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2016年02月の人気ソフトウェアまとめ
2016-02-26 09:4153pt
今月のまとめです。過去分は以下の通りです。
1月
今月はSlackやGitHub、Railsなどに関連したソフトウェアが多いので実用的なものが多いかと思います。自分たちの運用にすぐにでも組み込めるのではないでしょうか。
Dinos - HTML5を活用。日本製WebOS
HTML5の高い表現力とJavaScriptのパワーが合わさることで、かつてのコンピュータ上で実行されていたものがWebブラウザ上で再現できるようになっています。ChromeOSはその最たるものと言えるでしょう。HTML5を使ってどこまでできるのか、それに挑戦したのがDinosです。いわゆるWebOSと呼ばれるソフトウェアの実験ですが、実用的な機能も多数実装されています。
Milligram - ミニマムで格好良いCSS3フレームワーク
CSSのフレームワークはたくさん出てきていますが、その目的は2つに分けて考えることができます。一つはBootstrap/Foundationのように大型で、すべての機能を提供してくれる統合的フレームワークです。もう一つは小さくて軽量で、カスタマイズや独自拡張して使えるものにしていくタイプです。Milligramは後者の、小さなCSSフレームワークになります。MilligramはGzip圧縮してわずか2KBしかないCSSフレームワークです。すべてのサイトがこれ一つでこなせるとは思いませんが、ベースとしては十分な機能が揃っています。
Snapdrop - これは便利!WebベースのAirDrop
Mac OSXやiOSで使えるAirDropは便利で、近くにいる人(デバイス)と簡単にファイルを送りあうことができます。AndroidやWindowsなど、他のデバイスでも同じことがしたいと思うケースは多々あります。擬似的に似たようなことができるアプリもあるのですが、Snapdropはなんとアプリのインストール不要で使えます。Snapdropを使えばWebブラウザを通じて各デバイスとのデータ送受信がとても簡単にできるようになります。URLさえ開けば良いだけなので、AirDropのようにBluetoothがいらず、もっと手軽に使えそうです。
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業務で使えるオープンソース(180)「Webブラウザ」
2016-02-24 13:2053pt
今回のテーマはWebブラウザです。98年頃はNetscape社とMicrosoft社によるブラウザ戦争が勃発し、IEが勝者となって圧倒的なブラウザシェアを確保しました。敗れたNetscape社はブラウザをOSS化し、Firefoxとして反撃に転じました。今はさらにGoogle Chrome、Safariがあり、最近ではOperaが中国企業に身売りを検討しており、状況が様変わりしています。さらにブラウザはPCだけでなく、スマートデバイスもあります。
そこで今回は最近のブラウザ事情を取り上げつつ、関連オープンソース・ソフトウェアを紹介します。
Chromiumを使ったブラウザの台頭
最近出ているブラウザの多くはWebKitをレンダリングエンジンに採用しています。さらにChromiumをベースとして独自の機能を追加しているケースも多々あります。Operaも元々は独自のレンダリングエンジンでしたが、WebKit採用に切り替えていました。
Chromium派生ブラウザの問題としては、進化の早いBlink(Chromiumのレンダリングエンジン)に追従が難しいということです。特に独自の拡張を施した部分が問題ないか確認するに時間がかかると言われています。
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業務で使えるオープンソース(179)「オフィスファイル生成」
2016-02-19 12:0453pt
今回のテーマはオフィスファイル生成です。開発者といえども、企業に所属している(フリーランスであっても)オフィスファイルを扱う機会は数多くあります。しかしファイルはバイナリですし(最近はXMLを圧縮したものですが、あれを直接いじりたいと思う人はいないでしょう)、再利用性は低くなってしまいます。
そこでプログラマーらしく、外部のプログラミング言語を使って各種オフィスファイルを生成してしまいましょう。
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業務で使えるオープンソース(178)「プログラミングエディタ」
2016-02-12 10:0053pt
今回のテーマはプログラミングエディタです。個人的には昨年からEmacsからAtomに移行しました。理由は幾つかありますが、最新の開発環境(JSX、CoffeeScript、Gulpなど)への対応がEmacsよりもAtomのが早かったこと、Atomでも巨大なファイルが問題なく開けるようになった、拡張がCommon LispよりもJavaScriptで書きやすいと言ったことなどがあります。
今回は最近のプログラミングエディタの特徴と関連オープンソース・ソフトウェアを紹介します。
マルチプラットフォーム
Windowsでは昔から秀丸が使われています(個人的にはWindows時代はxyzzyを使っていました)。優秀なエディタではあるのですが、他のプラットフォームに移行した際に代替ソフトウェアがないのが大きな問題に感じられます。
使い慣れたショートカットキーや機能拡張が他のプラットフォーム(せめてMac OSX、できればLinuxも)でも使えるのは大きな選択肢になります。
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業務で使えるオープンソース(177)「JavaScript実行環境」
2016-02-09 12:3253pt
今回のテーマはJavaScript実行環境です。jsdo.itが残念ながら譲渡されるとのことで、多くのユーザがアカウント削除にいたっています。とはいえ、こういったサービスが使えなくなるのも残念なことです。
海外を考えれば他にも選択肢がありますが(CodePenなど)、今回はオープンソース・ソフトウェアでの代替を考えてみたいと思います。
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業務で使えるオープンソース(176)「サーバレスアーキテクチャ」
2016-02-05 09:4453pt
今回のテーマはサーバレスアーキテクチャです。サーバがなければサーバのメンテナンスコストはかからないというシンプルな思想です。物理サーバがクラウド化する中、さらにサーバすら持たなければ余計な保守、管理費用がかからないのは必然です。
そこで今回はサーバレスアーキテクチャを支える技術と関連オープンソース・ソフトウェアを紹介します。
Web API
Web APIの登場によって複数のシステムを結びつけるのが容易になりました。Web APIの中にはデータを配信するものだけでなく、テキストや画像解析を行うもの、リコメンデーションエンジンなど処理をメインの目的としたWeb APIもあります。
こうしたWeb APIを使うことで重たい処理やコードを書くことなく、素早く実装ができるようになります。
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業務で使えるオープンソース(175)「WYSIWYG」
2016-02-02 21:5453pt
今回のテーマはWYSIWYGです。過去に2013年にも同じテーマで行っていますが、すでに3年前の内容とあって、トレンドとはずれてきています。
そこで今回は2014年以降に紹介したWYSIWYGエディタを中心に紹介したいと思います。
最近のトレンド
HTML5
HTML5が勧告されたこともあって、HTML5を駆使した多彩な表現によるエディタが増えています。生成されるHTMLについても過去にあったような分かりづらいものではなく、シンプルな構成で作成されるようになっています。
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