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2017年9月の記事 6件

人と違うことをしよう

筆者は人によく「変わっている」と言われることが多いのですが、時に違和感を感じることがあります。元々、個人事業主であったり、一人法人だった期間が長いので、人と同じことをやる方がリスクだったりします。特に開発系などはあっという間に自分よりも若い世代が現れます。もちろん効率などを含めればまだまだコーディングスキルは負けないと自負しますが、それは単に一人の場合でしょう。5人もいたら開発生産量では完全に負けてしまうはずです。 そうした中で自分独自の道を見いだすのはとても大切なことです。それはフリーランスなどに限らず、人が社会人として人生を送っていく中で大事なことになるでしょう。会社が10年後も存在するかどうか分からない現在において、誰でもできるようなことを日々こなしているだけでは自分の価値がどんどん下がってしまいます。自分だけの武器を手に入れないといけません。それも今すぐに。 社内政治はスキルじゃない 30代後半、40代以降になると中間管理職と呼ばれるような存在になっていくでしょう。そして自分の部署、チームだけでなく他部署との折衝であったり、橋渡しを求められるようになります。これが上手な人は一見すると仕事ができる人に見えるのですが、単に特定企業における社内政治能力が高くなっているだけです。それも勤続年数と社内での地位によって培ったものです。 万一会社が潰れた時に一番意味がないスキルとさえ言えます。別な会社に移ったらまたゼロから蓄積しなければならず、その時にはもう定年間近かも知れません。そもそもその会社にはすでにそういった方が存在するはずです。 折衝能力というのであれば、外部企業や団体との交渉能力を培うべきです。別な会社の人たちとプロジェクトをこなしたり、それらをまとめあげる能力であれば応用が利くことでしょう(ただし毎回同じ企業とプロジェクトをこなしているのでは意味がありません)。  

2017年08月の人気ソフトウェアまとめ

先月は完成したソフトウェアと言うよりも、開発の部品として使えるソフトウェアが多かったようです。今抱えている開発はもちろん、今後出てくる案件の中で活用できるでしょう。 Terminal recorder - ターミナル操作を記録してHTML出力 自分のターミナル操作を記録したい時はないでしょうか。手順書を作る場合でも、ブログ記事を書くときにも考えられます。すべてテキストで書いていくのもいいですが、入力した内容がそのまま記録されるなら、これほど楽なことはないでしょう。Terminal recorderはそんな希望を叶えてくれるソフトウェアです。さらに結果はHTMLファイルになります。使い方としては、Terminal recorderを起動して新しいBashが開始します。そしてコマンドを打って作業し、完了したらCtrl + Cで終了します。そうすると次のようなHTMLファイルが生成される仕組みです。 Raneto - node製/Markdownのナレッジベース 企業のWebサイトなどでよく見られるのがナレッジベースです。FAQ的なものですが、検索がついていたりカテゴライズもされていて、より洗練されたものとなっています。今回はそんなナレッジベースを作成するためのソフトウェア、Ranetoを紹介します。Ranetoを使うとユーザ向けによくある質問集をまとめて管理できます。これは社外はもちろん、社内でも使ってみても良さそうです。まずセルフサポートできる形にすれば、より解決が早くなるでしょう。 mailit - メール送信をWeb APIで メールをシステムに組み込むのは意外と面倒で、SMTP用のライブラリをついつい頼ってしまいます。さらに日本語問題やHTMLメール、添付ファイルなど様々な用途があります。それをシンプルに解決してくれそうなのがmailitです。メール送信をシンプルなREST APIで提供してくれます。mailitは設定ファイルを用意し、そこに本来のSMTPサーバの情報を記述します。そしてmailitを起動するとWeb APIが立ち上がります。  

ないものを作る際に注意したいこと

新しいビジネスをはじめたり、起業したいと考える人は多いです。私自身、よく相談を受けます。そんな時、すでに世の中にニーズがある場合と、ない場合があります。ニーズがないというのは誰も興味がないという意味ではなく、シーズの段階にあるということです(または本当にニーズがなくて、そのビジネスをはじめたいと考えている人の思い違いかもしれません)。 そんなシーズにある段階のビジネスを作り上げる際の注意点について行くつか紹介します。 相談しない そもそも人に相談はしないほうがいいです。個人的にはニーズがあるビジネスであったとしても、人に相談する意味はないと思っています。もし批判されたり、もうすでにあると言われたとしたらどう思うでしょうか。多くの場合、そんなことは自分であらかじめ調べているはずです。それでもやる価値があると考えているから起業するのでしょう。 逆に応援されたとして、ビジネスがうまくいかなかったらその人のせいになるでしょうか。そんなことはありません。たとえ、相談相手が買ってくれるといったとしても、それは単なる社交辞令の域を出ません。誰だってあえて批判して嫌われるのは嫌なはずで、さらにそのビジネスが上手くいこうがいくまいが実は興味がなかったりします。 なので相談している時間があるならば、まず手を動かしたり、営業を始めてみるのがいいでしょう。  

安い仕事をしないためには

例えば「あなたの一日、8時間を私にください」と言ったらいくらを提示しますか(もちろん犯罪、 公共良俗に反しない前提で)。日本人の多くは5,000〜15,000円程度を提示するそうです。この金額は圧倒的に先進国の中で安いらしく、アメリカやヨーロッパなどではその数倍から数十倍を提示すると言われています。 自分の時間給を考えた時に、あまりに安く見積もる傾向があります。これは仕事の見積もりなどにも影響します。今回は安く仕事をしないために心がけておきたいことを紹介します。 安い仕事ほどトラブる 何となく感覚で分かるかも知れませんが、安い仕事ほどトラブるに発展しないでしょうか。ギリギリの納期、多くの仕様(なのにドキュメントは皆無)、その技術に対して詳しい人がいない…などなど。安い仕事だと思っていいかげんにやったりすると、修正回数が半端じゃなく多かったり、追加仕様がどんどん増えたりします。 ある仕事(システム開発など)に対する評価が低いから安く仕事を発注しようとするのです。その割に求める品質は世の中に数多あるシステムと同レベルだったりします。そういった仕事は請けるだけムダです。将来的な付き合いがあるからなどといった甘い言葉は信用できません。 他によくあるのはレベニューシェアでしょうか。そういった提案を発注主からするものは大抵炎上する案件です。  

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著者イメージ

MOONGIFT中津川篤司

1978年生まれ。オープンソース紹介サイト「MOONGIFT」管理人。プログラマ、SE、ITマネージャを経て、オープンソースのビジネス活用を推進する。現在は独立し、Webサービスのコンサルティング、プロデュースを行う。

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