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- 2024/12/14【後編】感染症の伝染力を表す方法・集団免疫:グァバちゃん
【前編】感染症の伝染力を表す方法・数理モデル:グァバちゃん
季節もすっかり冬へと移ろい、インフルエンザやノロウイルスの季節に……みなさんお元気ですか? 寒さで枯れそうな感染症マニアのグァバちゃんです……これまでグァバちゃんはインフルエンザ・デング熱・レプトスピラ症と、色々な感染症を紹介してきました。本日は打って変わって、感染症の流行を理解するために必要な「数理モデル」のお話をします。みなさんは感染症の「感染力の強さ」を表す数値をご存知ですか?たとえば麻疹(はしか)は感染力が強いことで有名ですが、感染症の感染力はどうやって比較するのでしょう?感染症の伝染力は以下の2つの指標から評価されます。1. 基本再生産数(basic reproduction number):R02. 実効再生産数(effective reproduction number):Rtこの2つの指標は、感染症の流行やワクチンの有効性を理解する上で必要な、感染症疫学の基本中の基本となる概念です。おっと、なんだか数学的で難しく感じましたかね。大丈夫、今回は噛み砕いて説明するので、中高生の方でも理解できるように優しく解説します!というわけで、前編の今回はまず、この2つの指標の意味と使い方についてお話しましょう。以下会員限定 -
【後編】遺産相続の揉め事を小説のネタにした話:亜留間次郎
今回は「遺言執行者」にされたワシの話ですどうも、薬理凶室のケダモノ、亜留間次郎です。引き続き、遺産相続の話をしましょう。前回は、国によって違う遺産相続事情と、現実とフィクションの違いなどが主体でした。今回は、ワシが他人の遺産相続にモロに首を突っ込むハメになり、ひどい目に遭った、ドイツの「遺言執行者」の話をします。この件で振り回されて、慌てて勉強することになったので、それをネタになろう小説も書きました。●スットコドイチェラント※作中ではワシが巻き込まれた当時の法律に基づいており、現行法は改正されているため、一部異なります。前置きはこの辺にして、さっそく解説に移りたいと思います。以下会員限定 -
【前編】遺産相続の揉め事を小説のネタにした話:亜留間次郎
遺産相続のゴタゴタは国が違っても面倒臭いですどうも、薬理凶室のケダモノ、亜留間次郎です。今日は遺産相続のお話をしましょう。ワシはいつ精肉加工所に出荷されて殺処分されるか分からないので、遺言状はしっかり作って公正証書にしてあります。作家の場合は遺産相続した遺族が出版に同意しなかったせいで本が絶版なんて事態もあるので……ちなみに、薬理凶室が関わる著作の権利に関してはくられ所長に権利を譲渡するように公正証書に書いてあります。なので、ワシの遺族が反対して「アリエナイ理科」シリーズが絶版なんて事は起きないのでご安心ください。遺言状はこうした問題に備えるためにも作っておく必要があります。自分自身の事はこうして事前に処理してある訳ですが、実のところ、ワシは他人の遺産相続にモロに首を突っ込むハメになり、ひどい目に遭いました。そして、そのネタを元に書いたなろう小説が「スットコドイチェラント」です。●スットコドイチェラント※作中ではワシが巻き込まれた当時の法律に基づいており、現行法は改正されているため、一部異なります。なろう小説なのにドイツの法律についても細かく第何条の規定がどうこうまで書いています。遺産相続に巻き込まれてから慌てて勉強したんですよ……ということで、今回はそんな、各国でだいぶ異なる遺産相続にまつわる話をしていきましょう。以下会員限定
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