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2016年03月の人気ソフトウェアまとめ
2016-03-29 10:3453pt
今月はWeb系のソフトウェアが多かったようです。また、デザイン系ツールについても幾つか取り上げています。
Generator Chrome Extension - Google Chrome機能拡張のベースを生成
Google Chromeがいくら便利だと言っても、全ユーザがデフォルトの機能で満足できるわけではありません。Chromeの利便性はサードパーティー製の機能拡張によって支えられている面が大きいでしょう。そこで今回はGoogle Chrome機能拡張を作る際に使えるGenerator Chrome Extensionを紹介します。Generator Chrome ExtensionはYeomanやgulpを使ってセットアップします。
GraphvizAnim - Graphvizのチャートをアニメーション
Graphvizを使うと高度なチャートが手軽に描けます。時に、あまりにも複雑すぎて全体像がわからなくなったりすることもあります。特にフローチャート系で起こりがちです。そこで使ってみたいのがGraphvizAnimです。Graphvizを使ってアニメーションGIFを作れるソフトウェアです。from gvanim import Animation, render, gif
Git Issues - Gitリポジトリを使った課題管理
開発プロジェクトのタスク管理はリポジトリの近くにあるのがオススメです。GitHubではWeb上にIssue機能を実装し、コードを参照にしつつ課題管理ができます。Git Issuesは任意のディレクトリを使って課題管理ができるソフトウェアです。データの管理にはGitリポジトリを使っています。Git Issuesは最初にディレクトリで gi init を実行するところからはじまります。あとは下にあるようにnewでタスクを作ったり、listで一覧の取得ができます。
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良い失敗の仕方
2016-03-25 13:4753pt
皆さん、一度は仕事上で失敗した経験がありますよね。特に新しいプロジェクトを立ち上げ、参加したけれども失敗してしまったり、いつまでもずるずると続けているなんて経験がある人もいるはずです。
そこで今回は失敗するために必要な基準、注意すべきことについて紹介します。良い失敗は成長のためには必ず必要で、糧となってくれるはずです。
失敗の基準をあらかじめ作っておく
プロジェクトにおける問題は、定量的な目標が曖昧なまま進めてしまうことです。きちんと目標を据えて、それに取り組む必要があります。この時、成功の目標だけでなく失敗とする目標も定めておかなければなりません。これはプロジェクトが進んでいく中では甘くなりがちなので、最初の段階で決めておくべきです。
売り上げがマイナスだから失敗とするのは良くありません。スタート時点で黒字を出すのは困難だからです。ユーザ数や取引金額など、継続的に事業を行うに値すると判断できるKPIを設定しましょう。
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業務で使えるオープンソース(186)「集中」
2016-03-22 11:0153pt
今回のテーマは集中です。プログラマー、デザイナーなど開発者には集中力が求められますが、コンピュータは誘惑の宝庫であり、ついついメールをチェックしたり、ソーシャルサービスにログインしてしまったりして時間を浪費してしまいがちです。
そこで今回は集中し続ける方法と、関連オープンソース・ソフトウェアを紹介します。
インターネットブロック
よくある手ですが、インターネットへのアクセスが遮断されていると自然と集中せざるを得なくなります。公共交通機関であったり、飛行機内は集中して作業できるのはそのせいです。ただしネットワークがないので予め作業するのに必要な情報を前もって集めておく必要があります。
普段から作業に集中する時間はメールを見ない、ソーシャルサービスへのログインを禁止するといった施策が良いでしょう。そのためのサイトブロックソフトウェアも多数あります。
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業務で使えるオープンソース(186)「テスト」
2016-03-18 09:4353pt
今回のテーマはテストです。テストの重要性は知りつつも、なかなか工数が確保できないという意見は多々聞きます。キーになるのは開発の効率化とテストファーストの意識になるでしょう。
網羅的にすべてのテストを行えば問題ないかと言われるとそうではありません。最低限すべきテストをきちんと行い、その上で自分たちのシステムに合わせたテストを行いましょう。今回は主なテストの種類と関連オープンソース・ソフトウェアを紹介します。
ユニットテスト/単体テスト
最も基本になるであろうテストです。ユニットテストを行うフレームワークは各プログラミング言語ごとに存在します。また、CIの多くもユニットテストベースになっており、このテストを通過することで一定の安心感が得られるようになっています。
問題はテストコードで何をしているかです。テストファーストの視点でいくと、まず正常系テストが通るようなコードを書いて、次に複雑性を増していきます。しかし、それだけでは異常系テストが不十分なことが多くなっています。コードを理解した上でのホワイトボックステストで、あえて不具合が起こるテストコードを書かなければ多くの場合不具合発生を防げないかと思います。
ユニットテストが良いのはリファクタリング時の保証であったり、テストを書くという意識がコードを一定の品質まで引き上げてくれる点にあるかと思います。
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業務で使えるオープンソース(184)「全天球動画」
2016-03-15 11:4653pt
今回のテーマは全天球動画です。個人的に2016年に一気に花開くのではないかと考えている技術の一つです。ハードは後もう一段階の進化でほぼ固まってくると思いますので、次はソフトウェアの世界になるでしょう。
今回は全天球動画の現状と可能性、そして関連オープンソース・ソフトウェアを紹介します。
画質は4Kに
2015年くらいから1080pで全天球動画が撮影できるようになってきました。さらに2016年のCESから4Kでの全天球アクションカメラが出始めています。VRグラスの場合、片目で見える範囲が半分になってしまうので、1080pでも若干物足りないところがあります。4Kであれば十分でしょう。
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アプリマーケットを超えるソーシングプラットフォーム
2016-03-11 10:0253pt
iOSやAndroidで盛んなアプリマーケットをはじめ、数多くのプラットフォーマーが提供しているのがマーケットによるエコシステムです。誰もがそのプラットフォーム上で動くソフトウェアを作り、販売することで収益を得ることができます。
アプリマーケットは大きなビジネスですが、その多くの場合はプラットフォーマーが最も大きな収益を得ます。逆にアプリ開発者は突然のプラットフォーマーの方針転換に怯えつつ、ビジネスを展開するほかありません。基本的に彼らの手の内です。
そんな次の戦略として取り上げたいのがソーシングプラットフォームになります。アプリマーケットの次の戦略になる可能性があると考えています。
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業務で使えるオープンソース(183)「HTMLメール」
2016-03-08 12:0453pt
今回のテーマはHTMLメールです。日本ではまだあまり好かれていないHTMLメールですが、マーケティング領域ではずいぶん使われるようになっています。
今回はHTMLメールの利点と、テンプレートになるオープンソース・ソフトウェアを紹介します。
見た目のインパクト
テキストメールと比べて見た目のインパクトはやはりHTMLメールに敵うものはないでしょう。画像などを多用すると重たくなるので、画像ではなくCSS3やSVGを使うと軽量、かつ見た目も派手にできるのではないでしょうか。
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業務で使えるオープンソース(182)「埋め込み表示」
2016-03-04 10:0053pt
Webは元々ドキュメント同士をリンクでつなぐ仕組みでしたが、今は外部のサイトに自社コンテンツを埋め込んで表示する(またはその逆)も普通になっています。ユーザとしてはわざわざサイトを訪問せずに済むのが利点です。
今回はそんな埋め込み表示をサポートするライブラリ、その特性について紹介します。
iframe表示が主流に
かつてはJavaScriptタグによる埋め込みが多かったのですが、最近はiframeタグによる埋め込みが多くなっています。JavaScriptはセキュリティ上の制限があって埋め込めないサイトが多かったからです。
iframeの場合の注意点としては、埋め込まれたサイトが幅や高さを指定できないということです。FacebookなどではJavaScriptと組み合わせることでメッセージを飛ばし合っていますが、それもブログサービスなどを使っていた場合は難しいでしょう。そのため埋め込まれるサイトではレスポンシブに対応した、柔軟な表示に対応する必要があります。
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業務で使えるオープンソース(182)「Webオフィス」
2016-03-01 14:0853pt
今回のテーマはWebオフィスです。ドキュメント作成、表計算、スライドの作成など企業内で求められる文書作成がWeb上でできるようになっています。Google DriveやOffice 365のようにWebサービスで提供されているものもありますが、今回はオープンソース・ソフトウェアを中心に紹介します。
その利点は次のようになります。
インストールが不要である
Webアプリケーションである最大のメリットはインストールが不要であることでしょう。Webブラウザさえインストールされていれば使えますので、システム管理者の負担が大幅に軽減されます。
ただしWebブラウザのバージョンアップに伴って機能が使えなくなる可能性であったり、表示が乱れる可能性がありますので自動化テストを予め作り込んでおく必要があるでしょう。
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