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記事 90件
  • サービス残業是正 2160億円 厚労省発表/13年間総額 トヨタなど大企業多数

    2014-12-26 11:17  
     残業をしたのに賃金が支払われない「サービス残業」(不払い残業)で、厚生労働省がこのほど、「監督指導による賃金不払い残業の是正結果」を発表しました。2013年度に企業が労働者に支払ったサービス残業代の是正額は123億4198万円(前年度比18億8505万円増)でした。厚労省が調査を始めた01年以降の13年間で、是正総額は2160億5598万円に達します。
     サービス残業は、若者を使い捨てる「ブラック企業」だけでなく、大企業にも横行する社会問題です。「固定残業代」などの名目で、働いた時間分の賃金を支払わないなど違法な手口も広がっています。
     13年度に不払い残業代が是正された労働者は、11万4880人(同1万2501人増)。是正企業数は1417企業(同140企業増)でした。1企業での最高の支払額は4億5861万円でした。
     13年間の累計で、是正された労働者総数は177万1132人、企業総数
  • 翁長知事が党本部訪問 山下書記局長らと懇談/沖縄新基地阻止へ 力合わせよう

    2014-12-26 11:14  
    (写真)職員らの歓迎をうける翁長雄志沖縄県知事(中央)=25日、党本部 沖縄県知事選挙(11月16日)で示された名護市辺野古の新基地建設ノーの民意を伝えるために上京中の翁長雄志沖縄県知事が25日、日本共産党本部を訪れ、山下芳生書記局長、穀田恵二国対委員長、赤嶺政賢衆院議員らと懇談しました。
     到着した翁長氏は、党本部職員の割れんばかりの拍手とオナガコールで迎えられました。
     花束を贈られた翁長氏は顔を紅潮させながらロビーでマイクを握り、「ハイサイ、グスーヨー、チューガナビラ(こんにちは。ごきげんいかがですか)」と沖縄方言であいさつ。「沖縄が変われば日本が変わるという気持ちで赤嶺代議士ともども知事選挙をたたかわせていただきました。本当にその意味では、新しい歴史の一ページが出来上がったと思っています」と述べ、盛大な拍手を浴びました。
     さらに翁長氏は「政治に保革を乗り越える包容力があるかどうか
  • 「自然増削減」予算/どこまで痛みを強いるのか

    2014-12-26 11:10  
    主張
    「自然増削減」予算
    どこまで痛みを強いるのか
     安倍晋三政権が2015年度予算編成のなかで、社会保障費の「自然増」を「聖域なく」見直すとして、大幅削減を行うことを繰り返し表明しています。社会保障費の「自然増」は、高齢者の人口が増えることにともない必要になる年金、医療・介護などの費用の増加分のことです。高齢者が増える社会では増額が避けられないお金です。それを「聖域なく」と無理やり削り込むことは、国民の暮らしと安心の土台を危機にさらす、きわめて乱暴なやり方です。
    社会保障の根幹を壊す
     財務省の財政制度等審議会が25日に決めた15年度予算編成に向けた建議は、医療・介護費の「自然増」の半分に切り込むことを強く要求しました。国民の批判が広がっている介護報酬「6%」削減方針も盛り込み、断固実行の構えです。
     財務省が、削減対象に具体的に列挙しているのは、医療・介護分野にとどまらず、生活保護、障
  • 安倍政権の暴走 国民と共に包囲/党国会議員団総会 山下書記局長あいさつ

    2014-12-25 10:58  
    (写真)躍進共産党さっそうと初登院 24日午前9時前、国会正面玄関前では当選証書を手にした日本共産党衆院議員が初登院し、大勢の報道陣に囲まれました。30代と40代の新人議員9氏の集合写真に続き、1人から6人に増えた女性議員団が勢ぞろいすると報道陣が一斉に注目し、撮影が盛り上がりました。その後、当選議員はそろって院内に入り、職員から新しい議員バッジを胸につけてもらいました。特別国会
     総選挙を受けた第188特別国会が24日開かれ、日本共産党は新人議員14人を含む衆院議員が初登院しました。会期は3日間です。日本共産党は衆院で21人へと画期的躍進を果たし、衆参合わせて32人の党国会議員団となりました。議員が一堂に会した党国会議員団総会が開かれ、山下芳生書記局長が「安倍政権の暴走を国民とともに包囲していこう」と力強く呼びかけました。同日、衆参両院の本会議で、自民党の安倍晋三総裁が首相に指名され、第
  • 「オール沖縄」議員初登院

    2014-12-25 10:53  
    仲里さん 「全国的にもインパクト大」
    玉城さん 「つないだ手、はなさない」
    照屋さん 「日米両政府に声ぶつける」
    赤嶺さん 「新基地計画息の根止める」
     「『オール沖縄』の議員が国会に初上陸」――。衆院解散・総選挙を経て24日に召集された特別国会で、ひときわ注目を集めたのが沖縄県のすべての小選挙区で自民党候補を破った4人の「オール沖縄」代表の衆院議員です。同日朝、4氏はそろって初登院し、安倍政権が強行する同県名護市辺野古での米軍新基地建設を阻止し、県民の圧倒的民意を実現する新たな決意を語りました。 午前9時すぎに国会議事堂の正面玄関に4氏がそろうと、本土メディアを含む30人超の記者らが囲み、一斉にたかれる写真撮影のフラッシュで包まれました。4氏は議事堂を背に手を重ね合わせ、国政での共闘をアピールしました。 日本共産党の赤嶺政賢議員は、辺野古・大浦湾の豊かな生態系を象徴する絶滅危惧種ジュゴン
  • 第3次安倍政権/民意に逆らう暴走許されない

    2014-12-25 10:50  
    主張
    第3次安倍政権
    民意に逆らう暴走許されない
     総選挙の結果を受けた特別国会が開かれ、自民党の安倍晋三総裁が衆参両院で首相に指名され、第3次安倍政権が発足しました。衆院の解散前、「政治とカネ」の問題で追及された江渡聡徳防衛相が再任を辞退し、中谷元・元防衛庁長官に交代した以外は、すべての閣僚が留任する体制です。総選挙で自民党は議席を減らしたにもかかわらず、安倍首相は選挙後、国民の「信任を得た」と発言しています。第3次安倍政権が経済でも外交でも、国民の意思に逆らう暴走を加速するのは許されません。政権の「信任」に程遠い だいたい安倍政権が衆院を突然解散したこと自体、4月に強行した消費税増税による「増税不況」で景気が落ち込み、来年10月からの再増税を延期しなければならないほど、安倍政権の経済政策「アベノミクス」が行き詰まったためです。江渡氏にとどまらず「政治とカネ」の問題も続出し、2人の閣僚が
  • 辺野古新基地建設断念を/沖縄県議会 日米政府に意見書

    2014-12-25 10:49  
    沖縄県議会(定数48、欠員1)は24日、県民の民意を尊重し、辺野古新基地建設断念を日米両政府に求める意見書・決議を、公明県民無所属を含む31人の賛成多数で可決しました。(反対15人) 保革の枠組みを超えた共同で新基地建設反対を掲げ、仲井真弘多(なかいまひろかず)前知事に約10万票の大差で翁長雄志(おながたけし)氏(現知事)が圧勝した11月の県知事選と、先の衆院選で「オール沖縄」勢力が全小選挙区で歴史的勝利を果たした県民の圧倒的な民意を県議会が改めて突き付けた形です。 意見書・決議は、県知事選、衆院選に加え、1月の名護市長選、9月の名護市議選でも新基地反対の候補・勢力が勝利したことにふれ、「沖縄県民の圧倒的多数の民意が揺るぎないものであることが示された」と強調。「県民大多数の民意を押し潰(つぶ)すようでは民主主義国家としてその根本が問われる」と述べ、選挙結果にかかわらず「淡々と進める」などと

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  • 安倍首相の靖国参拝継続 「日本会議」が迫る/国際社会での孤立必至

    2014-12-24 10:58  
     昨年12月26日、安倍晋三首相が靖国神社に電撃的に参拝し、中国、韓国をはじめ国際社会から「失望した」(米政府)などと激しい批判が上がりました。第2次安倍内閣発足からちょうど1年の日でした。それから1年、24日にも予定される第3次安倍内閣発足に際して、再び安倍首相の靖国参拝問題が注目されます。
     見過ごせないのは、侵略戦争を肯定・美化する「靖国」派の総本山といえる改憲・右翼団体「日本会議」が、昨年末の安倍首相の靖国参拝を「高く評価」した上で“連続参拝”を迫っていることです。
     「反発している中韓両国に対して、我が国への外交的圧力が無意味・無力であることを悟らせるためにも、首相の靖国参拝を是非とも継続されんことを」(8月15日、声明)
     第2次安倍改造内閣では、「日本会議」を支援する「日本会議国会議員懇談会」の所属議員が、閣僚19人中15人を占めました(首相含む)。この参拝圧力に安倍首相がど

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  • 小選挙区「死票」総得票の48%に 民意切り捨てはっきり/295選挙区中133区で50%超す

    2014-12-24 10:49  
    共産党 比例代表制を提案
     今回行われた総選挙の295小選挙区で、候補者の得票のうち議席に結びつかなかった「死票」の割合(「死票」率)が50%以上となった小選挙区が全体の4割強にあたる133に及ぶことが本紙の調べでわかりました。「死票」は全国で2540万6240票にのぼり、小選挙区得票の48%を占めました。民意を切り捨てる小選挙区制の害悪がいっそう浮き彫りになりました。
     小選挙区制は、各選挙区で最大得票の候補者1人しか当選しないため、それ以外の候補者の得票は「死票」になります。
    根本的な欠陥
     「死票」率が60%以上は22選挙区、50%から60%未満が111選挙区、40%から50%未満が104選挙区でした。あわせて8割を占めました。
     小選挙区で、自民党の得票率(有効投票総数に占める自民党候補全員の総得票)は48%ですが、獲得議席数は223議席で、議席占有率は76%となりました。小選挙区
  • 介護報酬下げ方針/「安心の基盤」の崩壊を許すな

    2014-12-24 10:45  
    主張
    介護報酬下げ方針
    「安心の基盤」の崩壊を許すな
     安倍晋三政権が介護保険制度の介護報酬を来年4月から大幅に引き下げる動きを強めています。社会保障費を「聖域なく」見直すのが安倍政権のもともとの方針ですが、消費税再増税の先送りで「財源不足」になるという脅し文句まで使って、削減にさらに拍車をかけようという悪質なやり方です。高齢者人口が増えて公的介護の拡充・強化がますます必要だというのに、介護水準を低下させる報酬引き下げは、「安心の基盤」の根本を揺るがす重大な逆行です。
    特養ホームに大打撃
     介護報酬は、介護サービスを提供する事業者に公費で支払われる対価で、報酬総額は2015年度予算編成のなかで来月中に決定します。介護報酬改定は3年に1度行われ、来年度は2000年の介護保険発足後5度目となる改定です。今回は、財務省が「6%」と具体的数字を挙げ、前例のない大規模な報酬削減を要求するなど、安倍政