-
【第439号】整頓のフリーレン
2023-11-01 07:00220ptチンペイさんこと谷村新司が亡くなった。
そのあと立て続けにもんたよしのり、櫻井敦司など、著名な方々が次々とこの世を去った。
去年はアントニオ猪木の闘魂の火も消えた。
そして昨日、チャンドラーことマシュー・ペリーが……。
そこに加えて志村けんやマラドーナなど、ここ数年で逝った方を数えるとキリがないが、とにかく、多い。 -
【第433号】宮崎駿のサマーヌード
2023-08-02 07:00220pt -
【第427号】喫煙所の岸辺露伴
2023-04-27 07:00220pt去年咲いていたミモザはちょうど散り終わったところらしく、他の木と大して変わらない緑の葉が茂る普通の木になっていた。
1年ぶりの、山田玲司の個展が終わった。
今年もたくさんの人が来てくれて、じっくりと絵と対話する人や、絵は早々に玲司さんや俺や赤座さんなど在廊者と話し込む人、来た人同士でお茶をしながら仲良くなる人、様々だ。 -
【第421号】スカートの中にある宇宙世紀
2023-01-31 07:00220pt -
【第412号】鴉と出汁と反知性主義
2022-11-08 07:00220ptなんていうか、人間の出汁(ダシ)がやっと効いてきたっていうか、わかるようになってきたっていうかさ。
昨日九州遠征から直行して見た「Black Crowes」のライブ、めちゃくちゃ良かった。
今回の熊本遠征が決まる前からチケット取っちゃってて、福岡オフ会あったけど後ろ髪引かれる思いで熊本から立川に飛んで帰ったんやけどさ、お陰様でこの10年でいちばん素敵な音楽体験をさせてもらいました。 -
【第401号】氷解
2022-08-05 12:00220pt家に着いたのは0時半を回った頃だった。
こんなこともあるだろうと次の日の仕事も半休にしていた。
久しぶりの東京往復に流石に疲れていたので風呂を沸かし、湯船に浸かった。
風呂上がりに何が冷たいものが欲しくなった。
眠る前に珈琲を飲む癖がついていて、夏場はアイスコーヒーを作って冷蔵庫に入れておくのだが、豆を切らしていて作れなかったのを忘れていた。
飲み会の前や帰りにどこかで買ってくるつもりだったのに。
あきらめてソファに腰を下ろして、深夜1時過ぎのテレビをつけた。
ニュースはもうやっていなくて、終わりかけのスポーツ番組やテレビショッピングがだらだらと流れていた。
Nはふいに、タバコが吸いたくなった。 -
【第400号】The Weight
2022-08-01 07:00220ptKを偲んで集まった同期の寄り合いは、なんだかんだそのあと9時半まで店に居座り、2次会の話も上がったがそれぞれ仕事や家庭があるので解散になった。
それでもせっかくだから駅まではみんなで行こう、昔のように駅前で解散しようと言うことになり、またぞろ7人で向かった。 -
【第399号】K
2022-07-28 00:00220ptKの訃報が届いたのは、彼が死んでから9日後のことだった。
軽自動車専門の中古車販売店の副店長をしていたNは、その報せを仕事の休憩時間に受け取った。
7月の海の日の連休の中日、うだるような暑い日の夕刻だった。
その1週間後の日曜、NやKの大学のサークルの同期たちは久しぶりに連絡を取り合い、彼らが過ごした大学のある町の、思い出の飲み屋で集まることになった。
同期とはいえKとそこまで親しくもなかったNだが、なぜだか行かなくては気持ち悪い気がしたのと、普段から休む理由もないので働き続けてしまう自分を裏切りたくなって、その日は午前だけ出勤して半休を取り、行くことにした。 -
【第388号】『ゆらめきのパサージュ』(後編)
2022-05-02 07:00220pt前編からの続き。
前編はこちら⤵️
https://ch.nicovideo.jp/yamadareiji/blomaga/ar2094005
先週に引き続き、繰り返しになりますがこれは俺が勝手に考えてる「ポスト・パサージュ論」です。
曲解や思い込みが多分に含まれていますので、ベンヤミン哲学をもっとちゃんと知りたい方は原著にあたるか、もっとしっかりした学者の研究を調べてくださいね。
それでは後編、またしても長文なのでごゆっくりどうぞ。 -
【第387号】『ゆらめきのパサージュ』(前編)
2022-04-27 07:00220pt※今回のメルマガはおよそメルマガとは呼べないほどの長編につき、前後編に分けました。
あるドイツの哲学者の思索を引用してるので、少々、いやかなり難解かもしれません。
この揺らめきまくりの文章は、たぶん清ちゃんには読めないでしょう(笑)
でも、なんとなくわかってくれるだけで大丈夫。
というか、あまり真剣に読まないでください。
肩の力を抜いて、珈琲やドーナツなどを用意して、まるで七曲市場のような俺のややこい文体と共に、揺れながらお楽しみください。
1 / 3