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記事 4件
  • 上杉隆の「ニッポンの問題点」 『 石原慎太郎の都知事選と豊洲土壌汚染問題2 』

    2016-11-28 09:00  
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    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━上杉隆の「ニッポンの問題点」                『 石原慎太郎の都知事選と豊洲土壌汚染問題2 』       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ もともと、石原には優柔不断な一面がる。
     選挙のたびに、出馬か不出馬かで心が揺れていたが、「3選」は石原を支え
    る人たちにとって、「既定路線」だった。石原の性格を見越して、秘書たちは
    早い段階から選挙のための布石を打ってきた。
     選挙戦に少なからぬ影響を与えて、成功裏に終えた「東京マラソン」(2月1
    8日開催)の構想が浮上したのは、前回の都知事選直後、つまり3年以上前であ
    る。
     数万人規模の市民マラソンを開催する事はニューヨーク、ロンドン、ベルリ
    ンがそうであるように、その都市の力を世界に示すチャンスである。だがアジ
    アには同規模の市民マラソンはない。
     
  • 上杉隆の「ニッポンの問題点」 『 石原慎太郎の都知事選と豊洲土壌汚染問題 』

    2016-11-27 21:00  
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    上杉隆の「ニッポンの問題点」         
           『 石原慎太郎の都知事選と豊洲土壌汚染問題 』       
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    今回のメルマガは
    2007年4月20日号『都知事選 舞台裏から見た「慎太郎の戦争」』と題し「週
    刊朝日」に掲載された上杉隆の記事をご紹介します。また、同年3月30日号に
    都知事選に出馬された石原慎太郎氏と浅野史郎氏のspecial対談が「週刊朝
    日」で行われており、その司会を務めたのが上杉でした。その中に豊洲の土壌
    汚染問題に関して石原氏の発言が掲載されていますので一部引用してご紹介し
    ます。
    「父・石原慎太郎にとって人生最後の選挙戦です!」
     立川駅前での、長男で自民党東京都連会長の石原伸晃の絶叫から17日間の選
    挙戦は始まった。この選挙は、約40年間に及ぶ石原の政治人生の総決算でもあ
    る。 
     石原慎太郎にとって、今回の選挙ほど長く苦しい戦いはなかった。
     選挙戦のことではない。
    投票日が近づくにつれて、「石原優勢」の観測が流れ、新橋に構えた選挙事務
    所には余裕の空気が漂った。新聞、テレビが調査結果の数字を明らかにするこ
    とはなかったが、それは表向きのこと。各社の政治担当記者からすくいあげた
    数字は、「石原勝利」を確信させるものだった。
     
  • 上杉隆の「ニッポンの問題点」『 田中角栄とメディア(2) 』

    2016-11-21 10:20  
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    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━上杉隆の「ニッポンの問題点」                     『 田中角栄とメディア(2) 』       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この「文書」が角栄の手元に届いた1カ月後には、皮肉なことに彼自身が
    「別の文」を示しながら、総理の椅子から立ち上がらなければならなくなって
    いた。1974年11月26日、角栄は辞意を表明した。
    〈一人の人間として考えるとき、私は裸一貫で郷里を立って以来、一日も休む
    ことなく、ただまじめに働きつづけてまいりました。顧みまして、いささかの
    感慨もあります。しかし、私個人の問題で、かりそめにも世間の誤解を招いた
    ことは公人として不明不徳のいたすところであり、耐えがたい苦痛を覚えるの
    であります。私はいずれ真実を明らかにして、国民の理解を得てまいりたいと
    考えております〉(「退陣決意表明文」)
     
  • 上杉隆の「ニッポンの問題点」『 田中角栄とメディア 』

    2016-11-20 12:30  
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    上杉隆の「ニッポンの問題点」         
                『 田中角栄とメディア 』       
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    今年10月に報道ライブ「ニューズ・オプエド」にご出演された元自治相の石井
    一氏の『冤罪』(産経新聞出版2016年7月)や石原慎太郎氏の『天才』(幻冬
    舎2016年1月)など田中角栄氏に関する出版が多く、いま角栄氏に注目が集ま
    っています。今回のメルマガは2001年7月出版の『田中眞紀子の恩讐』(小学
    館)から角栄氏に関する記事を紹介します。
    日本外国特派員協会
    1974年10月22日、現職総理大臣を招いての昼食会は、司会役ベラ・エリアス会
    長代行(『ハンガリアン・ニューズ』)の次のような言葉で始まった。