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【馬】天王寺区問題を放置すると、後10年自治体はデザイナーを活用できない
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【馬】天王寺区問題を放置すると、後10年自治体はデザイナーを活用できない

2013-03-07 07:01
    【馬車目線】2013年3月第1号
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    天王寺区マスコットキャラクター「ももてんちゃん」



     この問題、区の暴走を止めることができてよかったと思う人が多いでしょうが、事態は逆です。この問題を放っておくと、全国の規模の小さな自治体は事実上「民間の力を生かしてよりよいデザインを」することができません。自治体が、いままで予算をつけていないものに予算をつけるのは大変なことです。前回紹介したような周到な手順が必要です。

     今回せっかく天王寺区が勇気を持って「民間の力を生かしてよりよいデザインを」取り入れようとしたのですから、ここで一気に行政とデザイナーが組む道筋をつけないと後10年自治体はデザイナーを活用できなくなります。いわゆる分水嶺です。

     次のようなアイデアはどうでしょう。

    ○ 【主に天王寺区向け】いっそもっととんがる
     天王寺区は「デザインの力で、行政を変える!!」をスローガンに「天王寺区が実施する事業のホームページ・ポスター・チラシのデザイン力を上げる」としていますが、もっと風呂敷を広げましょう。

     「デザインで社会を変える」のに挑戦してみてはいかがでしょう。個々のイベントのデザインなどは都度コンペするなど分割できますが、そうじゃなくて、デザインで社会を変える取り組みを自治体・デザイナー・その他のステークホルダーで挑戦するのです。であれば、堂々とプロボノを募集できると思います。対価なんて測りようもないので、最初のうちの予算としては毎回の委員会の謝礼でむしろ適切です。
     
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