• このエントリーをはてなブックマークに追加
コンテンツ布教においてパッケージの存在は頼もしいという話
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

コンテンツ布教においてパッケージの存在は頼もしいという話

2014-05-11 21:50
    ごきげんよう。有料メルマガ評論家の渡辺文重です。久しぶりの更新となります。今回は、今までに何回も書いたテーマですが、レコメンドの重要性についてです。私は昨年6月に、以下のような原稿を書きました。
    それは2009年のこと。私は偶然見つけたアニメ・声優イベント好きな人たちが集う忘年会に参加することにしました。参加者の平均年齢は若く、しかも、全く面識のない人ばかりでしたが、同好の士と言うことで温かく迎えてもらいました。この時に知り合った人たちとは、その後も、声優ライブ後の打ち上げを行うなどして、親交を深めることになります。

    ある時、仲間の1人が「今、『ラブライブ!』が熱い!」と語り出しました。そして彼はiPadを取り出し、私たちに『ラブライブ!』の映像を見せるのです。『ラブライブ!』のことは「情報」として知っていたのですが、その情報に私は魅力を感じていませんでした。しかし、彼があまりに熱心に勧めるので、そのうち情報をチェックするようになりました。それは2011年9月のことです。

    結局、『ラブライブ!』を初めて生で見たのは、2012年8月に行われた「アニサマ」という、アニメソングの一大イベントの時でした。この時の受けた衝撃はすさまじく、その気持ちは、同年10月に行われた「電撃20年祭」のライブで確信に変わりました。

    『ラブライブ!』は2013年1月からアニメ放送がスタート。そして、同年6月16日にパシフィコ横浜で3rdライブが開催されることが発表されます。しかし、私はチケットを獲得できませんでした。正直、気持ちが折れかかりました。その後、映画館でのライブビューイング開催が発表されたのですが、微妙な気持ちのままでした。

    しかし、ここで『ラブライブ!』を諦めるのは悔しいという気持ちもあり、結局、池袋の映画館で行われたライブビューイングに参加したのですが・・・。やっぱり、参加して良かったと思いました。『ラブライブ!』のステージは本当に感動的でした。

    つまり、何が言いたいのかと言うと、『ラブライブ!』を紹介してくれた友人たちに対する感謝の気持ちでいっぱいだと言うです。また、コンテンツの魅力を本当に伝えられるのは、情報などではなく、人の熱い気持ちなのだと、あらためて気付かされたということです。

    私も素晴らしいアニメをみんなに伝える人間になりたい。というわけで『ラブライブ!』、要チェックです!
    このように、熱烈なラブライバーのレコメンドがあって、私もラブライバーとなった次第ですが、先日、私も、知人をラブライバーに勧誘することに成功しました。取りあえず、東海地方で行われるランティス祭り(μ’s出演日)のチケットをゲットしたようなので、ここから、どこまではまっていくかは、μ’sのステージ次第となるでしょう。

    ・・・専門用語(!?)を唐突に並べたので簡単に解説をしましょう。

    『ラブライブ!』というのは、KADOKAWA(出版社)とランティス(レコード会社)とサンライズ(アニメ制作会社)が合同で行っている企画で、その中核となるアニメ作品のタイトルであり、「スクールアイドル」による大会名となっています。

    「スクールアイドル」とは、学校の部活動の一環として結成されているアイドルユニットのことであり、「μ’s(ミューズ)」は、スクールアイドルの1つとなります。そして、それと同時に、アニメ作品内で「μ’s(ミューズ)」のメンバーを演じている声優のユニット名となっているのです。

    『THE IDOLM@STER(アイドルマスター)』においてアイドルを演じている声優が、劇中のキャラクターとして実際のステージに上がることと同じ、と説明すれば分かるでしょうか。



    『ラブライブ!』の布教活動に関しては、アニメよりも、いかにしてμ’sのステージを見せるかがポイントだと思っています。正直に言うと、TVシリーズとして放映されたアニメ作品は、飛び抜けて面白いということはなく、ハッキリ言って「平凡」な作品なのですが、μ’sのステージは別格です。

    だからといって、TVシリーズを軽視するつもりはありません。実際、今回、私がラブライバーに引き入れた知人も、最初はTVシリーズをキッカケとして、『ラブライブ!』に興味を持ったからです。そこから、どうやって、声優によるユニット「μ’s(ミューズ)」の映像を見せるかが勝負なのです。

    しかし、映像を見てもらうことは、意外とハードルが高いミッションとなります。例えば、Youtubeにアップされている映像のURLを貼り、「これを見て」と言って見てくれるならば、これほど楽なことはありません。大体は、この程度の宣伝文句では、映像を見るまでに至りません。そもそも、紹介するのに最適な映像がアップされているケースはまれという問題もあります。

    そうなると、実力行使で映像を見せるしかありません。昨年6月に書いた文章に出てきたアニメ・声優クラスタの友人のように、iPadで映像を見せるとか、それぐらいの熱量が必要となるのです。

    しかし、アニメ・声優クラスタの宴会であれば、iPadで映像を見せることも違和感なく実行できますが、より一般的な飲み会の場などでは、そうした行為のハードルは高くなります。そこで役に立つのが、映像パッケージです。私が、映像を鑑賞する時間的な余裕がないにもかかわらず、しばしば、アニメや声優ライブの映像パッケージを購入している理由は、主に、布教目的なのです。

    「まぁ、いいから、取りあえず、家に帰って、このBDを見ろ!」と言って、田村ゆかりさんだったり、堀江由衣さんだったりの、ライブBlu-ray Discを渡すことの効果は絶大です。もちろん、100パーセントと言うわけではありませんが、実際に映像を見た人からは、それなりの好感触を得られています。



    こうしたパッケージを手渡すという手段は、アニメ作品に限らず、書籍などでも有効なのですが、有料メルマガとか有料Webマガジンでは、こうした手段は使えません。もちろん、プリントアウトして手渡すという方法もあるのですが、(著作権などの問題がクリアされていたとしても)スマートではありません。

    読者のレコメンドを配信者が広めることは、有料メルマガの会員数を増やす方法として知られていますが、そもそも、どうすれば、読者がレコメンドを書いてくれるのか。または、パッケージを手渡すかのごとく、有料メルマガの購読権をプレゼントするような仕組みができないか。そんなことを考えています。

    有料メルマガの配信者としては、読者の方が布教しやすいようなフォーマットを作っていくことが重要なのかと思っています。要するに、「毎週○曜日に配信されます」とか「○○について書いています」といった、配信者にとっては「制限」を設けることも必要だということです。

    そういう意味で『渡辺文重の有料メルマガ批評』は、悪い例なのですが……。まずは、できることから、しっかり、やるしかないですね。

    ラブライブ!μ’s 3rd Anniversary LoveLive! Blu-ray

    お知らせ
    『渡辺文重の有料メルマガ批評』は現在、「タグマ!」「ブロマガ」「note」にて購読できます。
    http://www.targma.jp/watanabe/
    http://ch.nicovideo.jp/sammy-sammy/blomaga
    https://note.mu/sammy_sammy

    「タグマ!」の利点は、会員登録すれば、過去のバックナンバーが読み放題となること。「ブロマガ」の利点は、最初の2カ月間は1カ月分の料金のみで購読できること。(いわゆる「初月無料」)。「note」の利点は、公開直後から記事単位での購読が可能なことです。

    また、更新するたびに「更新メルマガ」を配信しています。こちらへの登録は無料です。
    http://www.targma.jp/watanabe/mailmagazine/

    有限会社ブンヤのfacebookページでも更新情報を掲載しています。「いいね」を押してくださると、モチベーションが上がります。
    https://www.facebook.com/bun.ya.net
    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    渡辺文重の有料メルマガ批評
    更新頻度: 不定期
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥550 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。