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夏休み男性学祭り(最終回:『見えない男性差別 ~生きづらさの理由~』)
2015-08-28 18:34 -
夏休み男性学祭り(その4:『新編 日本のフェミニズム12 男性学』
2015-08-21 19:14
レイプ被害者の小学生男児の存在を抹殺するのみならず、「弱者男性」のバッシングに邁進してきたフェミニストが最近「メンズリブ」「男性学」などと口走っているのを見て、失笑を漏らしている方も多いと存じます。 そう、それほどに昨今「男性学」といった言葉を彼ら彼女らの口からよく聞くようになってしまいました。今夏のこの「祭」は「男性学に騙されるなかれ」との警告を発するため、二十年ほど前の男性学黎明期の様子を見直しておこうとの意図の下に催されたものでした。 先月末も『日本のフェミニズム別冊 男性学』を採り上げましたが、同書は2009年に改訂版が出ているのです。というわけで、今回はそちらの方を簡単に採り挙げてみたいと思います。
ページをめくると旧版にあった上野千鶴子師匠による端書き「「オヤジ」になりたくないキミのためのメンズ・リブのすすめ」が削られ、伊藤公雄師匠の「男性学・男性性研究の現在・過去・未来 -
『ポルノウォッチング』ウォッチング
2015-08-19 19:00
一昨日お知らせしたASREAD様の記事、読んでいただけたでしょうか。 志摩市の萌えキャラ、「碧志摩メグ」に対して「女性差別だ」との声が上がったという問題を扱いました。 そこにも書いたように、「おたぽる」における昼閒たかし師匠の記事では、この騒動の根っこを「志摩市の売春の歴史」に求めていました。面白い着眼ではあれど「何とかフェミニストを免責せねば」との使命感で血眼になって探してきた「他のワルモノ」であるようにも、見えなくはありません。 ここで師匠は本件を「そうした歴史をなかったことにしたいという意志の表れであろう」、「『売春の存在は地域の恥』という意識が、人々のどこかに存在している」、つまりは「過度な社会浄化の気運の表れ」であるとモノスゴイことを言っていますが、敢えてそのリクツに乗っかるのであれば「被差別的な扱いを受けてきた女性のトラウマティックな心性を尊重しよう」という結論に、むしろな -
お知らせ
2015-08-17 19:20ネットマガジン『ASREAD』様でちょっと書かせていただきました。「海女ちゃんが「女性差別」と騒がれている件」。例の志摩市の萌えキャラ「碧志摩メグ」についてです。この件についてはまたぞろオタク界のトップが「悪者探し」をしている状況も見て取れて、笑ってしまいます。どうぞご一読を! -
ズッコケ中年三人組
2015-08-14 03:19さて、当ブログ、今年の初めはずっと『ズッコケ』のレビューが続いておりました。みなさん、うんざりなさっていたかと思います。 が! 本来、ぼくが『ズッコケ』レビューを志したのも『中年』シリーズに対する興味が発端でした。となると当然、『中年』シリーズもレビューしないわけにはいきません。 まあ、コミケ中のどさくさに紛れ、「男性学祭り」はちょっと中断。できるだけ簡単に、今回は五冊を見ていくことにしましょう。
というわけで以降、『ズッコケ』シリーズと表記する時は本来の小学生時代のものを、『中年』と表記する時は中年シリーズを指すことにします。 最初にお断りしておくと、『ズッコケ』シリーズは毎回完結が原則。が、この『中年』シリーズはリアルタイムにキャラクターたちが歳を取っていき、またハカセと陽子の恋愛などは連続ストーリー的に進行していくので、巻毎の区切りが希薄です。そのため、細かい部分で展開の誤認があ
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