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語り処_2023.12.17

  1. ひとことオピニオン 「日本の危機」に国民運動 自民党派閥の政治資金集めパーティーをめぐる問題で、派閥が収入の一部を所属議員に裏金としてキックバックしていた疑惑が明るみに出ました。今回の最大の問題は、パーティー券を売った議員にキックバックしたお金が政治資金収支報告書に記載されていないということです。しかし、今回の問題の本質は安倍政権による「政治権力の私物化」の積み重ねの悪弊が、ここに来て一気に噴出したということです。野党第一党の立憲民主党は先頭に立ち、他の野党を巻き込み、国民にも呼びかけて倒閣の国民運動を起こすべきです。ところが、現状をみるとそういう気運も気概も全く感じられず、単なるやったふりだけで満足しているように思えます。現在の日本の危機を乗り越えるには、普通に考えれば政権を変えるしかないのです。そのためには、野党第一党がリーダーシップを発揮して野党をまとめ、国民の支持を得ていくしか方法はありません。この問題に対して、もし適当に反対してこのまま野党各党も世論も萎んでいくのなら、日本に明日はないと思います。 2.季節の話題 大谷翔平選手のさらなる飛翔を期待 大谷翔平選手がロサンゼルス・エンゼルスからロサンゼルス・ドジャースへ移籍することが決まりました。その契約金が世界のスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)ということで、こんな途方もないお金が人一人に動くのはさすがアメリカだ、と驚いています。しかも、報酬のほとんどが10年後の後払いで、ドジャースの税負担を軽くして、その分のお金をチーム補強に使ってくれということらしいです。これは、大谷選手がプレーヤーとして一流というだけでなく、人間としても一流である証だと思います。 3.Q&A 本当の政治家主導とは 私の政治目標は、日本に議会制民主主義を定着させることです。そのために、適宜政権交代ができる体制を構築することと、国会改革により議会を本当に政治家が議論し審議する場にしていくことを、二つの大きな柱にしています。国会改革の目的は、一言でいえば「官僚丸投げの政治」から「政治家が主導し責任を持つ政治」への転換です。「クエスチョン・タイム」の拡充や「政府参考人」の出席を認めないようにして政治家が自らの言葉で論戦する国会にしていかなければなりません。また、官邸と中央省庁との関係においても「政治家主導」はもちろん重要ですが、それは大臣が官僚に一方的に指示を出すというものではありません。大臣が大きな方針を打ち出し、それに対して日本最大のシンクタンクである霞ヶ関が「知恵」を出し、双方の対話により政策を形成していく。そして最終的には大臣の判断により政策を決定し、その責任も大臣がとる。それが本当の「政治家主導」の姿です。

小沢一郎すべてを語る

「小沢一郎チャンネル」のブロマガを通じて、次の衆議院総選挙、来年の参議院選挙などに向けて私たちの主要政策を肉付けし、国民の皆さんとともに、より良い政策に仕上げていきたいと思います。

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衆議院議員 小沢一郎

衆議院議員(当選15回)。 自由民主党幹事長などを務める後、1993年離党。新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党代表を歴任。 2012年7月から「国民の生活が第一」代表。また、超党派の「新しい政策研究会」の会長を務める。

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