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マグロを末永く食べられる第一歩が始まった
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マグロを末永く食べられる第一歩が始まった

2014-06-24 23:00

     6月18日にニコニコ動画のカフェスタチャンネルが水産資源管理を取り上げたので、視聴しました!

     【ニコ生(2014/06/18 10:30開始)】【CafeSta】キーパーソンに聞く! ゲスト:生田よしかつさん ナビゲーター:小林史明NM局次長(2014.6.18)
     
     ゲストには生田よしかつさんに加え、急遽(昨日決まった?)水産資源管理界のミスター孤立無縁、勝川俊雄さんも加わり、「日本の漁業政策の転換について」というテーマで行われました。

     今、日本の魚は全然取れなくなって悲惨な状況ですが、今ついにその泥沼から抜け出そうとしています。とてもホットな話題なのです。ちょうど今「ほぼ日」でも連載しています。

     日本の魚は「世界一」じゃない!?

     ほぼ日は、現状がきれいに整理されていますし、放送のほうは裏話的な話題が満載で、どちらも見所満載です。

     現状を抜け出すには、個別漁獲枠制度方式(IQ制度とも言われる)と呼ばれる資源管理が必要です。この方式はもう世界中で採用されていて、漁業国で導入していないのは中国と日本ぐらいだそうです。

     どういう方式かというと、それぞれの漁船で取っていい数量を決める方法です。そうしたらみんななるべく高く売れる大きくいい魚を取ろうとするので、小さい魚まで取り尽くすことがありません。今は全体で取る量を決めているので、みんな少しでも自分はたくさん取ろうと、先を争って小さいのまで取り尽くそうとしてしまいます。

     その結果、たとえばサバでは、日本は世界で一番安いサバを輸出し、ノルウェーから立派な高いサバを輸入しています。情けない話です。

     でもなぜ日本で個別漁獲枠制度方式が取り入れられないか。漁業関係者がもう反対するからです。でも、それは取り入れた国どこでもそうだったそうです。いったん個別漁獲枠制度方式を取り入れると、5年から10年もすれば漁獲量の増加が確認でき、漁師の収入も増えるそうで、今では漁師さん達も賛成だとか。

     では、他の国では、反対だったのにどうして取り入れられたか。世論だそうです。世論がそんな漁業はおかしいと声をあげることで、漁業関係者も受け入れ、その後は今よりはずっと収入がよくなるのです。

     ということで、どうやら今がそのタイミングなのです。

     放送で言っていたところだと、今、水産庁の資源管理のあり方検討会で、サバについて個別漁獲枠制度方式を行う方向で話が進んでいるようなのです。聞き間違い?

     わお。

     なんか、その議事録がなかなか出ないとか放送ではあっちこっちに話が飛んでしまうのですが、もし、取り入れられるなら偉大な第一歩です。

     まさにそのタイミングでほぼ日でも連載しているし、とにかく今仕掛けのタイミングなのでしょう。
     
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