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有権者との「物語」共有など
2016-07-29 19:40110pt石破 茂 です。 相模原市の凄惨な事件には言葉を失います。犯人は「知的障害者を殺せ」という神の命令が聞こえた」「(障害者は生きている価値が無いという)ナチス・ドイツの思想に共鳴した」とも伝えられますが、実際にそれをどのように考えるべきなのかは精神分析の知識に乏しくてわかりません。学生時代に刑法学や犯罪学で習ったロンブローゾやフェリーの社会防衛論や生来的犯罪人論ではとても説明しきれないように思われるのですが、あれから40年、知識も随分と古くなってしまい、軽々なことも言えません。深い闇を覗いたような、とても重苦しい気分です。 障害を持った人であっても健常者と等しい暮らしが出来るようにすることを目指すノーマライゼーションの思想は、「どのような人もこの世における使命を持って生まれてきた」との考え方に基づくものと承知していますが、「一億総活躍」を標榜する以上、政府・与党としても、この問題に真摯に向 -
「物語を創る」ことなど
2016-07-22 18:04110pt石破 茂 です。 選挙も終わり、永田町・霞が関には静寂に包まれたような雰囲気がありますが、実は水面下で補正予算の編成などの作業が不眠不休で行われております。 新聞の政治面(「政局面」と言う方が正しいかも知れませんが)には閑ネタのような人事の憶測記事が載っていますが、この季節、いつもながら煩わしいことです。任ある間は、与えられた任務に全力を尽くす。それ以外にありません。
週末は久しぶりに地元に帰り、いくつかの夏祭りや納涼大会をハシゴする予定です。 ここ数年、ずっとそのような機会はありませんでしたし、今後もそうは多くないのかもしれませんが、先日の参議院選挙で鳥取県に帰った際に「テレビでは見るけれど、石破さん本人には初めて会った」と仰る方がかなり居られて、少なからずショックを受けました。 麻生内閣の農林水産大臣在任中に行われた政権交代選挙の前は、週末可能な限り選挙区に帰って懸命に地域を歩いた -
参議院選挙など
2016-07-15 16:36110pt石破 茂 です。 参議院選挙は大変お世話様になりました。全国各地でご支援いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
「自公大勝、野党伸び悩むも共闘に一定の成果」という結果はまず予想通りと言うべきで、さして驚くべきことでもありませんが、新聞各紙やNHKを含む各局が「改憲勢力が三分の二を超えた」と大々的に報道していることには強い違和感を覚えます。 国会における議論の推移を見たのちに、「憲法第○条改正を目指す勢力が三分の二を超えた」というのならともかく、どの条文を改正するべきか、どの改正が最も急ぐものか、などまだ全く決まっていない段階でこのような報道をするセンスはいかがなものでしょうか。 仮に第9条の改正を目指すと思われる勢力が三分の二を超えたのだとしても、それは憲法第96条に定められた国民の権利である「国民投票に付するための提案が出来る状況が現出した」ということであって、これを否定的に解すること
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