得ない社会になっているのです。 茂木健一郎さんの幸福になる「脳の使い方」 の第1章に幸せについての考え方が整理してあって分かりやすいです。たとえば、イースタリン・パラドックスとか幸福のパラドックスとか言われているように、経済成長しても幸福度はほとんど変化しないということ。基本的には周りとの相対的な関係が幸福度に関係し、自分が豊かになっても周りも豊かになれば、幸福度はあまり変わらないと考えられるそうです。 しかし、自分の生活が少しずつ良くなることを実感することも幸福度の一因とのこと。 なんか変です。高度成長期に生活が少しずつ良くなっていたのに、全体的な幸福度はあまり変化していない。それって結局、全体的な幸福度はいつも一定で、つまり、そのときそのときで幸福だと感じる人の割合は一定で、なにに幸福を感じるかだけが変わっているような気になってきます。 つまり、高度成長期には、生活が良くなることで幸福を感じていたのであれば、相対的に他の要因は下がってしまっていたのです。 しかし今成長はゆっくり。ちょっとやそっとかんばったところで生活がばんばん良くなるわけではありません。「いつも通り」が幸せだと言われても、どこかきれいごとに感じてしまう人もいるでしょう。 それでもなぜか幸せだと感じる人がごっそり減るわけではありません。何か別のことで幸福を感じているのです。 幸福になる「脳の使い方」によれば、日本人は、他人の不幸が嬉しいいわゆる「メシウマ」という「シャーデンフロイデ」と言われる感情が強いそうです。最近よく「メシウマ」という語を聞くのも、幸福を探すゆえの一つの方法かもしれません。しかし、これは結局他人との比較であり「とてもストレスがかかる精神構造」とのこと。 そこで、もう一つ出てくるのが、いったん自分の幸せを棚に上げてしまうことです。 

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