フィクションにおけるリアリティとリアルは全く違う物です。
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どうも、薬理凶室のケダモノ、亜留間次郎です。今回はフィクションとリアリティの話をしてきます。

現実(リアル)は、誰も納得ができなくても関係ありませんが、一方でフィクションにおける「リアリティ」は、読者を納得させなければなりません。

フィクションの世界において読者が受け入れられないリアルはリアリティとしてダメです。
ココを間違えると正しくても面白くない駄作になります。

こうした問題は科学的な事実や、計算の正しさや、歴史考証以外にも、言葉の表記にも出てきます。
外国語をカタカナ表記するとき、アニメや漫画では原音の発音からかなりずれたカタカナを当てられていることがよくあります。

◆◇◆不正確なカタカナ語はわざとやっている◆◇◆



実際問題として、日本人の大半は外国語を正しく発音できません。

そのため、外国語が不正確にカタカナ表記されることは日常茶飯事で、翻訳家もそのあたりは解った上でやっているみたいです。

フィクションのリアリティは読者が納得して受け入れくれないと失敗なので読者が読みやすいカタカナ表記に改変されます。

いわば、実在の言葉を元に作られた半架空言語です。

例えば、児童文学の「ドリトル先生」シリーズの原題は「Doctor Dolittle」ですが、これを正確にカタカナ表記するとドゥーリトルになってきます。

ドゥーリトルではなくドリトルとしたのは、日本の子供に発音しにくいために翻訳家が改編したと言われています。
他にも、有名なルパンでも、フランス語に近い正当な発音だとリュパンだと主張する面倒な人達がいるみたいです。

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