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記事 4件
  • 山田玲司のヤングサンデー 【第167号】「見えない壁」の向こう側を見よう

    2017-12-25 07:00  
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    年末になって「いい話」と「嫌な話」を同時に見た。
    それは国内のニュースで、珍しく希望を感じる話だった。

    ほとんどの人は知っていると思うけど、その1つは漫才コンビ「ウーマンラッシュアワー」が地上波の番組の大舞台で、タブーに切り込んだ社会派の漫才をやって大喝采を浴びた、という話。
    タブーとか言いつつ、本当の所は、「オリンピックの豪華な競技場に何千億も使うより、震災で仮設住宅に暮らす人に住むところを」というような「実に当たり前の話」を並べているだけで、特に過激な思想を煽ったわけではない。
    「沖縄に基地を押し付けるな」
    「地方に原発を押し付けるな」
    「経済のしわ寄せを弱者に押し付けるな」
  • 山田玲司のヤングサンデー 【第166号】評論家を評論すると見えてくるものとは?

    2017-12-18 07:00  
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    「映画を観に行く楽しみ」とは何だろう。
    改めて考えてみると、わざわざ映画館まで行って、1800円も出して、一次停止も私語も許されない空間にわざわざ約2時間もいるのは、やはり「特別な何か」を体験できるからだろう。
    1人で行く映画も気楽でいいけれど、やはり映画鑑賞の醍醐味は「誰か」と一緒に行くことだと思う。
    観た後に膨れ上がった「どうしたらいいかわからない気持ち」をお互いにぶつけ合って盛り上がるのはやっぱり楽しい。
    それが期待を裏切った「最低の映画」でも「あれはひでえな」と言って一緒に笑えば、そこそこ「モト」は取れるし、自分の気が付かなかった部分を指摘されて「実は案外いい映画かも」なんてことになるのもいい。
  • 山田玲司のヤングサンデー 【第165号】「聖なるもの」は、どこにいる?

    2017-12-11 07:00  
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    今更言うのも野暮だけど、いよいよ「地上波の番組」をみるのが困難になってきた。

    メインパーソナリティーがマツコ・デラックスだったりすると、ギリギリその「テレビの虚構」やら「傲慢さ」や「思考停止」なんかを、マツコ本人が許そうとしないので、まだ見られるものの、情報バラエティとかはさすがにキツい。


    特に「もう無理」だと思う部分は、人の紹介の時の「お約束」だ。
    地上波で誰かを紹介する時には、決まってその人事を「学歴」や「受賞歴」や「売り上げ」なんかとセットで紹介する「アレ」。
  • 山田玲司のヤングサンデー 【第164号】「運のいい人」

    2017-12-04 07:00  
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    もう何年も医者に行かなくてすんでいるくらい健康ではあったけれど、さすがにここ最近体調が悪い。

    最大の原因は、CICADAの売り上げが伸びない事だ。
    あれだけ凄い漫画なのにコミックスが売れず、担当も作画チームも頭を抱えている。
    「あのガンダムもヤマトも人気が出たのは、放送が打ち切りになってからだ」みたいな事例はあるものの、毎月「渾身の力」で作っている漫画が2巻の販売初速が悪いというだけの理由で終わるのは、どうにも滅入る話だ。

    おまけにUMA水族館のアニメ企画も止まっていて、動くに動けない。