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同盟のジレンマなど
2015-09-25 20:45110pt石破 茂 です。 シルバーウィークなるものも終わり、世の中は平常の体制に戻りつつあるようです。 日頃の疲れを癒された方、行楽地にお出かけになった方、連休と関係なくお仕事をなさっておられた方、いろいろな過ごされかたがあったことかと思います。 私は後半の二日間、何年振りになるのか、全く予定の入らない時間を過ごしました。有り難いことでした。日頃寝ていない分を取り戻して、少しでも良い状態で今後に臨もうと思ってはみたのですが、あれこれ仕事のことが頭に浮かんで寝付けない、やっと寝たらいろいろな夢を見て目が覚める、結局仕事の本を読んで何とか精神の安定を保つ、というような有り様で、ワーカホリックもかなり重症です。 しかし、日頃見ないNHKのBS番組をいくつか見られたのはとても幸いでした。以前も放映された「映像の世紀」のデジタルリマスター版と、NHKスペシャル「憎しみはこうして激化した 戦争とプロパガンダ -
政策集団など
2015-09-11 20:03110pt石破 茂 です。
昭和30年の保守合同によって自民党は結党され、31年12月の総裁選挙において8つの派閥が結成されました。 ある人から指摘されて初めて知ったのですが、60年後の今日自民党に存在している7つの派閥はすべて何らかの形でこの8つの派閥の系譜を引いており、全く初めての派閥というのは近年ないのだそうで、何だかベンチャー企業の創設のような感じです。 地方創生の大きな鍵の一つは全国、特に地方におけるベンチャー企業の創設なのですが、それには多くの困難が伴っています。それを一つ一つ解消するべく努力しているのですが、自民党においてそれを始めることがこんなにも多くの波紋を呼ぶのだということを改めて感じています。 日本国を、政権を担うことがいかに困難なことか、議員を30年近く勤め、閣僚や党役員を多く経験させていただいて、それを痛感しています。10年先、100年先の日本を見据えたビジョンを作る -
オーストリアなど
2015-09-04 18:24110pt石破 茂 です。
今週火曜日早朝、羽田着の便で、二泊四日のオーストリア出張から帰国致しました。 林業現場、CLT工場、CLT建築や農村観光の現場視察、フィッシャー大統領やルプレヒター農林・環境・水利担当大臣との会談など、息つく暇もない日程でしたが、得るところが非常に大きい有意義な出張となりました。 ご尽力頂いた竹歳誠・駐オーストリア日本大使、大使館スタッフの皆様、まち・ひと・しごと創生本部の皆様のおかげと、深く感謝申し上げます。
人口八百万人、北海道くらいの広さしかない国において、何故林業が主要産業であり、人口の三倍の外国人観光客を集客し、一人当たりの国民所得は日本より多く、原発なしでやっていけるのか。 地盤が固くて林道網の整備が容易でコストが低い、陸続きの国からの客が多く送電も受けられる、人口の少ない小国であるが故に労働生産性の低い産業が無い、等々と一言で片付けてしまうのは簡単です
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