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牧夫の1日
2024-03-09 10:28500ptエバグリーン牧夫の冬の1日530〜起床600〜朝飼630〜夜間放牧の馬を収牧730〜昼間放牧の馬を放牧800〜馬房掃除900〜朝ごはん休憩930〜夜間放牧の馬を放牧1030〜馬房掃除1130〜午前業務終わり1130〜昼休み2時間1330〜午後業務開始1330〜馬房作り1330〜夜間放牧の馬の夕飼を外で飼付け1430〜昼間放牧の馬を収牧、ウォーキングマシン1500〜繁殖収牧+曳運動1530〜繁殖の飼葉作り1600〜日報、治療など1630〜終業ここに除雪が加わると若干バタバタしますが、その機会は月2回程度。管理頭数が36頭なので、4人いれば比較的楽に終わります。五人だと1600には終われますね。ここに当番で夜飼が入ってきます。というわけで、上記の通り、冬場は1日の労働時間8時間、拘束時間8.5時間。五人いると7.5時間労働です。これが多いのか少ないのかはわかりませんが、初任給21万円で月5日休み。時給換算すると1050円。冬場はこれに燃料手当が1万円プラスされ、街から通う人には交通費も支給されます。家賃は半分会社負担。夏場はセリシーズン手当として1〜3万円プラスです。そうするとざっくり計算して1年目の年収は289万円くらい、男女関係なく、学歴不問。高卒男性平均年収は295万、女性は220万らしいので、ちょっと低いかな。ウチの場合、一年目はボーナスか無いけど、セリボーナスが一年目からセリに従事すると30万程度はあるので、年収300万は超える。セリ未参加でも10はあるから年収300万くらいってことでいいですね。まあまあだと思うのだが、上には上があるよねぇ。まあ、生産牧場でこれならいいでしょう。知らんけど。というわけで、話が脱線してしまいましたが、藤沢の最近の一日も紹介。 -
牧夫修行日記~発情~
2024-03-08 18:08500pt朝はかなり冷え込みます。今朝もマイナス10℃です。3月もかなり本気をだしていて、これなら2月の方が、暖かかったような気がします。そんな試される大地も、来週からは春の訪れを感じられそうです。というわけで、天気予報士のような冒頭分からスタートし、本日は発情についてです。 -
牧夫修行日記~出産~
2024-02-28 17:43100pt2毎日続けていたブロマガですが、すっかりご無沙汰しておりました。これからは、不定期でもう少し内容を濃くやっていこうと思います。たまにでいいんすよね、たまにで。その方が大切に思えるから、と自分に言い聞かせてます。というわけで、今後ともよろしくお願いいたします。さて、もう冬も終わり春の訪れを感じていた矢先に、先日は突然の大雪でした。牧場もどえりゃあ積もりまして、除雪除雪に追われた一日に。分場と本場の二か所除雪は骨が折れます。そんな大雪の日がよりにもよって種付けになるなんて。今回は優駿SSまでの種付けだったからよかったものの、社台繋養種牡馬だったら、行くのを止めていたかもしれません。それくらいの大雪で、除雪が追い付かず道路幅は不明、風もあってホワイトアウト気味。国道は除雪が入っていたのですが、1本逸れると、そんな感じでした。超ゆっくりでなんとか到着し、種付けも無事おわり。死ぬ思いで行ったから、なんとか受胎していてほしいですね。思い出深い、種付けでした。因みに、悪天候のため、数件の牧場が種付けを中止した、という情報が。その理由が、「夏タイヤだから」色々とやばい。というわけで、本題の出産についてです。 -
牧夫修行日記~蟻洞~
2024-02-13 17:22100ptお久しぶりです。今日は蟻洞について解説していきます。皆さんは、蟻洞と砂のぼりの違いをご存知でしょうか。おそらく感覚で覚えており、明確な違いはほとんど理解していないと思います。私もそうでした。結論からいいますと、「砂のぼり」は俗称です。正式には蟻洞といいます。ただ、蟻洞と呼ばれるには白線を越えて蹄壁中層と葉状層の間に分離が生じたものだけのようです。葉状層まで届かない場合は蟻洞ではありません。じゃあ、葉状層まで届かないけど、砂が入って化膿し跛行した場合はなんて呼べばいいんですかね?そうなるとやはり「砂のぼり」と呼んでいいと思います。おそらく、診断書には蟻洞と記載されるのでしょうが。というわけで、「砂のぼり」と呼び続けましょう。 -
牧夫修行日記~銅~
2024-01-28 14:05100ptやったら暖かいですね。もう春がきたような陽気な気候ではありますが、どうやら2月からは最高気温がマイナスの従来の寒さに戻るようですよ。風邪、インフル、ノロなどが流行っているようですし、この気温差で藤沢もダウンしないように気をつけたいとおもいます。というわけで、今日は掲題の「銅」について。 -
排膿
2024-01-17 17:242番放牧地にて脚がイテテな子たちは続々と排膿しております。歩様も大分よくなりましたね。これは、所謂「砂のぼり」という俗称で呼ばれています。白線裂から化膿して、膿が出やすい箇所からでてくると歩様が楽になります。2番放牧地でいえば、残りはあと二頭。「2番放牧地では」と、言いましたが、実は2番放牧地だけです。発症しているの。原因はよくわからないですが、暖冬で雪が解け、デコボコな地面が露出している事がメインだと思う。そして、2番放牧地が一番雪が解けやすいんですよね。斜面で解けた雪が丁度留場と餌場所にあつまりますし。土地柄、いろいろと難しいこともありますが、よくある症状ですので、あまり気にせずに過ごしていきましょう。そういえば、競走馬がしばしば発症する「蟻洞(ぎどう)」と「砂のぼり」は何が違うんだ!!という疑問がよく話題にあがりますが、それはまた別の機会に。あれ?以前、ブロマガで取り上げたっけか?? -
藤沢の1日
2023-12-02 23:46100ptかぁ〜つれ〜実質2時間しか寝てねーからつれーわー2時間しか寝てねーからなあ〜とミサワもびっくりな1日でしたがまだまだ続きそうで。何かと毎日イベントがあるなあ。いいことで毎日忙しければいいのにというわけで例によって藤沢の1日をご紹介 -
牧夫修行日記~えん麦~悪魔崇拝
2023-11-13 14:56100pt今日は赤い羽根共同募金の評議員として寄付のお願いをしてまいりました。とは言っても、毎年決まった牧場さんや個人宅に伺うだけなので、集金活動です。事前に「◎月◎日に寄付のお願いに伺います」と通知が行きますから非常にスムーズ。某政党の党費集めなんか、「党や政治に対する不満」やら「おれもう◎◎党やめるから」やら、なかなか大変そうなので、それに比べたら楽なものです。1年に一回、この時にしか話さない人もおりますから、前向きに考えて取り組んでいきましょう。というわけで、今日はえん麦について。 -
牧夫修行日記~腰フラ~
2023-11-10 20:00100pt先日の講習会で受講した内容です。30~40分の講習を受けるのがシンドイぜ!という人向けにざっくりまとめようと思います。要点は3つ。1.発症時期のほとんどが1~2歳時で6ヵ月齢より前に発症することは非常にまれ2.JRA育成馬の中で頸椎病変(240頭中54頭で22%)を認めたうち、発症は1.3~2%3.予防や治療は研究中ここからは少し掘り下げて解説していきます。 -
牧夫修行日記~皮膚病~
2023-11-07 10:50100pt先日参加した日高育成牧場主催の「実践プログラム」にて受講した講義のテーマ、「皮膚病」について今日は語りたいと思います。多くは、真菌性(かび)によるもので、それ以外では細菌性(ブドウ球菌)のものがあります。正直、カビなのか細菌なのか、蕁麻疹なのか区別がつかない時が多く、獣医さんでも悩まれるケースも。抗炎症剤であるデキサを打てば蕁麻疹は引きますが、免疫を下げてしまうので真菌や細菌が増殖する可能性も。というわけで、今日は写真付きで紹介していきたいとおもいます。※一部過激な画像が写りますので心臓の弱い方はご遠慮ください
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