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労働者派遣法改悪/成立強行許さず参院で廃案に
2015-06-30 11:33主張
労働者派遣法改悪
成立強行許さず参院で廃案に
企業が派遣労働者を受け入れることができる「原則1年最長3年」の期間制限を撤廃し、「臨時的一時的」「常用代替」の禁止などを原則にした現在の労働者派遣制度の根幹を破壊する改悪案について、自民、公明などは衆院を強行通過させたのに続き、参院での審議入りを狙っています。大幅に会期を延長した国会で、「戦争法案」とともに歴史的な悪法を成立させようというのは許されません。労働者派遣法改悪案には、ナショナルセンターの違いを超え多くの労働組合や国民が反対しています。「戦争法案」と派遣法改悪案を阻止するたたかいが重要です。派遣社員にも正社員にも 衆院で採決を強行された労働者派遣法改悪案は、現在、派遣社員として働いている労働者にとっても、正社員として働いている労働者にとっても、労働条件を悪化させ、雇用を不安定にするものです。 現行制度では専門的な26業務以外で -
言論弾圧・沖縄侮辱 抗議・怒り広がる/「民主主義の根幹の問題」 地方・ブロック26紙批判
2015-06-30 11:32言論弾圧の発言が相次いだ自民党議員らの会合(25日)を批判する社説・論説や声明を掲載した地方紙・ブロック紙が、29日までに26紙に上ったことが、本紙の調査で明らかになりました。戦争法案の今国会成立を狙う安倍政権を包囲する世論の高まりを反映しています。 攻撃の対象となった琉球新報、沖縄タイムスは26日に共同抗議声明を発表(28日付本紙既報)したほか、27日にそろって社説を掲載しています。 山形新聞28日付は「言論封殺の暴挙 許すな」と題する寒河江浩二(さがえひろじ)主筆兼社長の「緊急声明」を掲載。「事は、沖縄の地方紙2紙だけの問題ではない。言論の自由、報道の自由、そして新聞の独立という民主主義の根幹にかかわる問題」と批判しています。 西日本新聞27日付社説は、マスコミを「こらしめる」という自民党議員の発言は「隙あらばマスコミに圧力をかけ、権力への批判を封じ込めたいという本音が丸見えではないか -
戦争法案は世論の力で追い詰められつつある/山下書記局長が会見
2015-06-30 11:30日本共産党の山下芳生書記局長は29日、国会内で記者会見し、「安倍政権の『戦争する国づくり』への暴走は、国会の中では圧倒的な多数をもっているが、国民の中ではジリジリと追い詰められつつある」と強調しました。 山下氏は「戦争法案に反対する世論と運動は劇的に発展している」として、女性や法曹界、学者・有識者の間で反対の声と運動が広がっていることを指摘。とくに、東京・渋谷をはじめ、全国各地で若者が声を上げ、行動に立ち上がっていることを紹介し、「安倍政権の『戦争する国づくり』への国民的な反撃の一つの象徴として注目している」と述べました。 そのうえで、山下氏は、自民党の若手議員の会合で言論弾圧をあおる暴言や沖縄県民を侮辱する発言が相次いだことについて、「政権与党の焦りとおごりのあらわれだ」と指摘。「引き続き、安倍首相に自民党総裁として国民と沖縄県民に謝罪するよう求めたい」と述べました。 また、安倍政権の -
韓国MERS感染/日本の水際対策ぬかりないか
2015-06-29 10:57主張
韓国MERS感染
日本の水際対策ぬかりないか
韓国での中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)コロナウイルスへの感染の広がりは、韓国社会だけでなく、日本との航空便の一部運休が決まるなど日本にも影響を及ぼしています。感染拡大への警戒と対策は、引き続き欠かせません。韓国の隣国であり、経済活動や観光などで人の交流も多い日本も、人ごとですますわけにはいきません。韓国で感染者と接触した日本人が帰国したケースも明らかになっており、感染防止の水際対策の徹底が求められています。世界でも厳重注意を MERSは、2012年に中東地域で感染が確認されたことから、「中東呼吸器症候群」と呼ばれています。03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)の病原体もコロナウイルスですが、別の病気です。MERSは発熱やせき、下痢などの症状があり、高齢者や糖尿病、免疫不全の人などが感染すると重症化します。中東での -
戦争法案「反対」「慎重審議」意見書議会195/1週間余79増
2015-06-29 10:555月に戦争法案が国会に提出されて以降、各地方議会で法案に「反対」「慎重審議」などを求める意見書の可決が、急速に広まっています。日本共産党自治体局の調べでは、今月19日時点で30道府県116議会でしたが、79増え28日現在で34都道府県の195議会に達しました。 このうち長野県では78自治体の半数を大きく超える46自治体が廃案・反対、慎重審議の意見書を採択しています。 また、埼玉県本庄市議会では23日、会派を超えて共同提案された「慎重審議」を求める意見書が、全会一致で可決されました。 意見書は、衆院憲法審査会(4日)で政府与党が推薦した参考人(憲法学者)からも「違憲」が指摘されていることに触れ、「国会の中でも混迷を極めている」と指摘。これに日本共産党市議が賛成討論を行っただけでなく、国政与党の公明党が戦争法案賛成の立場を示しつつも、意見書に賛成の討論を行う異例の事態となりました。 さいたま市 -
言論弾圧 自民に批判集中 NHK討論/山下氏「戦争法案扱う資格ない」
2015-06-29 10:53戦後最長となる国会会期延長の強行後、初めてとなる28日のNHK「日曜討論」に与野党の幹事長など幹部が出席し、最大焦点の戦争法案について議論しました。日本共産党の山下芳生書記局長は、安倍晋三首相に近い自民党議員による会合の中で法案への理解が広がらない現状に対し言論弾圧を求める暴論が相次いだ問題を受け、「こういう勢力に戦争法案を扱う資格はない」と断じ、首相自らが党総裁として謝罪すべきだと求めました。 自民党の谷垣禎一幹事長は冒頭、暴言問題について「自民党に対する誤解を与えた、誠にけしからん事件だ」と述べ、山下氏の指摘を受け「大変申し訳ないという気持ちを踏まえ、(関連議員を)処分した」と同党として初めて謝罪の意を示しました。 山下氏は、自民党会合での発言に対し、「言論の自由への挑戦であり、沖縄県民に対する侮辱だ」と糾弾し、首相自らが謝罪するよう重ねて要求。谷垣氏は「党は私が預かっている」と述べ -
2015「骨太」素案/安倍経済政策の行き詰まりだ
2015-06-29 07:35主張
2015「骨太」素案
安倍経済政策の行き詰まりだ
安倍晋三政権が毎年この時期に発表している「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)2015年版と「日本再興戦略」改訂版の素案が明らかになり、政府は週明けにも正式決定しようとしています。安倍政権になって3回目の「骨太の方針」は相変わらず「経済再生」や「財政健全化」を目標に掲げていますが、同じ目標を掲げ続けること自体、安倍政権が発足以来取り組んできた「アベノミクス」(安倍首相の経済政策)でも経済は再生せず、財政はますます悪化していることを示しています。破綻が明らかな「アベノミクス」の中止こそ必要です。経済再生優先いいながら 「安倍政権は、政策の1丁目1番地を経済の再生と位置づけている」「強い経済の再生なくして財政再建も日本の将来もない」―。約2年半前、民主党政権に代わって政権に復帰した安倍首相が第2次政権発足直後、経済財政諮問会議や -
本音むき出し言論弾圧会合/首相の責任に直結/政権幹部・側近が出席
2015-06-29 07:34民意に耳を傾けない、異論は切り捨てる―。安倍政権・自民党の強権体質が、はっきり現れました。自民党の会合(25日)で、同党若手・中堅議員や作家の百田尚樹氏から「マスコミを懲らしめる」「沖縄2紙をつぶせ」など、言論弾圧をあおる暴言が相次いだ問題です。 「思い上がりに怒りを覚える」(朝日新聞)、「気に入らない言論を強権で押しつぶそうとする姿勢」(沖縄タイムス)など、厳しい批判の声が上がったのは、当然です。「言論の自由に対する乱暴きわまる挑戦」(日本共産党の志位和夫委員長)だからです。“われ関せず”通用しない 安倍晋三首相(自民党総裁)は一連の暴言について「党の正式な会合ではない」「そのことと平和安全法制がどういう関わりがあるのか理解が難しい」(26日、衆院安保法制特別委)などと述べ、“われ関せず”の態度をとっています。 全く通用しません。安倍政権は、戦後最長となる95日間の国会の会期延長を強行し -
SEALDs「声上げるのは今」/「戦争法案とめる」街響く/東京・渋谷で学生がアピール街宣
2015-06-29 07:30(写真)戦争法案に反対するスピーチを聞く人たち=27日、東京・渋谷ハチ公前 安倍晋三首相が今国会での成立をねらう戦争法案を必ず廃案に追い込もうと、SEALDs(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)は27日、東京・渋谷駅前で「戦争法案に反対するハチ公前アピール街宣」を行いました。呼びかけにこたえ、共産、民主、維新、生活、社民の5野党代表がそろいぶみして、「戦争法案反対」を訴えました。 SEALDsのメンバーらが、戦争法案の危険性を知らせるパンフやフライヤー(ビラ)を配布。学生、高校生らが次つぎと受け取り、その場で話題にする場面が各地で見られ、聴衆は時間を追うごとに膨らみました。 宣伝カーから訴えた女性(23)は、「犠牲者が出てからでは遅い。声を上げるのはいまです。私たちがとめる」と語り、国会前行動への参加を呼びかけました。大学4年の女性は「私たちの行動に罵詈(ばり)雑言を浴びせる人 -
報道への逆恨み/この暴言は見過ごしにできぬ
2015-06-27 10:54主張
報道への逆恨み
この暴言は見過ごしにできぬ
安倍晋三首相に近い自民党若手議員が作家の百田(ひゃくた)尚樹氏を招いて開いた会合で、戦争法案などを批判する報道に対し、「マスコミを懲らしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働きかけてほしい」などの議員の発言や、「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」という百田氏の発言があったことが明らかになり、戦争法案を審議中の特別委員会でも問題になりました。いずれも戦争法案などへの批判が高まっていることの逆恨みですが、言論・表現の自由を踏みにじり、特定の新聞をつぶせなどという暴言は断じて見過ごしにできません。安倍首相の責任も免れぬ 若手議員の会合は、自民党の木原稔青年局長が代表になり「文化芸術懇話会」の名で25日開かれたもので、首相側近の加藤勝信官房副長官や萩生田光一・自民党総裁特別補佐らも出席していたとされています。いずれも安倍首相に
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