-
山田玲司のヤングサンデー【第201号】ご注文は?
2018-08-27 07:00220ptわかっているけど、フラれるのは辛い。
好きな人に「あなたはいらない」と言われるのだから、これはもう世界の終わりだ。
漫画家にとっての「フラれる」は「打ち切り」だ。
毎週始まる「新連載」でヒットする漫画はほんの数パーセントにすぎない。
実際長く続くヒット作は10本に1本あるかないかだ。
世間では「売れた漫画」の話しかしないので、90%以上の「切られた漫画」の話はしない。
かくして「ほとんどの漫画」が「シュレディンガーのネコ」となる。 -
山田玲司のヤングサンデー【第200号】「いらない国」が生む「いらない文化」
2018-08-20 07:00220ptテレビを着けたら「スクールオブロック」のドラマ版がやっていた。
ジャック・ブラック演じる「ロックバカ」が、バンドをクビになり、間違いで「名門小学校の教師」になって小学生にロックの授業をする、という僕の大好きな映画「スクールオブロック」をシチュエーションコメディにしたものだ。
ジャック・ブラックのやっていた、ロックバカの主人公「フィン」は、少しばかりイケメンの俳優がやっている。
悪くないけど、やっぱり「イケメン」にはこの役は向かない。
ジャック・ブラックの魅力は「イケメン要素」より「いけてない要素」(背が低い、小太り、暑苦しいなど)の方がはるかに上回っているのに「堂々としている」部分なのだ。 -
山田玲司のヤングサンデー 【第199号】シルバニアファミリーを買ってもらえなかった女
2018-08-13 07:00220pt -
山田玲司のヤングサンデー 【第198号】オメラスから歩み去る人々
2018-08-06 07:00220pt地球で生きている 生命体
それ・僕たち・人間
というわけで、カネコアヤノの銀河に乗ってという歌を聞きながらこれを書いている。
先週の放送では、江守正多博士をお招きして、ポケモンと環境問題についての話しをした。
幅広い世代が知っているポケモンというコンテンツと、恐らく多くの人があまり時間を割いて自分で積極的に調べたり行動したりする機会がない環境問題の本当の所を繋げて話す場を設けよう、しかもご機嫌にという試みだ。
毎度、この幅こそがヤンサンの「意味」だと思うわけだが、先週のメルマガでもお伝えした通り、どのコンテンツも今が詰まっている「思想のバトルフィールド」なわけで、何か社会ののっぴきならない問題に繋がっていないわけがない。
コンテンツじゃなくても、考えようと思えば、スーパーに並ぶ大根だって、たまたま降りた駅構内の工事だって世界の問題と繋がっている。
何に接しても世界の何かの問題につながってしまっている。
それは恐ろしいことでもあるが、考えることが出来さえすれば、問題だけではなく「自分へのヒント」も目の前にごろごろと転がっている筈なので気を楽にして過ごしたい。
(考えることが行き過ぎると、止められなくて、毎週、ある種の症状を皆に披露することになってしまうのだが。)
1 / 1