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2015年04月の人気ソフトウェアまとめ
2015-04-30 09:3053pt
今回は4月の人気ソフトウェアまとめです。過去分はこちら。
1月
2月
3月
なかなか取り上げづらい、ハードウェア系のライブラリが入ってきています。IoTについてはまだまだ情報収集段階という方が多いので、開発者としては先鞭をつける価値はあるのではないでしょうか。
flexible.gs - レスポンシブ対応のグリッドレイアウトフレームワーク
レスポンシブなWebサイトを作る際にBootstrapやZurb Foundationといったフレームワークを使うことはままあります。それはなぜかと言えば便利な機能と整ったデザインが提供されるからなのですが、逆にデザイン上の縛りが出てしまうのが難点です。そこで使ってみたいのがflexible.gsです。レスポンシブWebデザインの中でも肝になるであろう、メディアクエリーとグリッドについてのみ提供するスタイルシートフレームワークです。xl(デスクトップ)、lg(横向きのタブレット)、md(縦向きのタブレット)、sm(横向きのスマートフォン)、xs(縦向きのスマートフォン)といった組み合わせでデザインを指定するようになっています。
jswatchdog - kintone運用で使われているJavaScriptコードチェッカー
ユーザの希望を全て仕様としてシステムに組み込んでしまうと変更のコストが大きくなったり、複雑になっていきます。そこでAPIを公開し、ユーザが自由に操作できるようにする仕組みが便利です。それはサイボウズのkintoneでも提供されている機能なのですが、任意のJavaScriptを実行させるのはセキュリティ上の問題があります。かといって全て有人でレビューするのも工数がかかります。そこで有人レビュー前によくある問題をチェックする自動レビューツール、jswatchdogが開発されました。jswatchdogは2画面の構成になっています。左側にコードを書く(貼り付ける)と右側にその結果が出ます。
termui – ターミナル向けダッシュボード
最近はWebブラウザ向けにリッチなダッシュボードを提供するサービス、デザインフレームワークが増えています。しかしサーバ管理者にとってはWebブラウザを立ち上げるのは面倒と思うかも知れません。結局、作業はターミナルで行うからです。そこで使ってみたいのがtermuiです。なんとターミナル上でリッチなダッシュボードが展開されます。これがCUIなのかと驚きますよね。もちろん表示して終わりではなくリアルタイムで再描画されます。
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業務で使えるオープンソース(157)「CMS」
2015-04-24 09:3953pt
今回のテーマはCMS(コンテンツマネージメントシステム)です。Webサイトを作る際の最も基本になるのがCMSです。最近ではすっかりWordPressがシェアを奪い去っていますが、それでも日々新しいCMSが登場しています。
そこで今回は最近のCMSトレンドと、関連オープンソース・ソフトウェアを紹介します。
データベースレス
最近登場しているCMSの殆どがデータベースレスで使えるものになっています。そしてコンテンツはMarkdownベースが多いように見えます。ファイルをアップロードするだけで描画はHTMLにしたり、そもそもローカルで変換して静的サイトとしてアップロードできるものも多いです。
一昔前のCMSではデータベースを使って全て動的に出力するものが多かったのに比べると大違いです。
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業務で使えるオープンソース(156)「休憩」
2015-04-21 10:0053pt
今回のテーマは休憩です。集中して業務にあたるのは大切ですが、長時間にわたってずっと集中力が維持できるわけではありません。適度な休憩があってこそ、集中することができるのです。
そこで今回は休憩を促すためのソフトウェアとその要件を紹介します。
時間を決める
有名なところではPomodoroテクニックが知られています。25分間の集中と休憩(5分程度を見込んでいるようです)を繰り返す時間管理術です。時間管理法は多いのですが、予め休憩時間を考慮しているのがPomodoroの特徴です。
タスクが終わったら休憩するという方法の場合、タスクの軽重によってすぐに休憩になったり逆にいつまでも休憩がとれなかったりします。Pomodoroの場合は時間で区切っていますので定期的に休憩できるのが利点です。
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業務で使えるオープンソース(155)「Amazon S3」
2015-04-17 11:1153pt
Amazon Web Servicesが提供する数多くのサービスの内、EC2とS3は最も人気のあるサービスになるのではないでしょうか。S3はファイルを保存しておくのに便利なサービスで、どんどんファイルを放り込んでおけます。
ということで今回はAmazon S3の使い方と、関連オープンソース・ソフトウェアを紹介します。
バックアップ
S3をファイルのバックアップ場所に使うのはよくあります。個人のバックアップであればFTPクライアントのようなUIで使えるソフトウェアを使うでしょう。サーバであればcronなどで定期的にファイルを転送します。
バックアップしたファイルは定期的にGlacierに変更するようにしましょう。ポリシーで自動的に移動も可能です。そうすることでもう見ることはない(でも取っておかないといけない)ファイルは割安で保存できるようになります。
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業務で使えるオープンソース(154)「クリップボード拡張」
2015-04-14 11:2753pt
今回のテーマはクリップボード拡張です。昔のOSの時代から今なお進化しないのがクリップボードです。一回のアクションしか記録できず、二つの離れたファイルを一つの場所に移動させるのに2回のアクションが必要になります。こんな煩わしさに耐え続けるのはとても辛いでしょう。
そこで多くのユーティリティが登場しています。基本は履歴管理ですが、今回は他の技術要件も含めてクリップボード拡張系ソフトウェアを紹介します。
履歴管理
クリップボード用ユーティリティでまず欲しいのが履歴管理でしょう。多くのソフトウェアの場合、テキストには対応しているのですが画像の範囲コピーやファイルには未対応なこともあるので注意が必要です。
Mac OSXの場合、ファイルをコピーしてもテキストファイルにはファイル名をペーストしたり、WindowsではOLEオブジェクトを扱える必要もあります。そういった点に注意して選定すべきでしょう。
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業務で使えるオープンソース(153)「チケットシステム」
2015-04-10 09:0453pt
今回のテーマはチケットシステムです。システム開発者としてはプロジェクト管理などでタスク管理システムを使うのが一般的ですが、これはプロジェクト全体もしくはイテレーションごとにステータスを管理します。チケットの場合、クライアントごとに管理され、その対応状況や履歴管理が重要になります。
今回はそんなチケットシステムに求められる要件とオープンソース・ソフトウェアについて紹介します。
チケットのステータス管理
当たり前ですが登録したチケットのステータス管理が大事です。連絡がきたばかりなのか、一度返信したのか、サポート終了なのか否かなど見えるようになっていなければなりません。その他、担当者や日時、最終対応からの経過時間などでフィルタリングできるようになっていると便利です。
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ハードウェア×プログラミングをはじめよう
2015-04-07 13:0253pt
IoTというと何となくバズワードっぽく、かつ敷居が高い感じがするので今回はハードウェア×プログラミングとしています。ここ数年で一気に広まりつつある各種デバイスを使ったプログラミングについて紹介します。
Arduino
開発言語はProcessingを使います。USBケーブルでパソコンと繋がって良いのであれば、Rubyやnodeなど各種言語が使えます(あまりお勧めしませんが)。多彩なモジュールがあるのが特徴で、互換デバイスも数多く出ています。
元々ネットワーク接続を行うのが面倒(別シールドが必要)だったのですが、最近Arduino Yunが出てきました。これはWiFiモジュール搭載のArduinoで、ネットワークの利用がとても簡単になります。
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業務で使えるオープンソース(152)「常駐」
2015-04-03 09:4453pt
今回のテーマは常駐です。通常、アプリケーションは必要な時に立ち上げて使って、終わったら終了するのですが一部の利用法においては常駐の方が便利なことがあります。そうしたソフトウェアは常に立ち上げておいてもらえる存在であり、忘れられることもありません。
そこで今回は個人的に使っている常駐系ソフトウェアとその使い方、オープンソース・ソフトウェアを紹介します。
チャット系
チャットはいつ連絡がくるか分からないので常時立ち上げておくのが一般的です。最近ではWebブラウザでもUIを提供していますが、普段から使っていくことを考えると単体アプリのが良いでしょう。個人的にはFacebookメッセージのGoofyを常に立ち上げています。同様にTwitterの場合はEchofonを常時立ち上げています。
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