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記事 5件
  • 【マンション経営コラム|第151回】不動産投資の基礎の基礎、「路線価」について知ろう

    2018-05-29 09:50  
    不動産価格を知るための指標には、さまざまなものがあります。中でも、ニュースなどで取り上げられる機会が多いのは「路線価」です。今回は、不動産投資の基礎となる路線価の見方について学んでいきましょう。
    土地を評価するためのさまざまな指標
    地価公示価格、固定資産税評価額など、土地の価値を評価する指標にはさまざまなものがあります。国が公表する指標は、あくまで国が査定した土地の価値です。そのため、マーケットが求める価格とは異なる場合があります。売買の際の指標になる市場価格というものもあるのです。
    国が公表する土地価格の指標の中では、地価公示価格がもっとも時価に近いといわれます。路線価は、この地価公示価格の80%程度に設定されているため、時価の80%程度という目安で考えるといいでしょう。なお、土地を相続するときの相続税や贈与税の算定には、路線価が使われます。
    路線価のチェック方法を知ろう
    路線価は、毎年
  • 【マンション経営コラム|第150回】近年話題のシェアハウス、やはり立地が命?

    2018-05-25 09:29  
    近年話題の不動産投資形態に、シェアハウスがあります。成功するシェアハウスの条件は「立地」や「家賃」だけなのでしょうか?シェアハウス市場は2011年の東日本大震災以降、社会の「絆」が重要視される中で伸長してきており、賃貸物件の新たな価値提案を可能とする存在としても注目されています。
    そもそもシェアハウスとは?
    シェアハウスについては、法律上で定められた定義はありません。個々の賃借人が賃貸人との間で賃貸借契約を締結し、ベッドルームなどを個室として利用します。また、キッチン、リビング、風呂、トイレなどの共有スペースを他の賃借人とシェアする住宅が、主に「シェアハウス」と呼ばれているのです。
    三井住友トラスト基礎研究所によると、2018年2月時点で全国のシェアハウスは2,873物件に2万9,877部屋です。その多くは、東京23区など都市部に集中しています。これは、都心部での家賃が高いことから、多少生
  • 【マンション経営コラム|第149回】オリンピック終了後はどうなる?選手村の再利用で大量供給が発生

    2018-05-21 09:38  
    2020年のオリンピック開催地が東京に決まった直後は、連日ニュースで会場や選手村などの話題が取り上げられていましたが、最近は東京オリンピック終了後の会場や選手村がどのようになるのかが話題に取り上げられるようになりました。
    選手村が建設されているのは東京都中央区晴海という場所で、この場所に東京ドーム3個分に匹敵する14~18階建ての宿泊施設21棟と商業棟が整備されることが予定されています。東京オリンピックが終了した後は、この選手村はどのようになるのでしょうか?オリンピック終了後の選手村の再利用について見ていきましょう。
    東京オリンピックの選手村は再利用前提で建設されている
    一般的にオリンピック終了後の選手村は再利用することを前提に建設されています。東京オリンピック終了後は、宿泊施設をマンションに改修するだけでなく、50階建てのタワーマンション2棟を建設することによって、合計約5,650戸のマ
  • 【マンション経営コラム|第148回】20代から始めるはじめてのマンション経営

    2018-05-16 09:15  
    「不動産投資なんて富裕層だけのもの」と思っていませんか?将来の社会保障が不安、働いても給料が上がらない、ボーナスもほんのちょっぴり……という時代では20代から資産運用を考えて、不動産に投資している人も多いものです。ここでは、20代からでも始められるはじめてのマンション投資について見ていきましょう。
    こんな私でも融資が受けられる?
    不動産に投資する場合、まずは「購入資金をどうするか」という問題があります。「年収が少なく貯金もあまりないのに、何千万円もする不動産投資なんて到底無理」などと最初から考えていませんか?不動産を購入する場合、現金で購入する方法と、ローンを組んで購入する方法の2通りがあります。ローンは、銀行などの金融機関からお金を借りて購入するという方法です。
    住宅ローンを組んでお金を借りることを「融資を受ける」といいます。「融資」は、考え方によっては不動産投資の強みともいえるでしょう
  • 【マンション経営コラム|第147回】地方在住でも都内マンション経営はできる?

    2018-05-15 08:05  
    日本の人口が減少に転じる中、地方部では過疎化や高齢化が進んでいます。しかし、東京ではいまだに人口流入が続き、2025年ごろまでは都心部の人口が増加する見通しです。そのため、人口増の見込みにくい地方ではなく、都市部でマンション投資をしたいという地方在住者の方も多いのではないでしょうか。今回は、地方から始める都心のマンション投資についてみていきます。
    都市部での不動産投資は安定性がある
    東京都総務局の統計によると、東京都の単身世帯は2010年時点で292.2万世帯です。2025年には320万世帯超まで増加し、2035年ごろまで緩やかに拡大するとみられています。一方、地方都市でもマンション投資が不可能なわけではありません。地方の中心都市や、大学、企業の工場が多いエリアには、都心のようにコンパクトマンションが建ち並ぶエリアも多くみられます。
    ただ、こうした地方都市の物件は、入居者の多様性が少ないの