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2012年10月の記事 14件

これは事件なのか? 読売記事盗用疑惑

私が「読売記事」を盗用していないと断言できる理由はこれまでにもメルマガで書いた通りだ。途中、「記事盗用」から「無断コピペ」と疑惑は微妙に変化したようだが(笑)、疑惑が晴れていないのは確かなようだ。今回は3回目ということもあって法的措置も考慮しているということで(すでに内容証明を送付済)、すべて手の内をみせるわけにはいかないが、それでもずいぶんと親切なヒントを書いたつもりだった。にもかかわらず、「BLOGOS」は今に至るまでまともな対応をせず、なんら回答を寄越していない。よって、今回は、ここまでの自らへの検証作業中の一部を公開することで、まったく求められてはいないが、「BLOGOS」に妄想逞しい記事に回答しようと思う。10月12日(金)、私の身にいきなり疑惑が降って湧いた。2400万人の読者がいると自称するニュースサイト「BLOGOS」が、「上杉隆氏が読売記事を盗用」といきなり断定的な記事を掲載したのだ。何の前触れもなく、一切の取材もなく発表された記事、もちろん私には「寝耳に水」で、ウォーターハザードに落としたはずのゴルフボールが耳から飛び出してきたかと思うほど驚いたものだった。なぜなら、私はそのニュースを聴いたとき、ゴルフ場にいたのだ。台風21号が接近するナハのゴルフ場、そう、私はゴルフダイジェストとニコニコ動画のコラボで実況する日本オープンゴルフ選手権の取材で当地を訪れていたのだ。さて、この32年間のゴルフ競技生活で、もとい12年間のジャーナリスト活動で、私が「盗用」した事実は一切ないし、そうした疑惑を向けられたこともただの一度もなかった。むしろ、本メルマガで書いた通り、クレジットを明確にしすぎるという、まったく逆の意味で編集者などからやんわりと注意を受けていたくらいだ(笑)。さらに、新聞・テレビなどの記者クラブメディアの「わかった」「一部週刊誌」報道などの「泥棒記事」を批判し続け、自ら、クレジットの徹底を訴えつづけてきたという経緯もある。その私が、いったい何のために、何を「盗用」しなければならないのか? 「これは事件なのか?」 

これは事件なのか? 読売記事盗用疑惑

地獄の季節 日本のジャーナリズムのために

今年、私は、日本の未熟な言論空間で、自らを実験台としてある試みを行おうと決めた。それは10月からスタートした「実験」である。事務所スタッフや一部の同業者には事前に知らせていたそのテーマはずばり「炎上月間」。ツイッターなどのSNSなどで、これまで黙殺していた卑怯なツイートに敢えて反応し、どれほどまで「炎上」し、それがどのような効果をあげ、あるいはまたどのような悪影響を及ぼすか、自らを「肴」に実験してみることにしたのだ。5月以降、自由報道協会の公益法人申請中ということもあり、私は強く個人的な意見を発する言論活動を控えざるをえなかった。いうまでもなく、内閣府や認定委員会の心証を悪くしないためである。その自由報道協会も10月1日には無事に公益法人になり、私はそうした配慮から解放されることになった。そのため、そうした「実験」が行えるようになったのだ。そして、実はもうひとつ、私は5月から準備していたある「行動」に取り組むことができるようにもなったのだ。それは、とくに3・11以降繰り返される私への誹謗中傷に対して、具体的な措置を採ってみようというものだった。今年1月、私は記者クラブを象徴とする日本の閉鎖的なメディアシステムへの抗議の意味を込めて、日本でのジャーナリスト活動を完全休止することを決め、現在実行中である。実はその判断には、もう一つの理由が隠されていた。それが今回スタートさせる「行動」である。 

地獄の季節 日本のジャーナリズムのために

ネット戦争開戦か 「150億円外資」との闘い

上杉事務所から「BLOGOS」と「アゴラ」に直接、記事の削除・撤回を求めるメールを送ってから一週間が経った。過去に二回、私はこの会社に酷い目に遭わされている。一つは、出版されたばかりの私の著書の「書評」のインタビューだといって、実際は自由報道協会の活動を貶めるそれだったということだ。そのインタビューの際、私は、記憶違いもあるからと、当時の広報担当の畠山理仁氏への取材を必ず行うこと、さらには意見の相違もあるから、記事にする際には、江川紹子氏のなどの各会員(元会員)の意見もきちんと聞くことという条件を明示・確認して、親切にも応じたものだった。二回目は、私のドイツでの講演をまったくデタラメの翻訳をネットから探してきて、私が一切言ってもいないこと、むしろ逆のことを私の発言として記事にし、それを前提に、町山智弘氏などのコメントをつけて、掲載したものだった。さすがにあまりにひどいということで、今回と同じように、私はすぐに編集部に抗議した。するとこの二回とも、「BLOGOS」と「アゴラ」は、即日当該記事の削除・撤回を行ったのだ。私は甘かった。もう、済んだこととして、その際「謝罪文」も「訂正文」の掲載も求めなかったのだ。それは、きっと執筆した記者が社内で窮屈な目に遭うだろうと心配したことや、いつものように、日本のメディア記者への期待があまりないという事情もあった。一回目の記事で私がBLOGOSの記者に対して怒ったのは、当該記事が私個人への批判ではなく、自由報道協会を貶めることにつながると考えたからだ。2回目のものは言語同断、私のコメントを捏造したトンデモ記事だったからだ。そして、明らかなミスと認めた「BLOGOS」と「アゴラ」は、すぐに対応してくれた。即日、当該記事を削除するとともに、データからも完全撤回したのだ。こうした「BLOGOS」と「アゴラ」の正直な姿勢を知っているからこそ、私は今回もきっとそうしてくれるだろうと、この一週間待っていた。 

ネット戦争開戦か 「150億円外資」との闘い

上杉隆の「自民党新総裁決定!ズバッ!と、勝手に身体検査」全文書き起こし(後半)

自民党の新総裁に選ばれた安倍晋三・元首相。彼は本当に日本文化に詳しいのでしょうか……。出演者から、そんな疑問も噴出しました。 これは自民党総裁選が行われた9月26日、元ジャーナリストの上杉隆の番組「自民党新総裁決定!ズバッ!と、勝手に身体検査」の一幕です。ブロマガ「上杉隆の東京脱力チャンネル」が主催する番組としては2回目。前回に引き続き、キャスターに『AERA』記者の三橋麻子さん、ゲストに元朝日新聞政治部長・薬師寺克行さんと、政治ジャーナリストの藤本順一さんを迎えました。 無料放送を終え、後半の有料部分に入ると安倍総裁に対するぶっちゃけ話がヒートアップ。安倍総裁を間近に見てきた経験から、藤本さんは以下のようにコメントしました。 「これ、誹謗中傷しているわけじゃなくてね、箸ひとつちゃんと持てない人が、日本文化をやっぱり語れないんじゃないかなって気はするんですよ。これは、身近に食事している姿を見ていると分かるんだけれども『ああ、この人、ちゃんと教育を受けて、日本の伝統文化の素地を持ってる』みたいなことを、感じたことが実は無くて、食べるものはジャンクフードを好んだりとか、なんていうか、別にそれで、日本の伝統文化だとか言わなかったらそれで良いんだけど、妙に言っちゃうもんだから、ちょっと違和感を、個人的にはね」 上杉隆の東京脱力チャンネルでは、今後も定期的に生放送をしていく予定です。この番組の全文書き起こし記事は、チャンネルに会員登録すると閲覧できます。

上杉隆の「自民党新総裁決定!ズバッ!と、勝手に身体検査」全文書き起こし(後半)

日本と福島のために タイムマシン記事批判

BLOGOS」と「アゴラ」の記事だけは悪意と作為に満ちた劣悪な記事(筆者・池田信夫氏)を読んでいたら、また思い出してしまった。あの3・11直後の一週間、本当に日本のメディア報道はひどかった。読者、視聴者、国民に本当に伝えるべきことを伝えず、自らの保身に走り、そしていったん伝えたものでもその後、政府発表に合わせて修正と微修正を繰り返す。そんな、あの一週間で、私はいったい何ができたのだろう。そう、あの広河隆一さんがよく言う「戦争や大震災の際にジャーナリストのみならずすべての人々が問われるのは『最初の一週間で何を為したか』ということだ。すでに私はその点での自己検証は済ませている。その結果、3月11日から18日までに自らの為したことに対しては、「DAYS JAPAN」でも触れたように一応の合格点を出している。だが今回、「アゴラ」と「BLOGOS」の酷い記事を読むにあたって、再度、振り返らければならなくなった。はっきり言って、当時、東電と政府によるの原発事故の過小発表を信じて、ほとんどの発言を外しまくった池田信夫氏や江川紹子氏(メルトダウン等)らに付き合っているヒマはない。だが、この十月は、自らの準備の整った反論のための時期でもある。時間はかかるだろうし、余計な誤解も生むだろうが、私は他の仕事の余った時間を費やして、どんどん対応していこうと決めたのだ。さて、改めて、あの3・11後の一週間で繰り返し訴え続けた、自らの「海外避難情報」を振り返ってみた。 

日本と福島のために タイムマシン記事批判

取材なき「アゴラ」「BLOGOS」への厳重抗議

沖縄での日本オープンゴルフ選手権の取材中、思いかけず私の身に降りかかっ てきたのが、でたらめな噂を元に広まったひとつの疑惑である。 それは昨年三月、震災発生直後の読売新聞の記事を私が「盗用した」という寝耳に水の疑惑であった。 余りにバカらしい。私が盗用?いったい何のために? 私には、大手新聞社の記事を盗用する理由も必要も何一つない。 だいたい、この12年間のジャーナリスト生活で、繰り返し、それこそ担当編集者が嫌がるほどクレジットを明記し、それを実践してきたのはほかならぬ私自身だと自負している。 その私が、いったい何のためにわざわざクレジットを外して、盗用する必要があるというのだろうか?まったく笑止の沙汰だ。だが、そうは言っても、現在のネット上での「上杉隆」という人物を叩くこと こそが「正義」だいう冷静さを欠いた風潮は、それこそ冷静な判断による議論ができなくなっている。何を言おうとと、私を否定したい人は否定するし、逆もまたしかりである。私の意見ではない。そうした人々は私自身を否定したいのだ。そうした半ば狂信的な人々に、どんな言葉も通用しないのが現実である。 この感情的な時代と扇情的なメディア空間、とりわけ私自身を否定したい人々が、このでたらめな噂に飛びつくのは時間の問題だと思われた。 案の定、ネット上では妄想逞しい人々がいくつもの妄想を重ね、勝手に盛り上がりはじめていた。 私は沖縄の地で可能な対応を探った。できることは、当時の関係者に確認の電話を行い、ある程度の証言と証人を集める。そして、本来のゴルフ取材に集中して東京に戻ってから、再度対応することだ。 

取材なき「アゴラ」「BLOGOS」への厳重抗議

上杉隆の「自民党新総裁決定!ズバッ!と、勝手に身体検査」全文書き起こし(前半)

自民党総裁選が行われた9月26日、元ジャーナリストの上杉隆の番組「自民党新総裁決定!ズバッ!と、勝手に身体検査」が、ニコニコで生放送されました。ブロマガ「上杉隆の東京脱力チャンネル」が主催する番組としては第2回目。前回に引き続き、キャスターに『AERA』記者の三橋麻子さん、ゲストに元朝日新聞政治部長・薬師寺克行さんと、政治ジャーナリストの藤本順一さんを迎えました。 自民党総裁選の結果を受けて、ゲストたちが自由に意見交換。薬師寺さんは安倍さんについて、 「選挙中に、(安倍氏は)随分はっきり物を言ってますよね、例えば『靖国神社に在職中行かなかったのは、痛恨の極みだ』というような発言をしたり、『村山談話とか河野談話は、見直すべきだ』というようなことを発言したりしている。それから尖閣の問題では、自衛隊について色々言及してますけど、集団的自衛権の問題、海兵隊について発言など、前の時よりは、かなりストレートな表現じゃないかと思います。だから、これをもしそのまま実行すれば色々問題が起きるし、実行しなかったら、支援したタカ派の人達がまた反発する。股裂きは(前回の総裁就任時より)もっと深刻なんじゃないかという気がします」 と、前回の内閣ではバランス感覚のよかった安倍さんが今回はタカ派の支持層とどううまく付き合うかがカギになると語りました。 上杉隆の東京脱力チャンネルでは、今後も定期的に生放送をしていく予定です。この番組の全文書き起こし記事は、チャンネルに会員登録すると閲覧できます。

上杉隆の「自民党新総裁決定!ズバッ!と、勝手に身体検査」全文書き起こし(前半)
上杉隆のニッポンの問題点

メディアカンパニーNO BORDER代表 上杉隆が政治からゴルフまで大手メディアが取り上げることのできないニュースを続々配信します。他メディアでは絶対に知りえないスクープも、権力からの圧力に屈することなく、真相をお伝えします。

著者イメージ

上杉隆

株式会社NO BORDER 社主。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局・衆議院公設秘書・「ニューヨークタイムズ」東京支局取材記者などを経て、フリージャーナリストに。政治・メディア・ゴルフなどをテーマに活躍中。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『ジャーナリズム崩壊』 『続・上杉隆の40字で答えなさい』『オプエド』『失敗から人生はゼロになる』などがある。

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