-
【マンション経営コラム|第227回 】池袋
2020-01-28 22:30【2020年に池袋が劇的な変化!】
池袋といえば「サンシャインシティ」や「池袋ウエストゲートパーク」、繁華街などのイメージが強く、危ない印象を持っている方が多いのではないでしょうか。その池袋が、秋葉原のような「オタク文化の聖地」としての強みを活かしつつ、文化の発信拠点として再開発事業を実行しているそうです。
初めて池袋を歩いた時にはチーマーという言葉もあり、「池袋に会社があるのはちょっと…」「できれば通勤はしたくないな」と思っている方もいたのではないでしょうか?。再開発で生まれ変わる街並みを知れば、きっとイメージが変わると思います。
そんな池袋の大規模な都市計画がスタートした経緯や、新たに完成する施設、今後のオフィスニーズに関する展望について考えてみましょう。【消滅可能性の高い都市として名高い事で再開発を後押し】
豊島区に衝撃的な出来事が2014年5月発生しました。
東京23区内で唯一豊 -
【マンション経営コラム|第225回 】品川・泉岳寺②
2020-01-21 10:00【高輪ゲートウェイ駅周辺再開発】 JR東日本は2019年4月22日、JR品川車両基地の跡地を再開発する品川開発プロジェクトを発表しました。4棟の巨大超高層ビルと1棟の大型低層ビル計5棟が建設予定となっており、約72000㎡もの敷地を利用した、東京都心でも最大級の再開発計画となっています。超大規模な商業施設群が建設される予定のため、需要の拡大も大いに期待されています。
2期以降の開発も構想されており、品川〜泉岳寺エリアが急速に賑やかに発展し、東京有数のオフィス・商業施設、高層ビル集積地になる予定です。品川〜泉岳寺エリアが人々に与える影響は非常に大きいでしょう。
山手線の新駅である「高輪ゲートウェイ駅」の設置計画も進行中で、駅と再開発ビルがセットで計画されている事も大規模な開発に拍車がかかっています。▼施設の規模5棟の施設全体の敷地面積は約72,000㎡、延べ床面積は約851,000㎡と途方も -
【マンション経営コラム|第223回 】品川・泉岳寺
2020-01-14 23:40【アジアヘッドクウォーター特区】2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まで残り半年。開催を目前に、東京の至る所で都市の再開発が行われています。中でも注目されているのが、品川駅から田町駅に至る広大なエリア、いわゆる「アジアヘッドクォーター特区」に新設される「高輪ゲートウェイ駅」の開発です。
山手線に新たに駅ができるのは1971年の西日暮里駅以来、実に約50年振り。東京オリンピック開催と同年2020年3月14日の開業を目指し、2017年2月から着工が開始されています。山手線、京浜東北線を通る駅として既に多くの利用者が見込まれています。
新駅誕生を前に、改めて「高輪ゲートウェイ駅」が位置する「アジアヘッドクォーター特区」とは一体どんな街なのかご紹介したいと思います。新築マンションポータルサイト『MAJOR7』の「住んでみたい街アンケート」(2019年9月26日発表)によると、1位「恵比寿 -
【マンション経営コラム|第221回 】渋谷②
2020-01-07 09:00【渋谷のオフィスビル不足を解消】渋谷というと以前から若者の街というイメージがありますが、強みでもあり渋谷の弱点でもあるそうです。駅の周辺に大きなオフィスビルが少なく、ビジネス街としての機能が弱かったというのが以前までの渋谷の印象でした。
2000年前後には新興IT産業が渋谷に集う「ビットバレー」ブームが起きましたが、IT産業の成長スピードにオフィスフロアの供給が間に合わなかったそうです。2001年にセルリアンタワーに入ったGoogleの日本法人が2010年に六本木ヒルズへと移転しました。成長とともに渋谷から脱出する企業が相次いだと言われています。2012年、駅前に広いオフィスフロアを持つ渋谷ヒカリエが完成し、DeNAやLINEといった大IT企業が入居しました。しかし、LINEは2017年に新宿に引っ越してしまうなど、まだまだオフィスフロアの供給不足は続いています。都内屈指の鉄道アクセスの -
【マンション経営コラム|第219回 】渋谷
2019-12-31 09:00【渋谷のオフィスビル不足を解消】渋谷というと以前から若者の街というイメージがありますが、強みでもあり渋谷の弱点でもあるそうです。駅の周辺に大きなオフィスビルが少なく、ビジネス街としての機能が弱かったそうです。
2000年前後には新興IT産業が渋谷に集う「ビットバレー」ブームが起きましたが、IT産業の成長スピードにオフィスフロアの供給が間に合わなかったそうです。2001年にセルリアンタワーに入ったGoogleの日本法人が2010年に六本木ヒルズへと移転しました。成長とともに渋谷から脱出する企業が相次いだそうです。2012年、駅前に広いオフィスフロアを持つ渋谷ヒカリエが完成し、DeNAやLINEといった大IT企業が入居しました。しかし、LINEは2017年に新宿に引っ越してしまうなど、まだまだオフィスフロアの供給不足は続いている。都内屈指の鉄道アクセスの良さを持ちながら、ビジネスパーソンにと -
【マンション経営コラム|第217回 】湾岸エリア②
2019-12-24 23:10【都心と臨海副都心を結ぶ最新インフラ「BRT」が開通】
このところ、BRTが話題になっています。東京初のBRTは豊洲など湾岸エリア全体にお住まいの皆さんのみならず、都心から湾岸エリアへ行く人や、湾岸エリア内を移動する人にとっても便利な交通手段です。
「BRT」とはBus Rapid Transit(バス高速輸送システム)の略です。道路上の専用レーンや専用道路を走るバスのこと。運行の遅れが少なく、通常の路線バスよりも多くの乗客を効率よく輸送できるという特長があります。
「東京BRT」の整備が進行中。虎ノ門・新橋・勝どき・晴海・豊洲・有明などの湾岸主要エリアをスムーズに移動。
湾岸エリアでは居住者の交通手段としてBRTの利用を見込んで建設されたマンションや建設中のマンションが多くあります。早期の運行開始が求められ、東京オリンピック・パラリンピック開催時の輸送手段としても大いに期待さ -
【マンション経営コラム|第215回 】湾岸エリア
2019-12-17 14:25【湾岸エリア】
今回は湾岸エリアの再開発をみてみたいと思います。エリアは晴海、有明、豊洲。
このあたりは激変期を迎える東京の中でも最も劇的な変化が見られるエリアの一つです。
理由は皆さんご存知の『東京オリンピック』ですね。大会まで1年を切った今、国立競技場も12月15日に無事に竣工式も迎えました。
引用:東京都都市整備局
《有明エリア》
有明は東京オリンピックの会場となる施設が集積しています。既存の有明テニスの森はテニスの会場になります。バレーボール会場となる有明アリーナや有明体操競技場なども新設される予定です。
建設中の有明アリーナはオリンピック終了後も恒久的に利用される予定です。
住友不動産が進める有明北3-1街区はタワーマンションを核とした巨大複合施設です。
エリア内のトリプルタワマンの他にも、イベントホールやホテル、商業施設などが整備され、この街区だけでひとつの街になります。2 -
【マンション経営コラム|第213回 】オリンピック経済効果②
2019-12-10 12:30【政策環境の違いと経済効果】
1964年の政策的な環境は高度成長期の真っ最中でした。特に設備投資主導型の経済成長をしていた時期で投資が投資を呼ぶと重なります。その為、オリンピック関連需要は、さらにそれに上乗せをしてGDPを押し上げる効果を持っているように思えます。
しかし、高度成長期前半のこの時期は、固定相場制度の下にあって、外貨準備の少なさに泣かされていた時期でした。景気が良くなると輸入が増えますが、その支払いがもたらす円の減価圧力を相殺し、円の固定相場を守るために、外貨準備を使用して外国為替市場にドル売り介入をせざるを得ませんでした。しかし、外貨準備は少なかったため、これには限度があり、金融引締めを行い景気を抑制しなければならなくなってしまいました。これが「国際収支の天井」といわれた経済成長への制約要因です。
このような政策環境にあったので、民間需要がただでさえ強い -
【マンション経営コラム|第211回 】オリンピック経済効果
2019-12-03 18:00【経済効果】
2020年東京オリンピックの経済効果:1964年との比較で考える
オリンピック関連の支出は経済に大きく関与する為、2020年のオリンピックの経済効果と1964年に開催された前回の東京オリンピックとの対比してみたいと思います。
参照:公益社団法人日本経済研究センター
【2020年東京オリンピックの直接経費・間接経費】
現在、2020年の東京オリンピックの諸経費は運営経費が8,200億円に上ると見込まれています。加えて、競技施設の建設・修理には6,800億円が予定されています。緊急事態に備えて、1,000~3,000億円の予備費も計上されています。オリンピックの直接経費に相当します。
参照:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会2016
オリンピックにあわせて、インフラの整備も進められます。首都高速道路の改修の他、鉄道新線の開設・在来線の延長、成田・羽田空港の拡 -
【マンション経営コラム|第209回 】新国立競技場建設
2019-11-26 10:00【新国立競技場】
今から56年前に開催された東京1964大会のオリンピックスタジアムであった国立競技場が、2020年までに新しい競技場に生まれ変わります。
東京2020大会では、開・閉会式のほか、陸上競技やサッカーが行われます。大会後は各種スポーツ・文化関連イベントに使用される予定です。
本競技場は文部科学省所管の独立行政法人、日本スポーツ振興センター(JSC)が運営主体で、施設所有権も持っています。
2019年12月21日に施設の開場式(オープニングイベント)を開催すると共に、日本スポーツ振興センターより2019年7月3日に開場後の名称が『国立競技場』となることが発表されました。
オープニングイベントでは、陸上男子短距離の世界記録保持者で男子100メートルでは9秒58、200メートルでは19秒19の驚異的な世界新記録を連発したウサイン・ボルトさんや陸上男子100メートルで日本初の9秒台を
1 / 2