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TPP交渉参加表明に反対
“オール北海道”集会
紙参院議員あいさつ
安倍晋三首相が環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加表明を今週中にも行うことが伝えられているもとで11日、「東日本大震災の復興を最優先にし、TPP交渉への参加表明はやめろ」と札幌市で緊急道民集会が開かれました。JA北海道中央会や道商工会連合会、道医師会などの「オール北海道」の諸団体でつくる実行委員会が主催し、1400人が参加しました。
主催者あいさつで北海道農民連盟の山田富士雄委員長は「情報公開しないまま国民の命と暮らしを危機にさらすTPPへの参加表明は絶対に許しません」と力を込めました。
JA北海道中央会の飛田稔章会長は「今、最優先されるべきはTPP参加ではなく、東日本大震災からの復旧・復興である。参加を断念するまで、道民一丸となってたたかいを進める」と集会決議を読み上げました。
各党代表があいさつし、日本共産党の紙智子参院議員は「『聖域なき関税撤廃は前提でない』と安倍首相は言うがごまかしです。『交渉参加』を表明させないこととともに、徹底した情報公開を求めてTPPの本質を国民に明らかにさせましょう」と今後のたたかいの展望を示し、会場から大きな拍手が起きました。自民党・公明党は欠席しました。
全道各地から集まった農業者や労働者は「TPP反対」の鉢巻きをして参加し、東日本大震災が発生した午後2時46分には全員で黙とう。集会後は雪が舞う札幌市内をデモ行進し、「TPP参加表明は許さないぞ」と唱和しました。