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  • “老年病”研究40年 下方浩史教授が辿り着いた「骨を鍛える」|90歳まで健康長寿(5)

    2025-03-27 05:00  
     高齢者が骨折すると、寝たきりの原因になってしまう。そこでカルシウムを摂って骨を鍛えようとしても、それだけでは決して十分ではないのだという。骨を強くするために、本当に必要な栄養素や摂り方を下方氏が徹底解説。

    ●実はサプリはNG
    ●日光浴でビタミンD生成
    ●春菊、納豆でビタミンK摂取
    ●朝のめかぶでマグネシウムを

     
  • 「春バテ」を風呂&腸活で撃退!

    2025-03-27 05:00  
    「最近、朝は起きられないし、寝ても疲れが取れない……」
     雪が降ったかと思えば、20℃超の陽気とめまぐるしく変わる気候に体調不良を感じる人も多いだろう。三寒四温の春先に陥りがちな“春バテ”対策とは――。

    ●寒暖差7℃以上で自律神経ダウン
    ●10分足湯の効果
    ●腸活の肝は腹式呼吸とハーブティー

     
  • ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第31回 石井妙子「破滅の予兆」

    2025-03-27 05:00  
     信武は追い詰められていく。一向に合格できない試験、妻との別居、子どもの学費、東京に捨てた木嶋の尻拭い……。情緒が不安定――周囲の信武を見る目も変わっていった。 
  • 野球の言葉学 第750回 佐々木朗希〈ロサンゼルス・ドジャース 投手〉(ジャーナリスト・鷲田 康)

    2025-03-27 05:00  
    “コントロールは乱れてしまう部分はあったんですけど、それ以上に自分の中で良かったときのいい感覚があった” 
  • 阿川佐和子のこの人に会いたい 第1532回 鷺巣詩郎〈作曲家、編曲家、音楽プロデューサー〉

    2025-03-27 05:00  
     先日最終回を迎えた、今期最注目のドラマ『御上先生』。その劇伴を担当したのが鷺巣詩郎さんです。『エヴァ』などの音楽で知られる鷺巣さんに、作曲、編曲の裏側について伺いました。インスピレーションが止まらない! 
  • 夜ふけのなわとび 第1883回 林真理子「春の運気」

    2025-03-27 05:00  
     長い会議を終えて部屋に戻ると、着信の履歴があった。それも何回か。かけ直すと、
    「あ、マリコさん! よかったー、話せて」
     友人の奥さんの声。
    「あのね、今アメリカから電話があって、スポンサー筋から大リーグ開幕戦のチケットが手に入りそうなの。一緒に行かない?」
     えー、あの開幕戦を観られるというのか。チケットはプラチナを通り越して、ダイヤモンド級になっているという。
     この世で起こっている楽しそうなこと、面白そうなイベントには絶対に参加したい、というのが私のモットーである。しかしこの開幕戦は絶対無理と思っていた。
    「それでいつなの?」
    「18日、開幕戦の初日」
     震える指でスマホのタイムツリーを開く。たいてい夜は会食が入っている私。どうかキャンセル出来そうな相手でありますように……、18日の夜……と。
     なんということだろう。ものすごいVIP。初対面でその時海外からいらっしゃる。ある人から、
    「どうしても紹介したい」
     ということで、1ヶ月以上前から日にちをすり合わせていたのだ。
    「ごめん、行けそうもない……」 
  • 上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第63回「大阪暮らしが不安 心構えを教えて」

    2025-03-27 05:00  
     最近、ゆで卵にハマってまして。食後に2個とか食べちゃうんで、一度に5個くらい作っておいて、冷蔵庫にストックしているんです。
     ただそのままだと冷たいんで、この間、ちょっとだけレンジであっためたんですね。殻をむいて、白身をかじるといい感じにあったまってたんで、「ヨシヨシ」と思って黄身を食べようとした途端、ボンッと音がして、卵が破裂しました。
     皆さん、ゆで卵をレンジでチンしたらダメですよ。卵の内部の圧力が高まって破裂するんだそうです。
     それを知らなかった私は、黄身の爆発で唇をちょっと火傷しちゃいました。火傷した唇が痛くて、お喋りもしにくいんです。
     いいキミだ、なんて言わんといて。 
  • ツチヤの口車 第1384回 土屋賢二「言ってはいけない」

    2025-03-27 05:00  
     コンプライアンスの強化で自由にしゃべれなくなったと嘆く人がいるが、昔から忌み言葉とか禁句というものがあって、自由にしゃべれたわけではない。
     たとえばタクシーに乗った客が運転手にこう言ったらどうか。
    「明日は雪になるらしい。交通も乱れるだろうね。受験生は大変だ」
    「そうなんですよ。うちの息子が明日受験でしてね」
    「そうか。それで思い出したんだけど、落ちたね」
    「えっ、何がですか?」 
  • いまなんつった? 第824回 宮藤官九郎「観なくていいから出てよ」

    2025-03-27 05:00  
     26年ぶりにサモ・アリナンズという劇団の公演に参加します。
     20代半ばのある時期、とにかく出られる舞台に出てみようと思い立ち、アルバイトを辞めて1年で10作品くらい出まくった。結果、貧乏になりました。小劇場の舞台だけで食っていけるのか? という実験は見事に失敗だった。
     演劇ってコスパ悪いな。当時まだ「コスパ」という言葉は無かったけど。たった3日間の公演でも、半年間のロングランでも、稽古はきっちり1ヶ月かかる。初日が開いたら次の公演に向けてまた1ヶ月の稽古。10本が限界です。
     そんな中、小松和重さんに声をかけて頂いた。 
  • 人生エロエロ 第622回 みうらじゅん「シューカツとおっぱい」

    2025-03-27 05:00  
     人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
     美大受験、2浪目に突入した日。こんな歌を書いた。
     “僕を取り巻く世界が教えてくれたもの/それはまるでタバコに火をつけてから/灰皿にねじふせるまでの/そんなちっぽけな始めと終わり”
     心が沈んだ時に気付く、分ったようなこと。当然、ギターコードはマイナー。セルジュ・ゲンズブールみたいに低い声で、
     “彼女を抱いて愛を囁くことでさえ/今は信じられないに違いないが/きっといつかは分ってしまう/そんなちっぽけな始めと終わりMUMUMUMU♫”
     締めはハミングだ。
     分ったようなことを歌って、現実逃避したかったに違いない。