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自民党改憲戦略/9条狙う“二段構え”は論外
2015-02-28 10:47主張
自民党改憲戦略
9条狙う“二段構え”は論外
自民党が昨年末の総選挙後初の憲法改正推進本部を開き、まず各党の理解を得やすいとする「環境権」などから前例を作り、その後、本命ともいえる「9条改正」などをめざす“二段構え”の戦略を確認しました。改憲に異常な執念を見せる安倍晋三首相(自民党総裁)のもと、自民党は3月8日に開く大会でも来年の参院選後の改憲案提出を念頭に「憲法改正を推進する」運動方針を決めようとしています。“二段構え”の改憲戦略は、自民党が進める改憲が、9条改憲による「戦争する国」づくりのための、道理のないものであることを浮き彫りにしています。「9条改正」は特に重要 26日に開かれた自民党の憲法改正推進本部では、自民党が2012年にまとめた憲法改正草案のうち、憲法9条の「改正」などを「特に重要な項目」とすることを確認したうえ、改憲には幅広い勢力の賛成が必要で、憲法9条は最初に憲法 -
公的年金削減やめよ/高橋議員 「マクロ」で大幅目減り/衆院予算委
2015-02-28 10:45「長生きすればするほど年金は減っていくことになる」―。日本共産党の高橋千鶴子議員は27日の衆院予算委員会で、老後の支えとなる公的年金の削減をやめるよう求めました。 高橋氏は、物価が上がっても年金水準は切り下げる「マクロ経済スライド」によって、年金が大幅に目減りする問題を指摘。老齢基礎年金額が基礎的消費支出(必需品的なもの)にすら追いつかない実態を示し、「国民年金法第1条には“憲法25条第2項にもとづく”とあるのに、最低限度の生活を保障することができない」とただしました。 安倍晋三首相は「名目額は上昇する」と言い訳。塩崎恭久厚労相は「年金だけで老後生活をまかなう考え方で設定していない」と開き直りました。高橋氏は、高齢者の6割は年金だけが家計のすべてだとし、私的年金との併用など自助努力を求める政府の年金「改革」を批判しました。 高橋氏は、政府が「100年安心」と宣伝しながら、約束してきた現役世 -
安倍内閣 疑惑まみれ/望月環境相・上川法相も「違法」献金/補助金交付企業から
2015-02-28 10:40暴走政治を続ける安倍政権のもとで閣僚の「政治とカネ」問題が相次いでいます。23日の西川公也前農水相辞任に続き、27日には、望月義夫環境相と上川陽子法相がそれぞれ代表を務める自民党支部が、国の補助金を受けた企業から政治献金を受けていたことが明らかになりました。辞任・疑惑閣僚続出の金権腐敗にまみれたボロボロ政権です。 望月氏の政党支部は、2013年、同年に環境省と国交省から補助金が交付されていた総合物流商社「鈴与」(静岡市)から、140万円の献金を受領。上川氏の政党支部も13年に「鈴与」から72万円の献金を受け取っていました。 政治資金規正法は、国の補助金を受けた企業による、補助金交付決定から1年以内の政治献金を禁じています。 この日の記者会見で菅義偉官房長官は、望月、上川両閣僚から補助金交付企業とは知らなかったとの報告を受けたとし、「(政治資金規正法は)知って受け取ってはならないということ -
新たな汚染水漏れ/管理でも「封じ込め」でもない
2015-02-27 11:07主張
新たな汚染水漏れ
管理でも「封じ込め」でもない
2011年3月11日の事故発生からまもなく4年を迎える東京電力福島第1原発で、放射性物質で汚染された水が海に漏れだしていることが相次いで明らかになり、漁業者などから批判の声が上がっています。なかでも2号機の原子炉建屋の屋上にたまっていた放射性物質が雨などで流され、雨どいや排水路を通じて高濃度で外洋に漏れ出していたのは重大です。安倍晋三政権は、汚染水は「アンダーコントロール」(管理下)にあり、影響は「ブロック」(封じ込め)されているといい続けていますが、まったく事実にもとづかない国民を欺く態度は明らかです。1年以上も東電まかせ 問題の汚染水漏れは1年以上前の13年11月に1~4号機の山側排水路に高濃度の汚染水が流れ込んでいることや、昨年4月以降にも基準以上の汚染水が流れ出ていることが、分かっていたといいます。にもかかわらず、事故で2号機 -
無限の長時間労働を強制/残業代ゼロ「高度プロフェッショナル」制度
2015-02-27 11:04安倍晋三政権は「高度プロフェッショナル制度」と名付けた労働時間の適用除外制度をつくる労働基準法改悪案を今国会に出そうとしています。「残業代ゼロ」「過労死促進」法案とよばれるものです。「無限の長時間労働がまん延する」という日本共産党の志位和夫委員長の追及に安倍首相はまともに答えることができませんでした(20日、衆院予算委員会)。制度の問題点をみてみます。 (昆弘見)年収「3倍」の根拠なし
勝手に引き下げも
「高度プロフェッショナル」。安倍首相は「グローバルに活躍する高度専門職として働く人」といいました。 該当する労働者は、労働基準法第4章で定めている労働時間、休憩、休日、深夜の割増賃金にかかわるいっさいの労働時間規制の対象外になります。つまり週40時間、1日8時間という労働時間制限が適用されず、仕事が深夜に及ぼうと休日出勤しようと割増賃金を払わずに働かせてもいいという制度です。 安倍首相は -
辺野古サンゴ 破壊確認/沖縄新基地建設 県が潜水調査開始/岩礁破砕許可取り消しも
2015-02-27 11:01沖縄県は26日、国が名護市辺野古の新基地建設に向けて辺野古沿岸部の大浦湾に投入した巨大コンクリートブロックによって、貴重なサンゴ礁などが破壊されている現状を確認するため潜水調査に着手しました。1カ所でサンゴがブロックに押しつぶされ砕けている状態を確認しました。 潜水調査は、あらゆる手法を駆使して新基地建設の阻止を掲げる翁長雄志(おながたけし)県知事が沖縄防衛局に海底面の現状変更をしないよう命じた指示にもとづくもの。翁長知事は、岩礁破砕許可区域の外でサンゴ破損が見つかった民間調査や報道による事前情報を踏まえ、防衛局のブロック投入は県の規則を逸脱しているとして「(許可取り消しの)可能性は大きい」とのべており、安倍政権は基地建設に向けた工事の停止を迫られる可能性があります。 同日午前9時半ごろ、名護市の汀間(ていま)漁港を出発した県の調査団は、工事区域への立ち入りを規制するため設けられた臨時制 -
相次ぐ米軍の事件・事故/沖縄県議会 抗議決議・意見書/被害者に謝罪・補償を
2015-02-26 10:19沖縄県議会は25日、部品などの落下事故が相次ぐ米軍機の安全管理や事故の再発防止と、飲酒がらみの事件・事故を頻発させている米軍人・軍属などに対する綱紀粛正の徹底を日米両政府に求める意見書と抗議決議を全会一致で可決しました。 米軍機の部品など落下事故は、1月15日に普天間基地所属のヘリコプターからミサイル発射装置など重さ200キロの装備品が落下したのをはじめ昨年来、10回以上も続発。昨年12月に基地外での飲酒制限が緩和されて以降、米軍人らによる沖縄市や名護市での住居侵入、うるま市や宜野湾市での酒気帯び運転など事件・事故が繰り返されています。 意見書・決議は、相次ぐ米軍関係の事件・事故について「米軍の再発防止に対する取り組み、演習・訓練における安全管理のあり方、軍人への教育のあり方に強い疑問を抱かざるを得ず、到底容認できるものではない」と強く抗議。落下事故に対し、原因の徹底究明と結果の公表や航空 -
3・8統一行動/福島切り捨て・再稼働許すな
2015-02-26 10:16主張
3・8統一行動
福島切り捨て・再稼働許すな
東日本大震災と東京電力福島第1原発の事故から3月11日で4年です。福島切り捨てと原発再稼働を一体に進める政府・財界の原発推進勢力と、福島と連帯し、再稼働反対・原発ゼロを求める世論と運動が正面から激突しています。原発のない未来をつかめ 首都圏反原発連合と原発をなくす全国連絡会、さようなら原発1000万人アクションは3月8日、3団体の共催で、「ノーニュークスデイ 反原発☆統一行動 福島を忘れるな!再稼働を許すな!」を計画しています。「福島原発事故から4年。原発のない未来をつかめ」を合言葉に、原発再稼働推進を宣言している安倍晋三政権を圧倒的多数の世論と運動で包囲し、暴走を止める行動です。 統一行動では、東京・日比谷野外音楽堂での集会、国会に向けた請願デモと国会包囲、国会正門前での抗議行動が連続しておこなわれます。3・11を前後して、全国の運動が -
壊されたサンゴ消えた 沖縄・新基地作業の海底で確認/県はあすから潜水調査
2015-02-25 11:13沖縄県名護市の大浦湾で24日、政府・沖縄防衛局が投下したコンクリートブロックによってつぶされたサンゴの一部がなくなっていることがわかりました。沖縄県の翁長雄志知事は同日、26日に潜水調査を始めることを明らかにしました。 ヘリ基地反対協議会ダイビングチームレインボーが同日の海中調査で発見して記者会見で発表しました。同行した本紙記者も確認し、撮影しました。 コンクリートブロックは新基地建設にともなう海上作業で設置。浮具やオイルフェンス、浮標灯などを海底で固定しています。調査したブロックは、浮具よりも100メートル以上外側の浮標灯を固定するためのものです。この地点は21日、22日に続いて、今回の調査が3回目。レインボーは県による本格的な調査が迫っているのを受けて連日海中調査を続けています。 レインボー代表の牧志治さん(64)は「2トンのコンクリートブロックに挟まれたサンゴは自然の力でなくなるも -
西川農水相辞任/返した、辞めただけでは済まぬ
2015-02-25 11:10主張
西川農水相辞任
返した、辞めただけでは済まぬ
国から補助金を交付される企業などからの献金が批判されてきた西川公也農水相が辞任し、林芳正前農水相に交代しました。西川氏はすでに献金は返したと主張し、辞任で幕引きとしたい意向のようですが、政治資金規正法に違反する企業献金を受け取っておいて、返した、辞めたで済むものではありません。徹底した真相究明とともに、西川氏を農水相に起用し、かばい続けてきた安倍晋三首相の責任が問われます。説明責任果たしていない 西川氏は23日夕方安倍首相に辞表を提出したあと、記者団に「私がいくら説明しても、分からない人には分からない」とうそぶきました。西川氏がまったく反省していないことを示すものですが、西川氏が説明しているなどというのはまったくのウソです。 これまでも「政治とカネ」をめぐる数々の疑惑を追及されてきた西川氏が改めて追及を受けることになったのは、国からの補
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