吃音を抱えながらメイド喫茶やキャバクラで働き、何とか人とうまく話す経験を積んでいきました。しかしある時、突然限界を迎え、保健室で泣きながら吃音について打ち明けました。吃音について相談できる相手を見つけたことで、少しだけ吃音を受け入れられるようになりました。吃音で悩んでいる人はぜひ相談相手を見つけてみてください。

20歳を過ぎたある日、私は急に言葉を発せなくなってしまいました。務めていた会社も電話対応が出来なくなって退職しました。原因不明のまま、何とか吃音のカウンセリングを行っているところを探して予約。その頃は家族とすら会話が出来ない状態で、カウンセリング当日は筆談でした。安心感から自然と涙が溢れてきました。

この記事は吃音症という「言葉が円滑に離せない障害」についての体験談です。私は小学生の頃から吃音症の症状が出始め、先生に当てられたり、発表をしたりするのが怖くなってしまいます。高校生になると、最初の言葉がつまって声がでなくなる症状も出始めてしまいます。私は変な癖を直そうと努力をしますが・・・。

小学校のとき突然襲われた、どもり。動悸、息切れ、大量の汗……、周囲の冷たい視線を、今も忘れることができません。そのきっかけは「父の死」でした。それまで、社交的で天真爛漫だった私を180度変えたできごとです。