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歴史的岐路に立つ情勢――変革者の党の真価発揮した奮闘を 日本共産党国会議員団総会 志位委員長のあいさつ
2014-09-30 10:54日本共産党の志位和夫委員長が29日の臨時国会開会にあたって開かれた国会議員団総会で行ったあいさつは次の通りです。
みなさん、おはようございます(「おはようございます」の声)。国会開会にあたりまして、ごあいさつを申し上げます。
御嶽山噴火、土砂災害などへの対応について
はじめに、御嶽山(おんたけさん)噴火によって犠牲となった方々への深い哀悼とともに、被害者の方々に心からのお見舞いを申し上げます。引き続き、捜索・救出に全力をあげることを、政府に強く求めるものです。
また、この夏、広島の土砂災害をはじめ、台風や大雨によって、たくさんの方々が犠牲となり、被害にあわれました。あらためて、心からのお見舞いを申し上げます。日本共産党は、現地の党組織と国会議員団が力を合わせて被災者支援に取り組んできましたが、被災者の生活再建、災害に強い街づくりのために、引き続き力をつくす決意であります。
戦争か平 -
安倍首相所信演説―国民の声聞かず突き進むのか
2014-09-30 10:50主張
安倍首相所信演説
国民の声聞かず突き進むのか
9月はじめに内閣を改造した安倍晋三首相の、臨時国会での所信表明演説を聞きました。「地方創生」や「女性の輝く社会」など改造内閣の目玉政策にはエピソードもちりばめ、多弁です。しかし、6月の通常国会閉会後強行した集団的自衛権行使容認の閣議決定にはまともにふれず、経済情勢の悪化の中で国民が不安をつのらせている来年10月からの消費税再増税には言及がありません。原発の再稼働や沖縄での米軍新基地建設については問答無用で強行する態度です。国民には耳を貸さず、由(よ)らしむべし、知らしむべからずとばかりに強権政治を突き進むのか。
国会軽視のきわみ
安倍政権が、通常国会の閉会を待ちかねたように7月1日に強行した集団的自衛権行使容認の閣議決定は、7月半ばに衆参両院の予算委員会でたった1日ずつ閉会中審査がおこなわれただけで、本会議での説明も審議もおこなわれて -
川内原発 再稼働させない―鹿児島に7500人集う
2014-09-29 10:48(写真)川内原発再稼働反対の声をあげた「全国集会」=28日、鹿児島市の天文館公園 川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)を「全国の原発再稼働の『突破口』にさせない」と28日、鹿児島市に7500人(主催者発表)が集まり、「ストップ川内原発再稼働!全国集会」が開かれました。福島原発事故後では、県内最大規模。集会後は「再稼働反対」「未来を守ろう」の唱和を響かせ、パレードしました。
主催した「ストップ再稼働3・11鹿児島集会実行委員会」(県内93団体で構成)の宍道紀代美共同代表があいさつ。向原(むこはら)祥隆同事務局長が、県内で広がる再稼働反対の動きを紹介しました。
いちき串木野市で、3万人の市民の過半数から再稼働反対の署名をとった「避難計画を考える緊急署名の会」の江藤卓朗事務局長、宮崎県で緊急署名を集めた青木幸雄さんが訴え。薩摩川内市の自治会で初めて再稼働に同意しないよう陳情した、川畑清 -
御嶽山の噴火被害―火山国に見合った対策強化を
2014-09-29 10:42主張
御嶽山の噴火被害
火山国に見合った対策強化を
長野と岐阜の県境にまたがる御嶽山(おんたけさん・3067メートル)の噴火によって、数十人に上る大きな人的被害が発生していることは痛ましいかぎりです。御嶽山の山頂付近では、噴火時、紅葉を楽しむ登山者などでにぎわっていました。今回の事態は、大きな前兆がなくても突然起こる火山噴火の恐ろしさを示しています。
被災者への支援と、引き続き被害の拡大を防ぐことに全力をあげるとともに、全国各地で火山噴火災害への備えを整えることが求められます。
少ない研究者・専門家
1979年に有史以来初めて噴火した御嶽山は近年噴火を繰り返していました。2007年にも小規模噴火をしています。今回の噴火の詳しい原因調査は、これからですが、噴火がしばらく続くことも予想されます。気象庁は噴火警戒レベルを「平常」の1から「入山規制」の3に引き上げ、火山灰や噴石への警戒を呼び -
リニア建設計画―不安と懸念の声を受け止めよ
2014-09-28 10:47主張
リニア建設計画
不安と懸念の声を受け止めよ
JR東海が早期の着工をめざすリニア中央新幹線(東京・品川―名古屋)にたいして、建設ルート予定の沿線自治体や自然保護団体などから環境悪化への不安と懸念の声が強まっています。JR東海が、国民から出ている疑問や要望などにきちんとこたえず、計画を一方的に推し進めているためです。“着工先にありき”の姿勢には大義も道理もありません。国土交通省はJR東海のリニア建設を認可すべきではありません。
「認可するな」の声広がる
リニア中央新幹線はJR東海が実施主体ですすめているもので、2027年に品川―名古屋で開業、45年に大阪まで延伸させる計画です。8割以上を地下トンネルにする、日本の大型開発史上前例のない巨大プロジェクトです。
JR東海は、国交省から近く工事認可が出ることをあてこんで、リニア実験線(山梨県)でマスメディア向けの試乗会を行ったことに続き、 -
歴史を偽造するものは誰か――「河野談話」否定論と日本軍「慰安婦」問題の核心
2014-09-27 13:35「吉田証言」が虚偽だったことを利用した「河野談話」攻撃の大キャンペーン
朝日新聞は8月5、6日付で掲載した「慰安婦問題を考える」と題した報道検証特集で「吉田(清治)氏が(韓国)済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します」と訂正しました。これをきっかけに、一部右派メディアと過去の侵略戦争を肯定・美化する「靖国」派の政治勢力が一体となって、異常な「朝日」バッシングが続けられています。見過ごせないのは、その攻撃の矛先が、「慰安婦」問題で日本軍の関与と強制性を認め、謝罪を表明した河野洋平官房長官談話(1993年8月4日――以下「河野談話」)に向けられていることです。
それは、「吉田証言」が虚偽であった以上、「河野洋平官房長官談話などにおける、慰安婦が強制連行されたとの主張の根幹は、もはや崩れた」(「産経」8月6日付主張)というものです。「靖国」派議員の集団である -
コメの価格暴落―主食と地域経済守る国の責任
2014-09-27 13:32主張
コメの価格暴落
主食と地域経済守る国の責任
実りの秋です。今年は夏から秋にかけ、異常な気象が続きましたが、おいしいおコメが生産されています。にもかかわらずこの秋は価格の大暴落が続き、各地で米作が崩壊しかねない事態です。農協が出荷時に農家に支払う概算金(仮払金)が昨年に比べ、60キログラムあたりの全国平均で3000円前後(20~25%)も下がっています。
生産と地域経済に大打撃
コメの販売価格は農家収入の大きな柱であり、農村経済にとっても重要な役割をもっています。異常な米価暴落は、生産農家はもとより地域経済にとっても大打撃です。東北各県の知事会や、米作県の市町村長からも政府に対策を求める声があがっています。
暴落の原因は、前年からの過剰米です。安倍晋三政権が農家の所得安定のために作られた「コメ直接支払交付金制度」の廃止を打ち出し、今年から半減したことも追い打ちをかけています。日本 -
認知症の身元不明―安心の仕組みづくりを急げ
2014-09-26 10:33主張
認知症の身元不明
安心の仕組みづくりを急げ
身元不明者として保護され、施設などに入所したままの認知症(記憶力などの低下で生活に支障が出る状態)の人が全国に35人いることが厚生労働省の調査で分かりました。昨年度に徘(はい)徊(かい)などで行方不明になったとして全国の自治体に把握された認知症の人のうち132人がいまも見つかっていないことも判明しました。行方不明中に命を落とした人は383人にのぼります。痛ましいかぎりです。懸命に介護していた肉親が、目を離した隙に突然いなくなり、会えなくなってしまう―。こんな悲劇を生まないため、政治が大きな役割を果たすときです。
家族の力では限界
厚労省の今回の調査は、東京都内で行方不明になった認知症の女性が今年春、群馬県の施設で7年間も「身元不明者」として暮らしていたことが判明するなど、認知症高齢者の行方不明・身元不明が大問題として表面化したことを受け -
米価暴落 緊急対策を―党国会議員団が政府に要請
2014-09-25 12:20日本共産党国会議員団は24日、2014年産の米価が暴落している問題で、西川公也農水相にたいし、過剰米対策や「米直接支払交付金」の半減措置の「撤回」など政府として対策に取り組むよう文書で申し入れました。応対した小泉昭男副大臣は「要望をしっかり受けとめ大臣と相談していきたい」と答えました。
今年の生産者が受け取る米価の目安となる農協の「概算金」は、全国的に1万円(60キロ)を割りこみ、東北主要銘柄が8000円台、その他は7000円台まで下落。前年より3000円前後も下回り、米の生産にかかる費用=1万6000円(2010年産)の半分程度です。
申し入れ書は、「来年の作付けの見通しがたたない」などのコメ生産者の悲痛な声を紹介。「米直接支払交付金」の半減と4年後の全廃措置を安倍政権が実施したことで、経営の見通しが立たずにすでに離農が進んでいるとして「(今)何も手をうたなければ、大規模農家を含め -
シリア空爆 賛成できない―山下氏会見 テロの土壌 広げる危険
2014-09-25 12:18日本共産党の山下芳生書記局長は24日、国会内で記者会見し、米国がシリア領内のイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の拠点などに空爆を行ったことについて問われ、「支配地域で残虐行為をくり返し、各国で無差別のテロ攻撃を呼びかけている『イスラム国』を抑え込むことは、国際社会の重大な課題となっているが、国連安全保障理事会の承認のない今回のような武力行使には賛成できない」と述べました。
山下氏は、「いま何より必要なことは、『イスラム国』への資金の流入や武器や外国人戦闘員の供給ルートを完全に断ち、彼らを孤立させることだ」と強調。「そのためには、国際的な協力が不可欠だが、国連安保理での論議と、しかるべき決議があってこそ、国際社会の強固な協力体制をつくることが可能となる」と述べました。
また、空爆というやり方について、「テロ組織の根絶にはつながらない。空爆は、いくら限定的といっても、一般市民を巻き
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