摂食障害には3種類あります。食べ過ぎてしまう過食症。ほとんど食べない拒食症。そしてカショオとも呼ばれる過食嘔吐。これは、大量に食べ物を食べるものの、すべて吐いてしまい拒食症と同じようになってしまう症状です。摂食障害とは心の病。だから摂食障害に悩む人にとって何よりの救いは、周囲の人に認められることなんです。

大学生になって寮生活をすることになった私。好きな時にいつでも食料を調達できる環境が私にとって天国でしたが、過食嘔吐を繰り返します。ですが、摂食障害を持つ友人の体を見て、初めて痩せていることがいい事が疑問を持つようになりました。そして、25歳の時に結婚という転機を迎えます。

食べなければ痩せると単純に思い込んでいた私。食事は1日1食にし、ひたすら食べることを我慢し続けていました。お腹が空きすぎて睡眠障害になりますが、それでも食べることを拒否してきました。そして、食べてすぐ吐けば太らないという思い込みから、過食嘔吐を繰り返すようになります。

私が高校生のころに始めたダイエットは、食べたものを吐き出すという方法。食べては吐くを繰り返すと、どんどん体重が減っていき、私はそれを「うれしい」と思っていました。すると、食べ物が身体に吸収されることに恐怖を感じるようになってしまったんです。