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腐女子の心理学(その2)
2017-09-01 09:10さて、前回の続きです。 初めての方は前回記事の方から読んでいただくことを強く推奨します。 前回は本書の前半部分といいますか、主に質問紙による調査について述べた部分を中心にご紹介しました。 山岡師匠の論考は北田師匠の著作に比べ、遙かに冷静で豊富なデータを積み上げた上でなされていますが、とは言え、スタンス的には近いのではないか。北田師匠と山岡師匠は共に腐女子に恋い焦がれる恋敵であり、両者は単に右と左から腐女子の手を引っ張っていただけのところを、ぼくはイデオロギー闘争であると勘違いして、首を突っ込んでしまっただけのことではないか……そんな疑問を述べました。 そしてその疑念は本書後半の「総合考察」と題された第12章から、一気にターボがかかるのです。 何と228pでは悪名高い――スマン、考えると悪名高いのって俺の中でだけだったわ――「やおい論争」が持ち出されます。 これは単純にホモが「腐女子キメェ
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