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『Innocent Eyes』 02 僕はバンドを探していた・・・という言葉に込めたもの〜イメージの力 1
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『Innocent Eyes』 02 僕はバンドを探していた・・・という言葉に込めたもの〜イメージの力 1

2017-08-21 03:00



    もし「初めて出会った頃、Xはあなたにとってどのようなバンドでしたか?」

    という質問をされたら、僕はどう答えるのか?

    実際にこういった質問をされることが、時々ある。

    大抵、その時話している内容に合わせて、わかりやすく臨機応変に答えている。

    でも当然ながら、答えの根元にある部分は、常に同じだ。

    今回はまず、この話から始めてみたい。



    最初に答えを書いてしまおう。

    初めて出会った頃、Xは僕にとってどのようなバンドだったか・・・

    その答えは、僕が1989年の2月頃に書いた「BLUE BLOOD」のライナーノーツの冒頭にちゃんとある。

    『僕はバンドを探していた。見たこともないような新しいバンドに出会いたかった。'87秋、新人発掘の仕事をしていた僕はXと出会った。インディーズ・シーンにさほど期待していなかった僕の予想を裏切って、Xは〝未完の大器′′だった。』

     
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