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小学校で間違いは消す指導の功罪
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小学校で間違いは消す指導の功罪

2017-11-27 23:45

     ま、直接の指導者ではない立場で気楽に問題提起。

     中学生くらいで例えば数学を例にとりますと、問題を解いて答えが間違えていると、いきなり解答を全部消しゴムで消してしまう子がいます。

     それだとどこを間違えたかわからないので、特に数学が苦手な子はそれは避けるべきで、塾などではそれを止めるよう指導するのですが、まあ習慣になってますからそれもなかなか大変なのです。中学校でどうしているかはちょっとわかりません。すいません。

     で、なんで消してしまうかというと、小学校でそういう指導を受けているからです。

     じゃあ、小学校の指導がひどいと言っていればいいかと言うと、でも、たとえば、

     2+3 = 

    という問題があったとして、それを

     2+3 = 6 
     
    って書いて間違えたら、消して 5 って書くの自然ですよね? それを、「消すな」と指導するのもどうかという話になりますし、じゃあ小学校のいつちゃぶ台ひっくり返して「消すな」と指導すべきかというのはさらにややこしそうな問題です。

     かくして、小学校では「きれいに消して正しい答えを書く」指導が行われやすく、数学苦手に拍車がかかる子が出てしまうようです。(消す指導をする先生ももちろんいるとは思いますが)

     掛け算の順番を気にするべきか否かの問題より、深刻な問題ではないでしょうか。

    《ワンポイントミライ》(

    ミライ: 文章題から!と思いましたが、桁数の多い筆算とかだって消さずに解き直してどこ間違えたかチェックしたいですね。

    フツクロウ: ホウじゃな。
     
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