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記事 68件
  • THIS WEEK【国際】スパイ容疑で拘束2カ月の北大教授 中国が「保釈」を決めた舞台裏

    2019-11-21 05:00  
     九月に北京を訪問し、中国当局に拘束されていた北海道大学の岩谷將(のぶ)教授(42)が十一月十五日に解放され、無事帰国した。
     岩谷氏は中国社会科学院近代史研究所の招聘で九月三日に北京入りした。八日、国家安全省の関係者が岩谷氏の滞在先ホテルを捜索し、国家機密に関わる資料を押収した。取り調べに対し、岩谷氏は過去にも同様の資料を収集していたことを認め、中国の刑法と反スパイ法に違反している疑いが濃厚になった。
     中国当局によれば、容疑を認めた岩谷氏に反省を示す文書を提出させ、保釈したという。 
  • 「吐き気がする」玉ネギ法相が激怒 韓国で『反日種族主義』がなぜ売れる?

    2019-11-14 05:00  

    「韓国の歴史学や社会学は嘘の温床だ」。「徴用工の大法院判決はでたらめ」。
     韓国人の歴史認識を実証に基づいて批判した『反日種族主義』(李栄薫(イヨンフン)編著)が、今年七月の刊行以来、韓国で十三万部の大ベストセラーとなっている。
     いったい、何が起こっているのか――。
     
  • THIS WEEK【国際】10年逃亡のバグダディが自爆 腹心と家族はなぜ裏切ったのか

    2019-11-07 05:00  
     最後は軍用犬に追い詰められ、トンネル内で自爆したという。
     過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者(48)が死亡したと、米政府が十月二十七日発表した。
     その四日後には、ISもバグダディ容疑者の死亡を公表。「アブイブラヒム・ハシミ・クラシ」なる人物が、後継の指導者に就いたと明らかにした。
     ISはイラクとシリアで、最盛期にイギリスほどの面積を支配。忠誠を誓わない市民や、日本人を含む人質、捕虜たちを斬首や焼殺などの残忍な方法で続々と“処刑”し、世界を震撼させてきた。
     当然ながら、トップのバグダディ容疑者は世界ナンバーワンの“お尋ね者”だった。米政府は二千五百万ドル(約二十七億円)という最高額の懸賞金をかけて追跡。だが十年近く、居場所を突き止められなかった。
     それが今回、なぜ見つかったのか。 
  • THIS WEEK【国際】曹国妻の逮捕が潮目となるか 日韓修復に意欲を見せた文在寅

    2019-10-31 05:00  
     韓国の曹国前法相の妻、チョン・ギョンシム東洋大教授が十月二十四日未明、業務妨害などの疑いで逮捕された。チョン教授には、長女の入試不正や不正な金融投資、証拠隠滅など計十一件の疑いがかけられており、夫の曹国氏に対する事情聴取も近く行われる見通しだ。
     一連の動きは韓国の政局や日韓関係にどのような影響をもたらすだろうか。
     まず、文在寅大統領が曹国氏を法相に起用した最大の理由とされた、韓国検察の改革は予定通り、実施されるだろう。韓国政府は十五日の閣議で、検察特捜部の縮小を目玉とする機構改革を決めた。検察も被疑者の人権を守るルール作りを進めている。いずれも、曹国氏の法相辞任への道筋をつけるため、急ぎ決定されたものだ。 
  • THIS WEEK【国際】打倒トランプの筆頭に浮上 ウォーレンの標的はGAFA

    2019-10-24 05:00  
     一年後、トランプ大統領に挑むのは彼女になるのか。
     米大統領選の候補者指名争いで、民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員(70)の支持率が急上昇している。各社の調査でバイデン前副大統領を抑え、初めてトップに躍り出た。
     不動の筆頭候補だったバイデンは、トランプが弾劾追及をうけるウクライナ疑惑の当事者に他ならない。ウクライナ疑惑が報じられるたびにバイデンはダメージを受け続けている。前回の候補者争いでヒラリー・クリントンと競ったサンダースは、最近も心臓発作を起こすなど、高齢からくる健康不安がぬぐえない。 
  • THIS WEEK【国際】「非常識で不道徳な決定だ」 ノーベル文学賞に非難囂々の理由

    2019-10-17 05:00  
     二年分まとめてという、異例の発表となった今年のノーベル文学賞。昨年は内輪の性暴力スキャンダルにより発表を見送ったためで、今年は権威ある賞の名誉回復を期したが、またも激しい非難を浴びている。
     原因は、今年の受賞者にオーストリアの作家、ペーター・ハントケ氏(76)を選んだことだ。
     選考理由についてスウェーデン・アカデミーは「人間の経験の見過ごされがちな部分や特異な面を、巧みな言葉遣いで探求した」と説明。発表を受けて日本のメディアも「ドイツ語圏の最もすぐれた作家」「既存の言葉や制度に闘いを挑んでいる」などと、好意的な紹介にほぼ終始した。 
  • THIS WEEK【国際】香港デモ 「マスク禁止」の裏に中国「監視カメラ捜査」の脅威

    2019-10-10 05:00  
     デモの収束が一向に見えない香港で十月四日、ついに「緊急状況規則条例(緊急法)」が発動された。
     行政長官が立法会(議会)を経ずに条例を制定できるという「伝家の宝刀」だ。発動は文化大革命の影響を受けて起きた一九六七年の暴動以来という事実が、事態の大きさを物語る。
     そんな奇策を用いて定められたのが「覆面禁止法」、通称マスク禁止法である。宗教、健康上の理由なしに顔を隠してデモに参加した場合、一年以下の禁錮及び最高二万五千香港ドル(約三十四万円)の罰金を科すという。西側諸国から懸念が相次ぐと、中国は「米国や英国、カナダなどにも先例がある」と猛反論。顔を隠すことが犯罪心理を高めていると正当性を強調した。 
  • 【元海将・伊藤俊幸氏インタビュー7000字】日本の迎撃システムは、北朝鮮の新型ミサイルから国土を守れるのか

    2019-10-05 05:30  
     10月2日、北朝鮮は弾道ミサイル1発を発射し、島根県東方沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。北朝鮮のミサイル発射は今年に入って11回目となる。
     北のミサイル実験が繰り返される中、各国の軍事専門家が問題視しているのが、これまで発射されたミサイルの中に新型の短距離弾道ミサイルが確認されていることだ。このミサイルについては、低高度を変則軌道で飛ぶため、日本政府が探知できなかったとの報道もある(共同通信、9月23日)。
     新型ミサイルとはどういうもので、いまの日本のミサイル防衛体制で対応可能なのか。さらに、韓国との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄の影響はあるのか。在米防衛駐在官、海幕指揮通信情報部長を経て、海上自衛隊呉地方総監を務めた元海将、伊藤俊幸・金沢工業大学虎ノ門大学院教授に聞いた。
    伊藤俊幸氏 ©文藝春秋
    ◆ ◆ ◆
    世界中の専門家が驚いた予期せぬ新型ミサイル
     
  • 現地徹底取材「韓国を壊す男」文在寅大統領 怨念の原点

    2019-10-03 05:00  
    「曺国守護!」「曺国辞任!」。両陣営がデモを行うソウルの大通り。文大統領の最側近を巡り国論を二分する騒動が続く韓国だが、文大統領はそれでも曺法相を庇い、検察改革に邁進している。現地に赴き、彼の生地から辿り直して見えてきた「怨念」の背景とは――。 
  • THIS WEEK【国際】トランプ大統領のウクライナ疑惑  「ウォーターゲート」の再現なるか

    2019-10-03 05:00  
     米下院は九月二十四日、トランプ大統領の弾劾調査を開始すると発表した。
     トランプ政権を揺るがす「ウクライナ疑惑」。その発端は、七月二十五日の電話会談でウクライナのゼレンスキー大統領に二〇二〇年の再選に向けた支援をもちかけたことだった。
    「トランプは民主党の筆頭候補であるバイデン前副大統領と、その息子の汚職疑惑について調査を進めるよう、圧力をかけたのです。電話会談の数日前には、トランプ自らウクライナに対する四億ドルの軍事支援を一時停止していた。つまり支援を交渉材料にして、政敵潰しを求めていたのです」(現地記者)