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記事 3件
  • オーストリア出張など

    2015-08-28 18:11  
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     石破 茂 です。 今日はこれより午前零時50分発の便に乗り、フランクフルト経由でオーストリア・ザルツブルグへ参ります。 9月1日の早朝着便で帰国の予定で、このような日程を「2泊4日の弾丸ツアー」と言うのですが、国会開会中でもありやむを得ません。 現地ではフィッシャー大統領、ルプレヒター農林大臣との会談や、日本CLT協会とグラーツ工科大学とのCLT技術交流協定締結式、林業現場や農山村観光視察などの予定が入っております。
     麻生内閣の農林水産大臣在任中、来日されたオーストリアの農林大臣と会談して以来、オーストリアの林業政策には関心を持っていたのですが、十分に研究した上での自分なりの解を見出せないまま今日に至ってしまいました。  日本の総面積の67%は森林であり、地方ではその比率はさらに大きく、林業の再生なくして地方創生はあり得ません。日本の林業・山村の衰退、森林の荒廃の理由は「貿易の自由化

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  • RESAS活用など

    2015-08-21 15:31  
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     石破 茂 です。
     14日に閣議決定された70年談話については、様々な立場から多くのご意見があるように見受けられます。 私も閣議において花押を記し、この談話について内閣の一員として連帯して責任を負う立場にあり、「道義的責任と政治的責任」「大日本帝国と日本国の連続性」「国家と国民」等々、多々考える機会となりました。 国内外の様々な立場に配慮したうえで、日本国として熟慮を重ねた談話であることは間違いありません。 日中戦争(最後通牒も宣戦布告も発せられていないため、「事変」と呼称することもあります)から太平洋戦争に至るまで、戦争を体験した方々がなおご存命のうちに、自分なりの解をも見出し、次の世代に引き継ぎたいと願っています。
     最近、本のご紹介が多くて恐縮なのですが、「日本人はなぜ終戦の日付をまちがえたのか-8月15日と9月2日のはかりしれない断層」(色摩力夫著、黙出版)は、その意味において興

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  • 戦後70年など

    2015-08-07 19:28  
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     石破 茂です。  酷暑の日々が続きます。昭和53(1978)年、暑い中を就職活動で会社訪問をしていた37年前の大学四年生の夏をふと思い出します。漠然と新聞社かテレビ局を就職先の候補として考えていたのですが、当時参議院議員であった父親から「それだけは絶対に駄目だ。他人を批判ばかりしている職業に就くことは許さない」と一喝され、国鉄や航空会社にも難色を示されて、結局都市銀行(当時はメガバンクなどという言葉はまだ無く、都銀だけで14行もありました)に絞って就職活動をしていました。中央官僚、県知事、参院議員であった父親はそれなりにマスコミを大切にしていたようにも思うのですが、倅をその仕事に就かせることには相当に強い拒否感があったようです。
     自分も父親と同じ政治の仕事に就いてみて、彼の言っていたことが少しわかるような気がします。もちろん健全な民主主義の発展のためには批判勢力の存在が必要不可欠であり

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