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上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第46回「仕事が続かない二十歳の息子」
2024-11-21 05:00先日、今年の「新語・流行語大賞」のノミネートが発表されましたね。個人的に印象に残ったのは、やっぱり大谷翔平さんの「50-50」でしょうか。開幕直後にあんな騒動に巻き込まれたにも関わらず、フタを開けてみれば、球史に残るような大記録を打ち立て、ワールドシリーズ制覇まで成し遂げてしまう。
私もテレビにかじりついて見ましたが、プレーしている大谷さんの姿を見てると、なぜか涙が出てくるんですよね。あれは何なんでしょうね。
大谷さんが小さな頃から思い描いてきた「夢の舞台」で、ものすごいプレッシャーを背負って打席に立っているんだと思うと、勝手に込み上げてくるものがあるんです。親戚の子を見守る気持ちに近いのかもしれませんが、そんなすごい親戚の子、いたことないんでね(笑)。 -
上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第45回「『病院嫌い』の夫 どう説得すれば…」
2024-11-14 05:00 -
上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第44回「宝くじで『運』を使ってしまう夫」
2024-11-07 05:00 -
上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第43回「大学時代の先輩がワガママ過ぎる」
2024-10-31 05:00早いもので、谷村新司さんが亡くなられてから、一年が経ちました。
昨年の十月八日でした。
私はアリス時代からの大ファンで、コンサートに一番足を運んだのも谷村さんでした。歌はもちろん天下一品なんですが、あのやわらかで上品な関西弁でのお喋りは、本当に勉強させていただきました。
最後にお目にかかったのは、六年ほど前、大阪のフェスティバルホールでバラードだけのソロコンサートをされたときです。
マネージャーさんを通じて「楽屋においでください」と言われたので、第一部と第二部の幕間にお邪魔したんです。マネージャーさんに案内された部屋に入ったら、谷村さんがお一人でポツンと座っておられてね。もっとたくさん人がいると思っていたので意外でしたが、谷村さんは「ああ、エミちゃん」と立ち上がって、ハグしてくださいました。 -
上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第42回「新築欲しがる妻を納得させるには」
2024-10-24 05:00 -
上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第41回「大型テレビに30万 70代父の無駄遣い」
2024-10-17 05:00最近、スーパーのお会計で「セルフレジ」のところが増えましたね。
私、あれやるの大好きなんですよ。といっても、昨日今日、好きになったんじゃありません。子どもの頃、淡路島に「主婦の店」というスーパーができたとき、私はいつも見に行ってたんです。レジ係のお姉さんが商品を手にとり、タタンとボタンを押すと、「ピッ!」と小気味いい電子音がして、値段が表示される。
ただそれだけなんですが「カッコええなぁ」と飽きず眺めてましたね。本気で「将来はあのレジ係のお姉さんになりたい」と思ってました。
それから幾星霜を経て、こんな形で子どもの頃の夢が叶うとは――長生きはしてみるものです。
というわけで今日も私はご機嫌で「ピッピッ」やってます。 -
上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第40回「スタバも本屋も… 田舎暮らしがツラい」
2024-10-10 05:00 -
上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第39回「マルチにはまった一人息子が心配」
2024-10-03 05:00この間、ATMに行ったら、その前に警察官がいたんです。見ていると、ご高齢の利用者に「振り込め詐欺に気をつけてください」と呼び掛けてたんですね。そこで私は背筋を伸ばして、サッソウとATMに向かいました。警察の方は私には声をかけませんでした。「若くみられたんや」と内心ガッツポーズしました。
それから数週間後、またATMに用事があったんですが、このときは背中が丸まってたんでしょうか。どこからともなく現れた警察官に「振り込め詐欺にご注意を……」と声をかけられてしまいました。完全に油断してたんで、思わずちょっと睨んでしまいました(笑)。
定食屋にいけば〈六十歳以上のお客様は、唐揚げ定食が五十円お安くなります〉と「シニア割り」を勧められます。でも私は使いません。 -
上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第38回「実家が『太い』同期 嫉妬で狂いそう」
2024-09-26 05:00 -
上沼恵美子の「人生“笑”談」白黒つけましょ 第37回「小麦NGの夫と生活できますか」
2024-09-19 05:00今年の夏は、ずいぶんと台風に振り回された気がします。
この間、史上最強クラスの台風がやって来るというとき、別居中の主人が「恵美子、台風怖いやろ?」ってウチに泊まりに来てくれたんです。
私、こう見えて雷が怖いんですよ。五歳のころ、数秒前まで雨宿りしていた木にドーンと雷が落ちたことがあるんです。それ以来、雷は落ちるもんや、と思っているんです。えっ、“あんたもよく雷落とすくせに”って? 放っておいてください。
とにかく、旦那が来てくれたのは嬉しかったですね。“腐っても男やな”という安心感がありました。
ただあの台風、あちこちフラフラとしては長々と居座り、各地に被害をもたらしましたが、大阪はほぼ無風状態でした。
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