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記事 87件
  • 政党助成金 来年20年目総額・5996億円―32党が山分けうち24党消滅

    2013-12-31 10:27  
    支給目当て 繰り返される離合集散
    日本共産党は受け取り拒否
     国民の税金を政党に支給する政党助成金制度が来年20年目を迎えます。1995年の制度実施から今年までの19年間の支給総額は5996億1360万円に達しました。その間受け取った政党は32党。うち24党が、助成金を手にすると政策や理念をそっちのけの離合集散を繰り返し、解散・消滅しました。
     総務省が今年、自民党、民主党、日本維新の会、公明党、みんなの党、生活の党、社民党、新党改革、みどりの風(7月に解散)の9党に支給した政党助成金総額は318億7083万円。国民に消費税増税を迫る自民党の19年間の受け取り額は2716億円にのぼり、支給総額の45・3%を占めます。来年からは、みんなの党からの離党議員で結成した「結いの党」も助成金の山分けに加わろうとしています。
     20年目となる2014年度政府予算案には、320億1433万円の政党助成金
  • 「原発ゼロ」―新年も、たたかいを強めて

    2013-12-31 10:24  
    主張
    「原発ゼロ」
    新年も、たたかいを強めて
     東京・永田町の首相官邸前、暮れも押し詰まった27日夜も、「原発ゼロ」を求める抗議行動が繰り広げられました。首都圏反原発連合が呼びかけ、ほぼ年間を通して毎週金曜日夜におこなわれてきた行動です。「原発なくせ」「再稼働やめろ」―。ドラムの音にあわせた力強いコール(掛け声)が冷たい風が吹き抜けるなか、首相官邸など官庁街と国会議事堂にこだまします。新年もたたかいを強め、「原発ゼロ」を実現する決意をこめて。
    官邸前から全国へと
     毎週金曜夜の首相官邸前抗議行動は、東日本大震災と東京電力福島原発事故から1年たった2012年3月に始まりました。官邸前の行動は大阪、京都、名古屋などの主要都市や原発立地県の福井、石川、静岡など各地に広がり、「原発ゼロ」を求める大きなうねりを、粘り強く作り出しています。
     毎週金曜だけでなく「NO NUKES DAY」と銘打った大
  • 請願署名紹介―共産党 最多の6割

    2013-12-30 19:44  
    臨時国会 参院で7割超 躍進を反映
     2013年に国会に提出された請願署名のうち、日本共産党国会議員団が紹介議員となったのは1892万9100人分で全体の6割(59・79%)をしめ、全政党の中で最多となっていることが29日までにわかりました。このうち、先の185臨時国会(10月15日~12月8日)では、503万1783(65・7%)、参院のみでは、315万2371(73・17%)と7割以上になり、7月の参院選挙での躍進を反映した結果となりました。国民の運動と結びつき、要求実現にとりくむ政党としての姿が改めて鮮明になりました。
     今年(183通常国会と185臨時国会)提出された請願署名総数は3165万8591人分。紹介数は日本共産党が他党を圧倒的に引き離し1位。2位は自民党の563万6071(17・8%)、3位は民主党の333万8420(10・55%)。
     臨時国会で自民は62万3702(8
  • アフガニスタン―米国最長の戦争に終止符を

    2013-12-30 19:41  
    主張
    アフガニスタン
    米国最長の戦争に終止符を
     アフガニスタン戦争は米軍の侵攻開始から12年を超える、米国にとって最長の戦争です。オバマ米政権は戦争で膨れ上がった軍事費の削減や国民の厭戦(えんせん)気分の強まりで戦争の収束を迫られており、来年中に米軍戦闘部隊を撤退させようとしています。
     しかし、その前提として米政権が重視するアフガンとの2国間安全保障協定は宙に浮いたままです。そこに米国の覇権主義的な対テロ戦略の矛盾が表れています。
    治外法権的特権に固執
     米国は戦闘部隊を撤退させる一方、治安を引き継ぐアフガン国軍の訓練などのため、2015年以降も一定規模の米軍事力を残す計画です。12年には両国首脳が「戦略的パートナーシップ協定」を締結し、米国はアフガンを「NATO(北大西洋条約機構)非加盟主要同盟国」に指定して、軍事支援の準備を重ねてきました。
     01年の米同時テロへの報復として侵攻し
  • 補助金交付先企業の献金―復興予算 首相に還流

    2013-12-30 19:37  
    被災者ら「予算を返せ」
     復興予算を流用した国の企業向け補助金「国内立地推進事業費補助金」の交付先企業が、違法の疑いがある政治献金をしていた問題で、安倍晋三首相と4閣僚らも2012年に献金を受けていたことが新たに明らかになりました。被災者からは、「被災地のためのお金を返せ」との声が上がっています。
    4閣僚にも
     この問題をめぐっては、自民党の政治資金団体「国民政治協会」が12年に、トヨタ、キヤノン、東芝など補助金交付先の33社から計2億3千万円超の献金を禁止期間内に受けたことが、本紙の調べで明らかになっています(19日付)。
     国の補助金の交付決定から1年以内の寄付は政治資金規正法で原則禁止されています。
     安倍首相は12年、自身が代表の自民党山口県第四選挙区支部に、補助金交付先の宇部興産(東京都港区)から50万円、協和発酵キリン(同千代田区)から6万円の寄付を禁止期間内に受けました。
     

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  • おかしいぞ NHK報道―靖国の性格・歴史伝えず

    2013-12-29 11:31  
     安倍晋三首相の靖国参拝をめぐるNHK報道に批判が殺到しています。過去の侵略戦争を美化・正当化する靖国神社の問題点にはほとんど触れずに、安倍首相のインタビューをそのまま伝え続けたからです。安倍首相が参拝した26日と、翌27日の「ニュース7」「ニュースウオッチ9」の報道内容を見ると―。
    タイミングばかり
     「二度と再び戦争の惨禍によって人々の苦しむことのない時代をつくるとの決意を込めて『不戦の誓い』をした」「戦犯を崇拝する行為だと誤解に基づく批判がある」「中国、韓国の人々の気持ちを傷つける考えは毛頭ない」(26日、首相)
     「ニュース7」「ニュースウオッチ9」は、26日のそれぞれトップニュースで安倍首相の靖国参拝を報道しましたが、中身は安倍首相のこうした言葉をそのまま流すのが中心でした。
     政治記者の解説は「どうして、このタイミングか」という参拝時期に焦点を当てたものばかり。
     首相の靖国参

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  • 安倍首相、メディア対策躍起―“批判封じ”へあの手この手

    2013-12-29 11:28  
    来年度予算65億円
    新聞・テレビ局幹部と次々会食
     安倍晋三首相と新聞・テレビなどマスメディア幹部との会食が12月、内閣支持率の低下と歩調を合わせるように増えています。秘密保護法の強行や靖国神社参拝、沖縄への米軍新基地押しつけなどで国民や多くのメディアから強い批判が起きるなか、安倍首相がメディア対策に躍起になっている姿が浮かびあがります。
     首相は靖国神社参拝後の26日夜、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京内の日本料理店「雲海」で報道各社の政治部長らと会食しました。
     わずか10日前(16日)、東京・永田町の山王パークタワー内の中国料理店「溜池山王聘珍樓(へいちんろう)」でNHK解説委員、「読売」論説委員長、日本テレビ報道局長、時事通信解説委員、「毎日」専門編集委員、「朝日」政治部長らと会食したばかりです。
     「読売」グループの渡辺恒雄会長・主筆とも12月中に2度も会食。2

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  • 14年度軍事予算案―戦争態勢の強化は許されない

    2013-12-29 11:22  
    主張
    14年度軍事予算案
    戦争態勢の強化は許されない
     安倍晋三政権の2014年度軍事予算案は首相が進める軍備大増強路線に拍車をかけるものです。13年度比で1310億円増の2・8%増、4兆8848億円にのぼります。2年連続の増額です。
     安倍政権が策定した「国家安全保障戦略」とそれを指針にした「防衛計画の大綱」(防衛大綱)「中期防衛力整備計画」(中期防)は、日本が国際社会で軍事的役割を拡大し、アメリカとともに海外で戦争する道をめざすものです。日本を海外で「戦争する国」に変える、戦争態勢強化の来年度軍事予算案を認めるわけにはいきません。
    「統合機動」の具体化
     防衛省は、来年度軍事予算案を「防衛大綱」でうちだした「統合機動防衛力の構築」への初年度予算と強調しています。「統合機動防衛力」とは、陸海空3自衛隊が一体で、アメリカが重視するアジア太平洋地域などで平時から「有事」にいたるあらゆる事態に
  • 知事、辺野古埋め立て承認―理不尽な暴政 断じて許さず 志位委員長が記者会見

    2013-12-28 11:47  
     日本共産党の志位和夫委員長は27日、国会内で記者会見し、仲井真弘多沖縄県知事の名護市辺野古の埋め立て承認について次のように述べました。
     一、沖縄県の仲井真知事は27日、安倍政権が申請していた名護市辺野古に新基地を建設する公有水面埋め立てを承認すると表明した。
     これは、辺野古移設・新基地建設反対という沖縄県民の総意を踏みにじるものである。またそれは、「県外移設」という自らの公約に背くものである。知事の行動は、沖縄県民に対する歴史的裏切りといわなければならない。
     一、安倍政権と自民党本部は、強圧をもって、沖縄県選出の国会議員と自民党県連に「県外移設」の公約を撤回させ、新基地建設容認に転じさせた。そして、沖縄振興費など「札束」の力で仲井真知事に圧力をかけ続けて、埋め立てを承認させた。
     県民を裏切ったものの責任はもとより重大だが、裏切らせた安倍政権の責任もきわめて重い。力ずくで公約を撤回

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  • 知事埋め立て承認―強圧と口約束 県民は屈しない

    2013-12-28 11:43  
    主張
    知事埋め立て承認
    強圧と口約束 県民は屈しない
     「県内移設は不可能といってきたのに土壇場でくつがえすとは許さない」―。沖縄の仲井真弘多(ひろかず)知事が名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設のため、防衛省が申請していた沿岸部の埋め立てを承認したことに怒りが噴き上がっています。
     埋め立て承認は新基地建設計画を前に進めるものであり、県民を裏切る暴挙です。県民はこの17年間、新基地建設のための杭(くい)一本打たせてきませんでした。知事が埋め立てを承認しても、県民が新基地を許すはずはありません。新基地を押し付ける日米両政府を追い詰めるたたかいを、さらに強めることが重要です。
    沖縄県民を愚弄する圧力
     「世界一危険」といわれる宜野湾市の普天間(ふてんま)基地を撤去する代わり、名護市辺野古に巨大な新基地を建設する計画は、もともと日米両政府が持ち出してきたものです。米軍基地の「県外移設」を求