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記事 5件
  • いまなんつった? 第541回 宮藤官九郎「しょうがないね」

    2019-06-20 05:00  
     いだてん23話。
     ついに関東大震災が来てしまった。大正時代を描くと決まった時から覚悟はしていたけど改めて、難しかったです。たけしさんも「力が入っちゃって、どうにも笑いにもっていけねえな」と言ってましたね。あ、志ん生か。
     ドラマの中で起こるのは、あくまで96年前の関東大震災であって、我々が経験した幾つかの災害とは違います。それを念頭に置いて努めてクールに書いたつもりですが、抑えつけても出ちゃう。演じる俳優はなおのこと。東北や熊本の地震を通過した肉体から発せられる言葉はリアルだし、時に脚本以上の意味を持つ。それを受け取る視聴者の皆さんは言わずもがなです。その辺りを配慮しつつ腰が引けてない井上監督の演出。僕は優しさに溢れているなと感じました。 
  • いまなんつった? 第540回 宮藤官九郎 「何でも自分の事だと思わないで!」

    2019-06-13 05:00  
     ガチャガチャした映画を作るくせに、観客としては地味で静かな映画に惹かれてしまう。歳かな。
     アベンジャーズ、見たら面白いのは分かってるけど、目まぐるしいバトルと熱量と長尺、今の俺にはチャージが足りない。
    『希望の灯り』というドイツ映画を観ました。
     なぜ観ようと思ったか。 
  • いまなんつった? 第539回 宮藤官九郎「槍ば投げてくれぇ!」

    2019-06-06 05:00  
     いだてん21話。
     赴任先の女学生の心を解放するために、四三先生がとった行動は、なりふり構わぬ泣き落とし。
    「頼む! みんなが見とるばい、俺の面目丸潰ればい、形だけでいい、槍ば投げてくれぇ!」
     そんな姿を憐れんで槍を投げてみたら、思いのほか爽快で、しまいには「くそったれ!」と叫び大いに盛り上がる女子達。
     この場面、初稿は全く違いました。 
  • いまなんつった? 第538回 宮藤官九郎「ダウン!」

    2019-05-30 05:00  
     総理大臣の役、たぶん一生来ないと思います。
     不審者の役、病人の役、病的な犯罪者の役、変態の役、その他、随時受けつけております。
     万が一、総理大臣役のオファーが来たら――ここからは勝手な妄想です――こう答えると思う。
     俺じゃない方が良くないですか?
    「いや、あえて宮藤さんに演じて欲しいと監督が仰っていまして」
     う~ん、どうすかねえ。ご覧の通り貧相ですよ。体重60キロですよ。抵抗あるなあ。慢性胃炎だし。 
  • いまなんつった? 第537回 宮藤官九郎 「確かに」

    2019-05-23 05:00  
     本来の意味を離れ、ただの相づちとして乱用する人が多くないですか?
    「確かに」
     もっともらしく頷きながらそう言っていれば「確かに」思慮深い人間に見える。でも俺は気づいてしまった。世の中に排泄される「確かに」の多くは大して意味がない。もはやオールマイティ、コピー&ペースト自在なフレーズなのです。観察してみて下さい。会議にしろ商談にしろ夫婦関係にしろ「確かに」で誤魔化してる人、かなりいます。
    「高齢者ドライバーの事故、増えたよね」
    「確かに」
    「開会式30万て高いよね」
    「確かに」
    「さっきから俺のウーロンハイ飲んでるよね」
    「確かに」
    「割り勘でいいかな」
    「そだねー」
    「レジの前にいるの、クドカンじゃね?」
    「確かに」