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記事 73件
  • 阿川佐和子のこの人に会いたい 第1268回 井上尚弥〈WBA・IBF世界バンタム級王者〉

    2019-08-08 05:00  
    秋にWBSS決勝を控える井上さん。無敗の王者同士の試合にもかかわらず、短時間でのTKO勝利となった準決勝の秘話にくわえ、代名詞のボディーブローやガードの上からでもダメージを与える秘密までうかがいました。  
  • 伊集院静の「悩むが花」 第415回「子供の大半は勉強が好きじゃないんだヨ」

    2019-08-08 05:00  
    Q 小学生の息子が塾の夏期学習に通っていると思ったら、サボって遊んでいたことがわかり、落胆しています。両親に似て、勉強が苦手で、家にいるときはテレビゲームばかりしているので、今のままでは将来が心配です。子供が好きなこと、向いていることを自分で見つけて、生きる道を切り開けるようにするには、これからどのように育てていけばいいでしょうか。(36歳・女・会社員) 
  • ツチヤの口車 第1108回 土屋賢二「フィッシュアンドチップスで分かったわたしの本性」

    2019-08-08 05:00  
     わたしは常々、自分は軽率だと公言しているが、世の中には、「謙遜で言っているに決まっている、本当はどっしり腰の落ち着いた思慮深い人物に違いない」と誤解している人が三パーセントはいる。その誤解を解くために告白する。
     わたしが軽率だということは薄々と気づいていた。結婚に失敗したのではないかと思ったときも、安物買いで使い物にならない物を買ったときも、子どもだましの詐欺に引っかかったときも、自分は軽率ではないかと疑った。だが、疑念が確信に変わったきっかけはイギリス滞在中の二つの出来事だった。 
  • いまなんつった? 第548回 宮藤官九郎「どんな大河にしたいか」

    2019-08-08 05:00  
     FUJIROCKに向かっています。
     2年前はグループ魂として出演しましたが、今回は画鋲という3人バンドで、苗場食堂という小ぶりなステージです。
     今回は経費削減のため、気鋭のロックバンドTHIS IS JAPANさんのハイエースに便乗させてもらっているのですが、関越道がまさかの事故渋滞。はやる気持ちを抑えられず、YouTubeの生配信で銀杏BOYZのステージを見て涙しています。スマホでフジロック観ながら車でフジロックに向かうという、有意義なんだかムダなんだか分からない時間。 
  • 近田春夫の考えるヒット 第1108回 「嵐20周年ベストアルバムに作詞家櫻井翔の健闘をみる」

    2019-08-08 05:00  
     デビューは'99年であったかと今回再認識させられた格好の嵐ではあったが、とりあえず歌詞カードをパラパラとやるだけでも――20年の歴史だ――結構色々な情景が脳裏に浮かんでくるものである。
     それはひとり嵐というグループの範疇にとどまらない。
     ところで、このアルバムの中でなんといっても思い出深いのはやはり『A・RA・SHI』だった。あの♪あらっし~の響きがいいんだか悪いんだか。未だに耳について離れないのは、どうやら担当の若者も一緒みたいでしたですね。
     懐かしんでいるうち、作者馬飼野(まかいの)康二の息の長いキャリアなどについても、あれこれ思いを致すこととなった。 
  • 人生エロエロ 第348回 みうらじゅん「真夏の鏡地獄」

    2019-08-08 05:00  
     人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
     大学一年の夏休み、プラッと帰省した。実家の呼びブザーを押し、驚くオカンの顔を見たかったのだが、何とドアから見知らぬ女性が怪訝な顔つきで現われ、
    「どなた様ですか?」
     と、聞いてきた。
     いや、どなた様と聞きたいのはむしろこっちの方だ。しばし、この狐につままれたような状況に呆然としたが、何のことはない。オカンの来客が替りに出たのだと思い、
    「ここん家の息子です」
     と、答えたのだけれど、その女性は「どこん家の?」と、また聞き返してくる。どこん家って、ここん家に決ってんじゃないか! 
  • 川柳のらりくらり 第768回 選・柳家喬太郎 お題「歩道橋」

    2019-08-08 05:00  
     お暑うございます。
     暑くったって仕事には行かなきゃなんないし、用がありゃ出掛けなきゃなんない。横断歩道も渡れば、歩道橋の昇り降りもありまさぁ。あたしなんざ商売柄、衣裳の入ったキャリーバッグをガラガラ転がしながら歩く事が多いから、歩道橋ってのがちょいとキツくてね。またこの季節、歩道橋に昇ると、たったあれだけの高さでも、その分お天道様に近づいた気がして、その暑さにまたげんなりします。しかし、重大な交通事故の多い昨今、自分の身を守る為には、歩道橋を渡るってのは、面倒でも有効な手段なんでしょうな。
     では今週も、のらりくらりと。
     
  • 町山智浩の言霊USA 第492回 「RickyLeaks(リッキーリークス)」

    2019-08-08 05:00  
     7月17日、プエルト・リコの首都サンフアンで、50万人がデモに参加し、リカルド・ロセジョ知事(40歳)の辞任を求めた。デモの参加者には、プエルト・リコ出身のハリウッド俳優ベニチオ・デル・トロや、郷ひろみの「あちちあち」の原曲「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」の歌手リッキー・マーティンもいた。マーティンは、反ロセジョ運動の引き金を引いた流出チャットで中傷されていた被害者だ。
     7月8日、ロセジョ知事が自分の政治チームのメンバーたちと、テレグラムというSNSでチャットしているスクリーンショットがネットに流出した。それは敵対勢力や有名人への汚い言葉でいっぱいだった。ロセジョに批判的なジャーナリストのベンヤミン・トレス・ゴーテイを「メス犬」と呼び、ニューヨーク市会議員メリッサ・マーク・ヴィヴェリト(プエルト・リコ系)を「売女」と呼び、次回の知事選で対立候補になるサンフアンの女性市長カルメン・ユリン・クルズを「射殺したい」などとふざけていた。リッキー・マーティンに対しては「あいつは女より男がいいんだろ」とゲイである彼を「男性優位主義者」呼ばわりした。 
  • 臆病者のための楽しい人生100年計画 第16回 橘玲「性愛編 『萌える』ロマンスの条件」

    2019-08-08 05:00  
     私たちは人類史上、これまで誰も体験したことのない「とてつもなくゆたかな時代」に生きている。先進国では生存への不安(食べるものがなくて餓死するかもしれない)はなくなり、性愛への肥大化した欲望だけが残った。
     こうして、男はポルノトピア(ポルノのユートピア)を、女はロマントピア(ロマンスのユートピア)を夢見るようになった――というのが前回までの話だった。
     ロマンスとは、ヒロインをめぐって(ヒエラルキーの頂点に立つ)アルファや、(第二順位の)ベータの男が争う物語だ。そして、ヒロインとアルファの男が結ばれ(情熱的なセックスをし)ハッピーエンドに至る。
     ところが日本においては、ロマンスは特徴的な発展をとげた。それが「やおい」と宝塚だ。 
  • 優しいやまんば 市原悦子のことば 第16回 沢部ひとみ 「女が幸せじゃなきゃ、男も幸せにならないのよ」

    2019-08-08 05:00  
     テレビに出る芸能人には、「政治の話は色がつく」と嫌う風潮がある。だが市原さんは、そんな風潮をどこ吹く風とやり過ごす豪胆なところがあった。例えば五年前の二〇一四年七月八日付けの「朝日新聞」では、こんな発言もしている。
    「集団的自衛権を使うことが認められましたね。『自衛』とか『戦争の抑止力』とか信じられない。原発事故への対応もあやふやなまま、国は原発を輸出しようとしている。被爆者、水俣病患者を救済しましたか。『国民の命と財産を守る』と言っても空々しい。先の戦争で犠牲になった三百万人の方々がどんな思いで死んでいったか。戦争によって人の心に何が起こったか。それを知れば、私たちがこの先どうすべきか見えてくると思います」
     戦争の恐ろしさを肌で知る世代が、次々と彼岸へ旅立っている。市原さんもその一人だ。