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EXILE HIRO(LDH社長)×藤田晋(サイバー社長) 異色の“社長対談”!
2025-04-17 05:00 16時間前 -
サイバーエージェント社長 藤田晋のリーチ・ツモ・ドラ1 第45回「ベテラン社員を労う『イバの会』」
2025-04-10 05:003月18日はサイバーエージェントの創立記念日だ。サイバー(318)だから覚えやすい。語呂がいいからこの日にしたのを褒められることがあるけど、たまたま法務局に届出をした日がそうだっただけ。でも覚えやすい日になったから、「創立記念日おめでとう」「○周年おめでとうございます」なんてお祝いされたりする。それがずっとどうでも良いと思っていた。なぜなら、登記した1998年3月は創業に向けて死に物狂いで準備していた時期だったし、その後も前だけ見て会社を大きくしてきたから、周年や記念日を祝う気分にはなれなかった。
一応、10周年と20周年は社員総会でみんなが集まっている時に多少祝ったけど、それでも大したことはやっていない。変化の激しいインターネット業界に黎明期から身を置いてきて、一瞬でも振り返ったり、立ち止まったりしたら、次の技術革新の波にあっという間に乗り遅れる、我々はそんな切迫感をずっと抱えながら経営してきた感覚がある。 -
サイバーエージェント社長 藤田晋のリーチ・ツモ・ドラ1 第44回「島田紳助さん誕生日会に潜入セリ!」
2025-04-03 05:003月23日日曜の夜、私は大阪の北新地にいた。島田紳助さんの誕生日を祝う会に出席するためだ。以前から「すごい誕生日会」と話には聞いていたんだけど、コロナで中断していたのもあって、参加させてもらうのは私は初だった。
結論から言うと、度肝を抜かれた。2部構成で18時から26時までの約8時間。圧巻のショーに魅了され、紳助さんのトークに最初から最後まで爆笑し、時が経つのを忘れ、これぞエンターテインメントだと唸らされた。本当に誇張でもお世辞でもないんだけど、翌日69歳になるはずの紳助さんはまるで昨日引退したばかりかと思うほど、顔はツヤツヤ、喋りと動きはキレキレだった。当日はもちろん写真・動画撮影、SNSへの投稿は禁止。
ところが、会の最中、紳助さんが私の席へ来て、「藤田くんは文春に書いてもええよ」と言ってくれた。ありがたいことに、紳助さんはこの連載の愛読者なのだ。その時は思わず戸惑って、「え?(笑)」とだけ返したけど、翌朝帰りの新幹線の中で、昨日の楽しかった会を振り返りながら、ふと思った。折角だから、文春記者でも潜入不可能であろう当日の様子を、ルポ風に書いてみようかなと。 -
サイバーエージェント社長 藤田晋のリーチ・ツモ・ドラ1 第43回「ヒップホップへの『無償の愛』」
2025-03-27 05:002024年大晦日、紅白歌合戦にヒップホップ・ユニット「Creepy Nuts(クリーピーナッツ)」が出演したのを、感慨深い思いで見ていた。同年1月にリリースした「Bling-Bang-Bang-Born」が世界的なヒットを記録したからだ。この曲は確かにキャッチーで老若男女に受け入れられやすい。でも本来、NHK紅白歌合戦と日本のヒップホップではだいぶ相性が悪い。ラッパーは不良のような風貌の人も多いし、教育的に良くないことも歌詞で言っているし、身体にタトゥーがたくさん入っている人もいる。
しかし、今やヒップホップは日本でも若者を中心に大変な盛り上がりを見せている。東京ドームを埋めるライブがあり、ヒットチャートには何曲もランクインし、YouTubeやTikTokからも日々スターが生まれている。かつて日本語のラップはダサいと言われ、人気がなく、ライブのチケットは売れず、いつもガラガラの客席から観ていた昔ながらのヘッズ(ヒップホップに夢中な人のこと)である自分には、隔世の感がある。 -
サイバーエージェント社長 藤田晋のリーチ・ツモ・ドラ1 第42回「賞金15億円サウジカップに勝った瞬間」
2025-03-19 05:002月23日午前2時40分、生まれ故郷の福井駅前ホテルの一室で、その瞬間をiPad越しに見守った。1着賞金が世界最高額約15億円のサウジカップ。世界中から最強馬が集まるレースだけど、私の愛馬フォーエバーヤングは単勝1番人気のままスタートの時を迎えていた。こんな大勝負の日なのに、なぜ馬主の私がサウジアラビアではなく福井県に居るのか。それは、だいぶ前から地元の人とBリーグの試合を観戦する約束をしていたからである。非常に美味しい蟹店も予約していた。サウジカップの日程のほうが後から決まって、流石に迷ったけど、正直サウジアラビアはお酒が飲めない国であることが自分の現地行きを躊躇させた。
当日は、福井の日本酒黒龍もたくさん飲んで、「地元は落ち着くわぁ」なんて早い時間からいい気分で酔っ払っていた。 -
サイバーエージェント社長 藤田晋のリーチ・ツモ・ドラ1 第41回「オトナの会社で『バレンタイン禁止』」
2025-03-13 05:00これはほんとに自慢でもなんでもないんだけど、私はかつて、バレンタインデーに社内の女性社員からもの凄い数のチョコやプレゼントをもらっていた。毎年2月14日になると、次から次に女性社員が社長室のあるフロアにやってきては、私に直接渡すか、もしくは秘書に渡して去っていくのだ。例年その日は、まるで事件現場に残された大量の遺留品の如く、執務室の床に頂いた品がずらりと並ぶ。その壮観な眺め、最初の頃は私も嬉しかった。自分が社員から愛されている社長であると、実感することができた。
だけど、毎年同じことの繰り返しで慣れてしまい、次第に誰からの物かさえろくに確認しなくなり、秘書に任せてリスト管理し、1ヶ月後のホワイトデーに一律同じものを一斉送付するようになった。つまり、極めて事務的な作業になってしまったのである。 -
サイバーエージェント社長 藤田晋のリーチ・ツモ・ドラ1 第40回「『藤田晋(60)』と書かれた資料を見て」
2025-03-06 05:00「若っ!」。毎週水曜ランチタイムに開催される役員会で配られた参考資料を見て、思わず声が出た。「東京海上HD社長に53歳の小池常務が昇格 大手金融で最年少」という記事だった。確かに、東京海上ほどの大企業、しかも大手金融で、50代前半でトップに立つというのは耳馴染みがない。と同時に、53歳をかなり若いと思った自分に対しても驚いた。20代からインターネット業界で最前線にいたあの頃の自分であれば、53歳なんて相当な年齢で、もう最盛期を過ぎているとすら思ったかも知れない。そのくせ自分が51歳になってその年齢に近づくと、まだまだ若いと感じるから不思議だ。
ネット業界だけに限ってみれば、2000年前後の黎明期の頃、同世代の20代の経営者はたくさんいたし、ひとまわり上の30代も多かった。 -
サイバーエージェント社長 藤田晋のリーチ・ツモ・ドラ1 第39回「安室奈美恵さんのように去りたい」
2025-02-27 05:002017年、安室奈美恵さんが40歳の誕生日の節目に、1年後の9月16日に引退することを発表した。大変な人気者の彼女がもう見られなくなることを皆が認識し、そこからの1年は凄かった。ファイナルツアーのチケットもリリースしたアルバムも飛ぶように売れ、広告契約もグッズ販売も周辺ビジネスに関わる人たちは皆、千載一遇の特需状態だった。
当時、ABEMAの立ち上げ期だった我々も、このキラーコンテンツに関わりたいと必死に営業活動を行っていた。私も一度、関係者席を用意してもらってファイナルツアーを観に行ったけど、とんでもない完成度のステージパフォーマンス、観客は溢れんばかりの熱気で、すぐ隣に座っていた安室さんのご子息と思しき大学生くらいの子がその友人から、「お前の母ちゃんすげえな……」と言われていたのが印象的だった。 -
サイバー藤田晋×タイミー小川嶺 本音炸裂の“師弟対談”
2025-02-20 05:00 -
サイバーエージェント社長 藤田晋のリーチ・ツモ・ドラ1 第38回「フジテレビ会見で胃が痛むのはなぜ?」
2025-02-13 05:00歴史に残りそうな10時間超に及ぶフジテレビ記者会見のノーカット生中継。それを見ていて、胃がキリキリと痛んだ。会場に飛び交うヤジと怒号、敵意と悪意を剥き出しにした質問者からの言葉の数々。(まただ……)。我が身に起きた過去の悪夢の記憶が蘇る。トラウマを抱えてる人もいるんだから、こういう中継は自粛して頂きたいな、視聴者センターに苦情入れようかな、なんて思っても、私のように矢面に立たされる側を体験したことのある人はそう多くはないだろう。
それ、お前が言うなと言われそうだけど、ABEMAでも、不祥事を起こした政治家、企業、著名人などの記者会見は毎度ニュースチャンネルでフル尺で生中継している。
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