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2017年3月の記事 8件

業務で使えるオープンソース(227)「Markdown変換」

今回のテーマはMarkdown変換です。Markdownは便利なフォーマットで、一度Markdownで書いておけば多種多様なフォーマットに変換できます。しかし、すでにある資産についてはそのまま放置されがちです。 そこで知っておきたいのがMarkdownに変換するタイプのソフトウェアです。それを使うことで既存資産をMarkdown化できるようになります。今回はそのメリット、デメリットと関連オープンソース・ソフトウェアを紹介します。 Markdownを経由して他のフォーマットに変換する Markdownを一つのフォーマットから別なフォーマットに変換する際の中間フォーマットとして使う方法です。そうすることで昔のフォーマットは不要になりますし、Markdownを経由してPDFやスライドなど様々なフォーマットに変換できるようになります。 過去において様々に存在した記法を使っている場合、そのフォーマットが廃れてしまうと負の資産になってしまいます。Markdown記法についてはほぼデファクトと言えるほど一般的なフォーマットになっていますので、長期的に利用できるでしょう。大抵の記法はHTML化には対応しています。そこで昔の資産については一旦HTMLにし、そこからMarkdownに戻すのがお勧めです。  

2017年02月の人気ソフトウェアまとめ

過去分はこちら。 01月 先月はWebサービス系のソフトウェアが人気でした。 whalebrew - Dockerを使ったパッケージインストーラー 最近はローカルの環境をいかに汚さずに保てるかが注目されています。ローカルを汚さないと言うことはポータブルであり、さらに仮想化されていればホストOSに依存せずに機能が使えます。macOSで使われるHomebrewは便利なライブラリインストーラーですが、環境を汚してしまうのが難点です。そこで使ってみたいのがwhalebrew、Dockerを使ったHomebrew風パッケージ管理システムです。whalebrewコマンドを使って操作します。searchオプションで一覧が出ます。 freebora - オライリーの無料電子書籍をダウンロード オライリーと言えば技術書で有名な会社です。技術書というとどれも高価なイメージがありますが、オライリーで掲載されている中には無料の電子書籍も多数あります。中には100ページくらいのボリュームあるものもあります。今回紹介するfreeboraはそんなオライリーの無料電子書籍をダウンロードできるソフトウェアです。macbookpro-2:Files nakatsugawa$ freebora --help Frappe Gantt - マウス操作が便利なガントチャート 個人的にはあまり好きではないのですが、プロジェクト管理において重宝されるのがガントチャートです。各タスクが時系列上に並ぶことで、タスクが重なる期間が分かりやすくなったり、タスクの関連度を可視化することでボトルネックを発見できます。Frappe Ganttはその操作をマウスだけでできるようになっています。UIも分かりやすいのではないでしょうか。タスクの追加などはJavaScriptで制御できますので、自分たちのタスク管理をFrappe Ganttでガントチャート化することもできるでしょう。Frappe GanttはHTML5/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。  

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MOONGIFT中津川篤司

1978年生まれ。オープンソース紹介サイト「MOONGIFT」管理人。プログラマ、SE、ITマネージャを経て、オープンソースのビジネス活用を推進する。現在は独立し、Webサービスのコンサルティング、プロデュースを行う。

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