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記事 4件
  • 「軍」、上野村など

    2015-03-27 19:45  
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     安倍総理の「わが軍」発言が一部で取り沙汰されております。言葉尻を捉えてことさら問題視するのもいかがなものかと思いますし、総理もすぐに「自衛隊」と言いなおされています。 しかし、この際一度「軍隊とは何か」について整理しておく良い機会なのかも知れません。
     「自衛隊は国際的には軍隊だが国内的にはそうではない」というのはわかったような、わからないような、何とも曖昧模糊たる禅問答のような答えですが、軍隊の本質が「外的勢力から国の独立を守る」ものであり、自衛隊法もこれを「(唯一の)主たる任務」と位置付けている以上、その意味において自衛隊は国際法上の「軍隊」であると言わなければなりません(「主たる任務」「従たる任務」と「本来任務」「付随的任務」は定義が異なりますので混同しないよう注意が必要です)。 国の独立を侵すのはあくまで外的勢力ですので、その際の規範は当然国際法に依拠することになり、「国際的には

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  • ディベート、振替休日など

    2015-03-20 19:37  
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     石破 茂 です。  参議院での予算審議は整斉と進んでおり、一日も早い予算成立に向けて更なる努力をしたいと思っています。  お気づきの方も多いと思いますが、衆議院での「質疑時間一時間」とは質問と答弁を併せて一時間を意味するのに対し、参議院での「質疑時間一時間」は質問だけで一時間を意味します。前者を「往復方式」、後者を「片道方式」と呼称するのですが、片道方式は参議院のみに存在する形式です。  答弁する立場から言えば、衆議院では延々と答弁することによって時間を費消するという技も使えますが(あまり良いことではありませんが)、参議院ではこれが通用せず、いかに要点を押さえて簡潔に短く答弁するかが技の見せ所となります。蓮舫議員などはこの辺りをよく心得ていて、時間内で鋭い質問を、ストーリー性を持たせながら多く繰り出す様は、立場を異にする党ながら見事なものだと思わされます。  単なる絶叫型でも糾弾型でも演

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  • 追悼式典、五島列島、予算通過など

    2015-03-13 20:15  
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     石破 茂 です。     11日は震災から四周年の追悼式典が天皇・皇后両陛下ご臨席のもとで行われました。  誠に畏れ多いことながら、天皇陛下のお言葉はお心のこもった有り難いものでしたし、遺族代表の方々、なかでも宮城県石巻市の若い女性の言葉には胸打たれるものがありました。この式典はいつも厳粛な気持ちにさせられます。  民主党政権のもとでの追悼式典は、両陛下ご臨席・ご退席の際も参加者は着席のまま、国歌は斉唱ではなく陸上自衛隊中央音楽隊による演奏のみという実に異様な形式で、強い違和感を覚えたものでした。  日本において、政権交代可能な二大政党は存在すべきですし、民主党に立派な議員がいることも事実ですが、皇室や国歌に対する畏敬の念や対応が我々とは根本的に異なる政権が日本に存在していたことの恐ろしさを今更ながらに思います。
     さる8日日曜日は長崎県五島列島の新上五島町と五島市で開催された自民党長崎

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  • 議員活動など

    2015-03-06 18:50  
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    石破 茂 です。 予算審議も地方公聴会が行われるなど、衆議院通過の目途が立ちつつあります。暫定予算不可避とも言われておりますが、衆議院における残りの審議ならびに参議院審議においても、誠実かつ丁寧に対応して参りたいと思います。
     補助金を受けた企業からの献金が問題となっていますが、「補助金を受けたことを知っていた、知らなかった」という議論が繰り返されるのはあまり意味が無いように思います。  かつて政治改革の議論が活発であった頃、「民主主義のコストとは何か、それを誰が負担すべきなのか」という議論を盛んにしたものでした。  「もっと議員を減らせ、もっと報酬を下げろ」という論は一般受けするかもしれませんが、この行きつく果ては「議員は無報酬でいい」、さらには「議会は要らない」という、特定の者しか政治に携われないような結論、あるいは民主主義の否定にもつながりかねません。
     個人的には、議員の数を減らし

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