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小佐野景浩が見た新型コロナ禍の中のプロレス
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小佐野景浩が見た新型コロナ禍の中のプロレス

2020-04-24 12:12
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プロレスラーの壮絶な生き様を語るコラムが大好評! 元『週刊ゴング』編集長小佐野景浩の「プロレス歴史発見」――。今回は
新型コロナ禍の中のプロレス」です。




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燃える男、アニマル浜口――!!

“天龍番”が感傷に浸れなかった天龍源一郎引退試合

全日本プロレスを二度は裏切れない……」秋山準

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我らが英雄ザ・ファンクスの凄み! 

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プロレス史上最も過酷な闘い! G1クライマックス

『週刊ゴング』の創刊と休刊まで……闘いのゴングはこうして鳴った!

80年代タイガー、90年代ライガー! ジュニアヘビー級の歴史!!

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全日本プロレスのすべてを知る男、渕正信

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高山善廣が「帝王」と呼ばれるまで

「プロレス取材の難しさ」

一寸先はハプニング人生! アントニオ猪木!!

オシャレでスマートな昭和の頑固親父! グレート小鹿



――
小佐野さん、新型コロナウイルスの影響で3月と4月のプロレス界も大変なことになりました。

小佐野
 先月と比べても相当、悪化してますねぇ。

――
K-1の開催を巡って世間が騒ぎになりましたけど、緊急事態宣言が出たことでプロレス興行も次々に中止や延期に追い込まれて。

小佐野
 K-1が世間的なニュースにもなった頃、じつはプロレスも興行をやっていたんだけど、あんまり目立ってなかったんだよね。あそこからプロレス界も注目されていったような気がする。

――
K-1は大会場で行政が介入したからニュースになったとはいえ、あれだけ叩かれたことで戦々恐々としていたプロレス団体は多かったんじゃないかと思います。小佐野さんは3月中は会場取材されてたんですか?

小佐野
 けっこう取材してますよ。3月15日のW-1大田区体育館、翌日の大日本プロレス25周年横浜文化体育館大会。大日本ではバラモン兄弟がいつものように水ではなく消毒液をまくというね(笑)。

――
それはそれで怖いですよ!(笑)。

小佐野
 3月19日は、新間(寿)さんが「コロナなんかブッ飛ばせ!」ってこと開催されたリアルジャパンの後楽園大会。新間さんはリング上から「コロナウイルスは私が全部吸い込んだから皆さんは大丈夫です!」と叫んだりしてね(笑)。

――
ハハハハハハハハ! 新間さんだから許される……のかな(笑)。

小佐野
 その翌日にはDDTの後楽園ホールがあったし、3月23日は全日本プロレス後楽園ホール大会の三冠戦、宮原健斗vs諏訪魔。私は全日本のテレビ解説の仕事をやったんですよ。 この大会は全日本プロレスTVでのネット配信が決まっていて、 それプラスGAORAでの中継が予定されていたんだけど、 新型コロナの事情が鑑みられてGAORAは放送を取りやめられた。

――
GAORAはK-1の放送も取りやめましたね。

小佐野
 その全日本の大会は急遽サムライTVが放送したんですけど、 後日あらためて実況解説を取り直したから、同じ大会を2回しゃべることになったんです。それ以降は大会がどんどん中止になっていく流れになって。3月29日のノアの後楽園は無観客興行、4月1日のW-1最終興行の後楽園も無観客。本来だったらチャンピオンカーニバルの開幕戦だった4月6日の全日本後楽園大会は、チャンピオンカーニバル自体が中止になっちゃったんだけど、会場が新木場1stリングに変更となり無観客でやって。

――
興行をやるなら無観客という流れになっていきましたね。

小佐野
 その大会は全日本プロレスTVが生配信して、無観客だったということでGAORAが4月29日に中継します。

――
GAORAは無観客であれば放送するんですね。

小佐野
 いわゆる観客ありだと放送しないという判断なんですよ。おそらく会社のコンプライアンス的なものがあるんでしょう。大日本プロレスの北海道ツアーもいろいろと批判の声が上がってましたよね。

――
北海道は、いち早く独自で緊急事態宣言を出してましたね。

小佐野
 「たくさん感染者が出ている東京から来ないでくれ」と。結局大日本は1大会やったところで政府が緊急事態宣言を出したということで5月5日の文体までの興行は取りやめになって。新日本プロレスも5月の『レスリングどんたく』までの興行は中止になってるし。

――
福岡は、博多どんたく祭り自体が中止になってますからね……DDTもだいぶ先の興行まで中止になりました。

小佐野
 新型コロナには、手も足も出ない状況になってることはたしかだよね。もう大ダメージですよ。 そして会場自体が使えなくなってきたし。

――
緊急事態宣言により後楽園ホールも使えなくなっちゃいましたね。 
小佐野 配信ツールを持ってる団体はどこかしら会場を見つけて発信はできるんだけど、会場が使えないとなるとどうしようもない。

――WWEのように自前の会場を持っているわけではないですし。 

小佐野
 いまは多団体時代でプロレスをやってない日はない……って言われるぐらいだったのに、プロレスをやってない日が日常になってきた。ちょっと前からすれば、想像しえなかったことが起きてるよね。

――
取材するほうもリスクがあるというか……。

小佐野
 無観客試合はアナウンサーと並んでマスクなしで解説仕事。GAORAからサムライTVの中継に変わった別録りも録音スタジオでしゃべってきたからね(苦笑)。 

――
三密ですよ!

小佐野
 まあ、どこへ行ってもゼロリスクはありえないから。普段から、うがいや手洗いを徹底して、もの凄く気を遣っている。自分がかかるのは当然怖いんだけど、取材相手にうつすのが……選手や団体関係者、マスコミ誰か一人でもかかったらまずい。 

――
興行に関わってる人は全員休まなきゃいけなくなるし、無観客興行といってもリスクはあるわけですよね。

小佐野
 観客ありでやってたときも、いろいろと対策は取っていて。休憩中に換気のために窓を開けたりするから寒かったんですよ(笑)。 あとは休憩中のグッズ販売をやめたりね。

――
濃厚接触の機会になっちゃいますよね……。

小佐野
 開場時間を早くしてお客さんが集中して入場しないようにしたりとか。あと興行終了後、お客さんが一斉に帰らないようにブロック別に退場させたり。後楽園ホールにしても会場の5階までのエレベーターは密室になっちゃうときがあるからね。他のイベントに比べてプロレスはしぶとくやっていたけど、できる範囲のことはやっていたのは事実なんだよ。
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テニスやバドミントンや卓球が感染リスク
ウンヌン言われて自粛になってるうちは
プロレス格闘技の再開なんて問題外
接触度合いが上記と比較にならないもの
無観客でもお前ら何やってんだよって
言われちゃう
残念ですがプロレス格闘技の再開はあらゆる
プロスポーツで最も遅いものになる覚悟を
関係者は持たないと行けない
RIZIN真夏のビッグイベントもありえない

No.1 53ヶ月前

これでもう古い興行体質変えないと!

No.2 53ヶ月前
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