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記事 3件
  • 代表質問など

    2016-01-29 18:32  
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     石破 茂 です。  甘利大臣の辞任について、多くを語ることは控えたいと思います。 経済再生やTPPの他に、厚生労働大臣とはまた別の立場で社会保障政策全般についても責を負っておられました。ある意味、最も困難な職務のいくつかを果たしてこられたことに敬意を表し、少しでも休息を取られることを願っています。誠にお疲れ様でした。近くで見ていた者の一人として、心からそう思います。
     衆・参両院の本会議で代表質問が行われましたが、議論があまり噛み合わず、やや残念な思いも致しました。これは答弁する政府側よりも質問する野党側が、論点を網羅的にしたことで議論が拡散してしまったことに大きな問題があるように見受けられました。 一問一答形式ではない本会議質疑の性格上やむを得ないことかとは思いますが、更なる工夫をお願いしたいものです。 閣僚席で野党からの質問を聴きながら、私自身、民主党政権下における野党の政調会長時代

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  • 日本版ベーテル など

    2016-01-15 20:50  
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     石破 茂です。
     今週も、平成27年度補正予算の衆・参両院の審議でほとんどの時間を費やしましたため、本欄に多くのことを書くことが出来ません。ご容赦くださいませ。
     衆議院での補正予算審議は議論が拡散し、いまひとつ議論が噛みあっていない感じで、やや残念な思いが致しました。主に軽減税率導入とそれに伴う減収分の財源についての質疑を中心に審議が行われたのですが、低所得者対策と所得再配分機能の発現について、本日から始まった参議院でより精緻な議論が展開されることを期待しています。
     野党の皆様の強いご主張である「安全保障法制廃止」については今までを見る限りにおいてほとんど論理を詰めた議論がありません。北朝鮮の核実験、中国の人工島建設とアメリカ駆逐艦の行動、ISの動向、普天間代替施設建設など安全保障関連の議論の素材は多くあり、補正予算との関連で幅広い議論が今後行われるものと思います。
    「個別的自衛権は

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  • 日韓、北朝鮮など

    2016-01-08 21:21  
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     石破 茂 です。  新年明けましておめでとうございます。旧年中賜りましたご厚情に心よりあつく御礼申し上げますとともに、本年が皆様にとって良き年となりますようにお祈り致します。
     昨年末の日韓外相会談により、所謂従軍慰安婦問題に一定の解決が図られました。  この件については様々なご意見があることを十分に承知しておりますが、私自身はこの解決を正しく認識すべきものと考えております。  韓国の内政問題の要素も大きく、今後韓国内の世論の動向を注意深く見ていかなくてはなりません。軍事政権下において日韓関係が比較的静穏であったのは、世論がコントロールできる体制であったからであり、民主化後は大きく様相が異なります。  日韓に緊密な連携を取り戻すことが北東アジアの平和と安定の大きな鍵であることは間違いのない事実であり、それなくして日米同盟も、米韓同盟もその機能を完全に果たすことはできません。日本も、韓国も

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