• このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年11月の記事 9件

この一年、色々なクラウドファンディングプロジェクトに参加して分かったこと

今回はクラウドファンディングについてです。個人的には多くのプロジェクトに参加している(周囲からは参加しすぎだと言われるのですが)、中で感じているここ1年ほどの変化とクラウドファンディングの捉え方についてまとめてみました。 1. グローバル&ニッチ グローバルであることとニッチであることは相反するように見えますが、大手のメーカーが取り組んでいないニッチなプロダクトを制作するためにはローカルな枠組みの中では成立しづらくなっています。 例えばKickstarterやIndiegogoといったクラウドファンディングサービスではプロジェクトの作成こそ国が限られるものの、参加は世界中からできるようになっています。また、プロジェクト立ち上げ側もそれを意識して送料を設定したり、アピールポイントを考えています。 それによってアメリカ国内ではごく限られたニーズしかなかったとしても世界を対象とすればそれなりの資金が集まるようになります。特に日本人の気質として製品に対する品質と納期に対して厳しいというのがあるので、製品を作るプロジェクトはなかなか資金が集まりづらい状況ではあるようです。 2. ゲームは強い 元々モノ系が多かったクラウドファンディングですが、最近ではゲームの人気が特に高くなっています。投資額によって名前が出たり、ベータアクセスができるといった具合です。元々パッケージを制作することもなく、ダウンロード販売のみであれば割合スケジュール通りに進むことが多いようです。 高度なゲームは初期の開発コストが高く、当たり外れも大きい世界になります。失敗した時のリスクを避けるためにも情報を公開して市場調査をし、開発資金が集まれば実際に開発すると言った理想的な形ができあがっていると言えます。 最近ではWeb、アプリでも同様のケースが見られるようになっていますが、こちらは相当苦戦しているようです。ゲームに比べると大きな資金を必要としないと考えられているためと思われます。 

課題とタスクの違いは?+課題管理向けソフトウェア×10選

今回は課題管理を取り上げたいと思います。課題(Issue)というと、タスク管理と混同されることが多いのですが実際には分けて考えるべきものです。その辺りの違いと、課題を適切に管理するためのソフトウェアについて取り上げていきます。 課題とは [コトバンク](http://kotobank.jp/word/%E8%AA%B2%E9%A1%8C)によると**解決しなければならない問題**とされています。その意味ではタスクにも似ていますが、個人的にはタスクは個人レベルまで落とし込んだもの、課題は企業や部署、プロジェクトといったグループ単位で捉えるべき問題として考えています。つまり課題を解決するためにタスクに落とし込んでいくと言った具合です。 そして各自が抱えている、またはクライアントから報告されてくる問題は単なる問題であって課題ではありません。例えば**請求書の送付が期日に間に合っていない**のは問題であって課題ではありません。課題としては**請求書の送付を2日早める**といった具体的にいかにすべきかを考えられるものであるべきです。 同様にシステムのバグも不具合であって課題とは異なると考えています。 ここから先はプレミアム専用となります。 

忙しいから手がつけられないなんて言わせない。環境一括構築ソフトウェア×17選

今回はインストール型の環境一括構築ソフトウェアの紹介です。ソフトウェア開発をはじめようと思った際にはプログラミング言語をインストールして、フレームワークをインストール、さらに関連ライブラリ、データベース…といった具合に用意しなければならないものがたくさんあります。 そんなソフトウェアを一つ一つインストールしていたら、それだけで疲れてしまいます。そこで使ってみたいのが一つインストールするだけで開発環境一式が出来上がってしまう類のソフトウェアです。今回はそんなソフトウェアの利点とオープンソース・ソフトウェアを紹介します。利点&使いどころ ナレッジが詰まっている 環境を構築するというのは一回で終わるものではなく、様々なソフトウェアやライブラリをインストールします。特に一緒にインストールするとさらに捗る系統のプラグインの存在は大事です。それらを予め用意してくれていると開発がさらにスムーズになるでしょう。 特にTexなど昔からあるソフトウェアに関してはこの手のナレッジが有効です。長い歴史によって培われた情報がインストーラーというソフトウェアに現れている訳です。 ここから先はプレミアム限定となります。  

はてなブックマークの技術的面白さ&関連オープンソース・ソフトウェア

今回ははてなブックマークに関する記事です。IT系の人を中心に人気の高いはてなブックマークですが、それを技術的な視点から捉えてどういった部分がユニークであるかを紹介します。類似サービスが多数立ち上がる中にあって、生き残っているその強さの源がどこにあるのか、Webサービスを作る上で参考になれば幸いです。 ユニークポイント 1. スパムフィルタ はてなブックマークと言えばスパムとの戦いと言えるほど、ブックマークスパムと戦い続けているサービスと言えます。人気や新着に載れば一気に多くのトラフィックが得られるため、スパム業者は確実に狙ってきます。IDの使い分けはもちろん、IPアドレスが重ならないようにといった様々な注意がなされていて、スパム業者の研究心は相当高いサービスと言えます。 一時はアダルト系やまとめ系ばかりになったりすることもありましたが、その都度スパムフィルタやパラメータを調整してコンテンツの分布が一定の割合になるように調整されています。そのデータベースが公開されるようなことがあったら、非常に面白いのではないかと思います。 2以降はプレミアム向けになります。 

成功するために実践すべき10のこと

今回は個人、法人といった組織体やWebサービス、アプリなどに限らずの話として、あなたが成功するために実践して欲しい10のことを紹介します。かといってMOONGIFTが成功しているかと言われればそんなことはないので、筆者自身が注意している事柄とも言えます。 1. 続ける 継続は力なりと言います。とは言え、続ければ成功できるかというと、そんなことはありません。ムダな努力はたくさんあります。しかし続けなかったら(やらなかったら)成功する可能性はゼロです。 なので努力を続けるというのはベースであると言えます。その上で巡ってきたチャンスに対して飛びつけるかどうかは個人の資質です。まず最低限として努力は続けないといけないでしょう。 2. 情報を収集する MOONGIFTを運営していて良く聞かれるのがオープンソース・ソフトウェアの情報をどこから持ってきているのかということです。これは答えが一つしかありません。情報は発信しているところに集まってくるということです。 そのやり方は人それぞれだと思いますが、発信したことによってコメントで違うソフトウェアを教えてもらったり、情報源にしていた所が度々取り上げている別な情報源に出会えることもあります。いずれにしてもアンテナを高くすることは新しい情報(チャンス)に出会える可能性を引き上げてくれるはずです。 3以降はプレミアムユーザ限定となります。 

MOONGIFTニコニコ出張所

MOONGIFTのニコニコ動画向け出張所です。

著者イメージ

MOONGIFT中津川篤司

1978年生まれ。オープンソース紹介サイト「MOONGIFT」管理人。プログラマ、SE、ITマネージャを経て、オープンソースのビジネス活用を推進する。現在は独立し、Webサービスのコンサルティング、プロデュースを行う。

http://www.moongift.jp/
メール配信:ありサンプル記事更新頻度:毎日※メール配信はチャンネルの月額会員限定です

月別アーカイブ