• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 63件
  • THIS WEEK【国際】世界中に3000億円の隠し資産 アサドの優雅なる亡命生活

    2024-12-19 05:00  
     シリアの「シャーム解放機構」など反政府勢力は十二月八日、決起から十日あまりで首都ダマスカスを制圧。五十三年に及んだアサド家の独裁体制が崩壊した。
     アサド大統領(59)は首都を脱出し、ロシアに向かった。後ろ盾だったプーチン大統領は「人道的配慮」から亡命を認めたという。
     アサド氏は一九九四年、英国の大学院で眼科医として学んでいた時に、兄が交通事故で死去したため父の後継者となった。その後、二〇〇〇年、シリアの大統領に就任している。
     当初は、英国留学の経験から開明派と目されていた。ところが、自国民の犠牲を厭わない独裁者であることが次第に明らかとなった。 
  • 韓国超反日党首 李在明が狙う石破内閣“標的”はこの3人 《尹大統領「戒厳令」「毎週弾劾」で国家崩壊》

    2024-12-12 05:00  
    突然の戒厳令と弾劾発議で国家機能が麻痺している韓国。日本とは友好的だった現大統領に代わり、影響力を増すと見られるのが、尋常ではない反日ぶりで有名な野党党首だ。そして迎え撃つ石破内閣には重大な懸念材料が――。

    ●株価操作、経歴詐称…ディオール妻(52)が呪術心酔
    ●野党党首 反日語録「福島の処理水は核汚染」「敵性国家」
    ●親韓派 中谷防衛相を直撃、岩屋外相の銀座ママ写真

     
  • THIS WEEK【国際】薄熙来の息子がSNSを開設 習近平も警戒するその中身とは

    2024-12-12 05:00  
     中国の絶対的権力者・習近平氏のかつてのライバルで、二〇一二年に逮捕された薄熙来元重慶市書記(75)。その息子の薄瓜瓜氏(36)が十二月五日、SNSに投稿し、各方面の憶測を呼んでいる。
     薄熙来氏は汚職などで無期懲役判決を受け、英国人殺害で同じく無期懲役判決を受けた妻の谷開来氏(66)とともに服役中の身だ。当時「奪権」の動きが背後にあり、以後、習氏は政敵を恐れる心理から自己への権力集中に死に物狂いになったとされる。 
  • THIS WEEK【国際】生稲靖国参拝の誤報で式典欠席 拳を下ろせない韓国外相の過去

    2024-12-05 05:00  
     今年七月に世界文化遺産に登録された佐渡島の金山。十一月二十四日、新潟県佐渡市で生稲晃子外務政務官らが出席して同金山で働いた労働者の追悼式が開かれた。韓国政府は二十三日に、「意見調整が十分ではなかった」などとして、政府代表らの出席見送りを発表。二十五日に同市で独自の追悼式を開いた。
     韓国側が態度を硬化させたのは、外務省が二十二日に生稲氏の出席を発表してからだ。韓国メディアは、「生稲氏は二〇二二年八月十五日に靖国神社に参拝した」と報道。その後、韓国は日本に「追悼の辞」の修正と、出席者の差し替えを求めたとされる。一方で、日本側は「追悼式と靖国参拝を絡めるべきではない。そもそも、生稲氏は参拝していない」と主張したが、韓国側は聞き入れなかった。 
  • THIS WEEK【国際】「実験は成功」表情なきプーチン 新型ミサイルが変えたものとは

    2024-11-28 05:00  
     十一月二十一日、ロシアはウクライナのドニプロ市に向けてミサイルを発射し、ソ連時代の最大級のミサイル製造工場に着弾した。ウクライナは当初、ICBM(大陸間弾道ミサイル)と発表したが、ロシア政府によって、新型中距離弾道ミサイルのオレーシニクであったことが明かされた。
     このミサイルは、二〇二一年ごろから構想が囁かれ始めたもので、プーチン大統領は「実験は成功した」と言い切った。さらに、増産態勢に入るよう命令している。ただ、経済制裁の影響で軍需産業は衰退。軍事技術者が十六万人不足しており、これから増産することは容易ではない。 
  • THIS WEEK【国際】米国防長官の発表でどよめき コストカットで在日米軍再編も

    2024-11-21 05:00  
     来年一月に米国で誕生するトランプ次期政権が早くも世界を騒がせている。ワシントン在住の研究者によれば、「マルコ・ルビオ上院議員(53)の国務長官、マイケル・ウォルツ下院議員(50)の大統領補佐官(国家安全保障担当)までは想定内だった」が、FOXニュース司会者のピート・ヘグセス氏(44)の国防長官指名に、政界関係者や専門家から一斉にどよめきの声が上がったという。
     ヘグセス氏は司会者を八年務め、トランプ氏と親交を深めた。今年の大統領選では、FOXがいち早く「トランプ当確」を伝え、「忠誠心を証明してみせた」(関係筋)。 
  • THIS WEEK【国際】「酒、煙草、タトゥーは駄目」パロンで注目のトランプ流教育

    2024-11-14 05:00  
     十一月五日の米大統領選では、接戦という予想に反して、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が激戦州を次々と制して圧勝した。復活劇の裏で、再び注目されているのがトランプ氏の子どもたちの存在だ。
     前政権時に大統領補佐官を務めた長女イバンカ氏(43)は、今回の選挙戦では、前回ほど表に出ずに距離を置いていた。トランプ氏はNBCテレビのインタビューに「政権で働くのは家族にとってあまりにも苦痛だ」と発言。政府入りはしないとされている。 
  • THIS WEEK【国際】北朝鮮の新型弾道ミサイル発射 背景にある米韓の「文化侵略」

    2024-11-07 05:00  
     北朝鮮が十月三十一日、固体燃料を使った新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星19」を発射した。最高高度は七千キロ以上で、通常角度で発射した場合の射程は米東海岸を含む一万五千キロ以上に達するという。メディアは「米大統領選を意識した牽制行動」という分析を伝えた。
     ICBMを発射した以上、米国を意識しているのは間違いないが、目的が、北朝鮮が来年一月に誕生する米新政権との交渉を望んでのものとは言い切れない。
     それは火星19の大きさから窺える。火星19の移動発射台(TEL)は十一軸(タイヤが片側十一輪)もある。火星19の全長は約二十八メートルとみられ、米ICBM「ミニットマン」より約十メートルも大きい。 
  • THIS WEEK【国際】木や石も手製の武器にする精鋭 北朝鮮特殊部隊はどう戦うのか

    2024-10-31 05:00  
     ウクライナ国防省は十月二十四日、北朝鮮兵の最初の部隊が、ウクライナ軍が越境攻撃を続けるロシア南西部・クルスク州に到着したと発表した。韓国の情報機関によれば当初の派兵規模は特殊作戦軍を含む約三千人で、十二月には一万人を超える見通しだ。
     北朝鮮特殊作戦軍の主な任務は敵の後方攪乱だ。八〜十二人単位で行動し、市街地のインフラを破壊する。今回はウクライナ軍後方にある兵站基地や交通網などの破壊を目指すだろう。
     一番近いイメージは、ベトナム戦争で米軍を苦しめたベトコン(南ベトナム解放民族戦線)兵士だ。 
  • THIS WEEK【国際】ハリスに有利な災害対策も利用 トランプが支持回復に成功中

    2024-10-24 05:00  
     米大統領選挙が佳境を迎える中、九月と十月に二つの大型のハリケーン「へリーン」と「ミルトン」がノースカロライナなど激戦州を襲った。ハリケーン対応が、過去には「オクトーバー・サプライズ」につながったこともあった。
     二〇一二年の大統領選挙では、ハリケーン「サンディ」に対応するため、現職のオバマ大統領は被災地に入り、被災者をハグするなどして激励した。さらに、政敵であったニュージャージー州のクリスティ知事(当時)と積極的に支援対応を進めた。その結果、「危機対応に長けたリーダー」というイメージが生まれ支持が伸び、再選につながった。