• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 16件
  • テレビ健康診断 第871回 青木るえか「アクセル踏みまくりの俳優の中で妙に自然なキャバ嬢・芽瑠ちゃん」『吉祥寺ルーザーズ』テレビ東京系 月 23:06~

    2022-04-28 05:00  
     2019年にAKBグループが、博多座で『仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~』を上演したのをご存じの方は少ないと思う。私はこれを見て「日本演劇界の事件だ!」と騒いだのだが騒いだのは私一人、円盤化もされず、もはや見た人の記憶の中にしか残ってない。『仁義なき戦い』の全キャストをAKBグループのメンバーが演じ、男役は男の服装だが顔はそのまま髪型もそのまま……ってキワモノみたいですが、これがすごかったんだってば! こんなカッコよくて心動かされる芝居ははじめて見たってぐらいすごかったんですってば!……信じてもらえないが。
     で、この『仁義なき~』で山守義雄役(映画では金子信雄)を演じたHKT48の田島芽瑠(当時19歳)。見事なタヌキ親父ぶりが、この凄い芝居の中でも抜けて凄く、いずれ女優としてとんでもない化け物になるのではと思わされた。
     そんな芽瑠ちゃんがHKTを卒業して、女優として全国区デビューを果たします『吉祥寺ルーザーズ』。 
  • テレビ健康診断 第868回 青木るえか「芥川賞的な子役!?『10歳の俊英』は伊達じゃない」『家出娘』NHK総合 放送終了

    2022-04-07 05:00  
    『家出娘』。第45回創作テレビドラマ大賞、大賞作品の映像化である。応募作1047本中の第1位。シナリオの公募に出そうという人は「オレがドラマを変える!」という気合い満々で応募するだろうから、今までに見たことのないようなドラマが見られるのだろうか、と思って見てみた。
     内容はこう。母が死んで父と二人暮らしの娘・はるかが身一つで家出をし、東京にいる叔母(母の妹)を訪ねる。はるか、小学生なのにリュック一つで関西から東京まで一人旅。叔母さんはどうも売れない女優みたいでB級映画でゾンビ役とかやってるようだ。叔母さんのアパートで留守番したり二人で買い物に出たりしてぐだぐだ暮らしながらも、なんとなく二人とも心が通じ合ってる感じ。
     そして、どうも、はるかのお母さんは自殺したらしい。 
  • テレビ健康診断 第865回 青木るえか「関西人の空気のような番組で不思議だと思わされる“あの人”」『水野真紀の魔法のレストラン』MBS系 水 19:00~

    2022-03-17 05:00  
     関西人にとって空気のような番組、それが『水野真紀の魔法のレストラン』。
    『パネルクイズ アタック25』も『ためしてガッテン』も終わる、けれど終わらない『魔法のレストラン』。もう20年続いてます。超人気とか話題沸騰とか、そういう番組ではない。やってることすら忘れるぐらいテレビの中に馴染んでいる。打ち切るという会議をするのも忘れているのでは……というぐらいとにかく関西でこの番組は「空気」。しかし、人間空気がなかったら死にますからね。あらゆる番組が「いかに打ち切られず長く続けられるか」必死になる中、この番組の不死身ぶりはすごい。 
  • テレビ健康診断 第862回 青木るえか「典型的探偵ドラマが『すげーうまい!』ポイント」『ミステリと言う勿れ』フジテレビ系 月 21:00~

    2022-02-24 05:00  
    『ミステリと言う勿れ』、安楽椅子探偵というのがあるけれどこれは「巻き込まれて困ってる探偵」物か。
     その、飄々と困っているアフロみたいな天然パーマの大学生、久能整(くのうととのう)が菅田将暉。何かと巻き込まれてバスジャックに遭ったり、ケガして入院した先で事件に遭ったりしている。で、ぼーっとしている。でも突然立て板に水みたいにどうでもいい知識などを棒読みっぽく語りまくる。「週末にカレーをつくる」のを決まりのようにしているが、こだわりもなさそうでできたカレーもフツー。スパイスに凝ったりしない。 
  • テレビ健康診断 第859回 青木るえか「大泉洋で脱落しかけた私を強力に引き止めたあの女優」『鎌倉殿の13人』NHK総合 日 20:00~

    2022-02-03 05:00  
     今の日本のテレビと映画ひっくるめたドラマ界、大泉洋の無双状態が続いてるんじゃないだろうか。大泉洋がキャスティングされていれば「お?」と思わされ、見ればちゃんと面白く、面白いだけじゃなくて演技もうまくて深みもあり、時に泣かせる。どんな時でも大泉洋が出れば安心。
     いつの時代にもこういう役者がひとりはいて、いつでもどこでも出てきて事態の収拾をはかっていく。といっても大泉洋以前の、大泉洋的な役者って誰だ。とにかく、今、テレビドラマ界は大泉洋にいろいろなことをものすごく頼っている状態だと思う。
     で、私は大泉洋がすごく苦手なんです。 
  • テレビ健康診断 第856回 青木るえか「超リアルな地方競馬ドラマの中で平手友梨奈の騎手がダメなところ」『風の向こうへ駆け抜けろ』NHK総合 全2回 放送終了

    2022-01-13 05:00  
     平手友梨奈が女性騎手役のドラマ、『風の向こうへ駆け抜けろ』。令和3年の掉尾を飾る「超強力ドラマ」であった。もう力入りすぎ。
     中央競馬でデビューしたものの一勝もできずにいた女性騎手(平手友梨奈)が地方競馬に移籍して、やる気をまったく感じないやさぐれ調教師(しかしわりとイイ男。中村蒼)、女に塩まいたりするガンコジジイ厩務員(大地康雄。久しぶりに見たなあ)、馬の心がわかる失声症の美青年厩務員(板垣李光人。BLぽい)なんかが揃った厩舎の所属となり、誰も手をつけられない暴れ馬とともに再び中央の舞台に挑戦する……と、こう書いただけでもうお腹いっぱいですよ! 
  • テレビ健康診断 第853回 青木るえか「かっこよすぎる秋篠宮の静けさ いい加減にしておきたい、けど」『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』TBS系 月~金 13:55~

    2021-12-16 05:00  
     結婚会見からこっち、小室圭・眞子夫妻から目が離せず、もうほっといておあげなさいと言ったり書いたりしておいて自分ではほっとけなくなっていて本当にご夫妻には申し訳なく思う。
     そこにさらに来たのが秋篠宮誕生日会見。これには衝撃を受けた。テレビで見てこれはすごいと思いネットで一問一答全文書き起こしも読んだらさらにすごかった。私がいちばん「すごい」と思ったのが、「(眞子さんが公ではなく私を優先させたと批判されてたがこれまでも常に公を優先させてきたのにそれでもまだそんなこと言われるなら)10年経っても20年経っても結婚はできないということになるかと思います」と言い切ったところ。言ってることがもっともな上に、そこに「静かな怒り」「静かな呆れ」をきっちり表現しておられる。もうドキドキした。かっこよすぎる。セクシーですらある。 
  • テレビ健康診断 第850回 青木るえか「何か淡々と進む……地味に終わったセリーグ最終戦」『プロ野球セ・クライマックスシリーズ ファイナル 第3戦 ヤクルト×巨人』フジテレビ系 スペシャル番組

    2021-11-25 05:00  
     昔は通勤電車の中でもふつうにタバコ吸ってた、なんていってももはや信じられないが、昔はシーズン中はゴールデンタイムで巨人戦全試合地上波生中継していたというのも信じられないかも。今、地上波におけるプロ野球(というか巨人軍)の地位の下落ぶり。「東京ドームの巨人戦」がNHKで中継された時の衝撃。こんなドル箱を日テレが手放すとは。そんなもんはすでにドル箱でもなんでもないのか。ま、なんでもかんでもプロ野球、セ・リーグ、巨人軍、なのが狂ってたと思いますが。今の時代に物心ついていたら、これほど巨人を憎み阪神なんか応援する生きづらい人生は送っていなかったと思う。
     それでもクライマックスシリーズファイナルステージぐらいは中継してくれます。ヤクルト対巨人。 
  • テレビ健康診断 第847回 青木るえか「工藤静香母子を見て思う『YOSHIKIでもいいか』」『西本願寺音舞台』TBS系 スペシャル番組

    2021-11-04 05:00  
     日曜深夜、テレビの消し忘れか、あるいは猫がリモコン踏んでつけちゃったかぐらいしか思い浮かばないよ、この番組つけてる家は。私はたまたま寝そびれて見たが。『西本願寺音舞台』。
     草刈正雄がナレーションでナビゲーターが比嘉愛未、やけに美しい画面とカメラワークで西本願寺の建物とか紹介してたかと思うと、境内のコンサートになる。
     舞台は「光を駆使した」、どっかで見たような、高級旅館の庭園の夜みたいな美しさ。テーマは『いのち』。フルートとピアノのデュオとか、草木染めの衣裳のバレエダンサーのコンテンポラリーダンスとか、先鋭的っぽいけどわかりやすいパフォーマンスを繰り広げる。 
  • テレビ健康診断 第844回 青木るえか「宮根誠司の表情が気になる『眞子さま問題』の“問題”」『ミヤネ屋』日本テレビ系 月~金 13:55~

    2021-10-14 05:00  
     何か「眞子さま問題」については、何をどう言っても「ちがう! そこじゃないんだ問題は!」と怒っている人が湧いてくる。
     ネットの「眞子さま問題」はわりととんでもないところに到達していて、小室さんのイジメ問題やお母さんの借金問題などすでに小ネタ。小室さんの米国留学も、NYの弁護士事務所就職も、すべて脱法の裏口でありそこには皇室の闇資金が動いており、眞子さまのPTSDは「詐病」、さらに「秋篠宮の実父は誰か」だって(何を言ってるのかわかってるのか)。