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飛び抜けてバランス型の人をヒトは知らない
2013-08-14 00:0032pt(お知らせ: 明日水曜から日曜までお休みの予定です) ちきりんさんの記事。 「ハマる」ことって、実は大事じゃない?で、「偏っていることの有利さ」を書かれています。さらにツイッターで、
バランス型の人と1時間、お茶するとか、苦行に近いくらい退屈だったりするし・・・
― ちきりん (@InsideCHIKIRIN) August 13, 2013
と書かれています。 でも世の中には「バランス」を取ることに抜群に「偏っている」人もいます。中途半端にバランス型の人は退屈かもしれませんが、そんなの中途半端に「偏っている」人だって退屈です。「バランス」だって極めれば、ものすごい神業です。ありえないバランスを取ってる動画見たらびっくりするように、ものすごいバランス型の人がなし得る仕事というのは神業です。 一方、「バランス型」と思われている人の大半は、「中途半端なバランス型」です。ですから、ちきりんさんのように「バランス型の人は退屈」と思われてしまいます。 なぜなら、秀でたバランス型の人の偉大な業績というのは、表舞台には滅多に出ないからです。だって、「この偉大な仕事は○○さんがやり遂げた!」なんてネットで騒がれたら、その時点で極めてバランスに欠いています。達成されたもの自体は世の中に知られているかもしれませんが、それが、実は「バランス型」を極めた人の神業でなされたとは、誰にも知られることがないです。 バランス型を極めるのは並大抵のことではありません。バランス型と思われている人の大半は、そんなにバランスが取れていません。ここミラフツの話題的に言えば、都会に住んでいるひとの経済生活の中で、地方と海外なら、まず確実に地方とのつながりの方が強いはずですが、「国際化、国際化」とはいうものの、地方に全く意識が行っていない人はたくさんいます。そういう人は地方の人から見ると一瞬で分かってしまうし、地方の人は寂しくさせられます。その人がどんなに都会の中でバランス型と思われていても、地方の人から見れば、まったくバランスに欠いているわけてす。 バランスに秀でた人は、世界中のことをなんでも知っているわけではないのですが、こんな風に、ある角度から見た時に、ぼろぼろに崩れるということがありません。何でも知ってないことを知って、その分もバランスを取るのです。 そして、世の中の大半の成果は、こういうバランスに秀でた人によって成されています。たとえ、一つ一つは小さくても、その全てを合わせれば、何かに偏って秀でた人が成したことより、遥かに多いです。 たとえば、毎日「何かができた」というニュースはいくらでもありますが、それに個人の名前が貼り付いていなければ、でも「バランスよく」プロジェクトを運ぶリーダーによって成し遂げていることでしょう。 この傾向はこれからますます強まります。有り体にいうと調整型のプロジェクトが増えています。みんな変えなきゃいけないことは分かっていて、つまり総論賛成だけど、具体的に変えるとなると、それぞれ問題があり、各論反対になってしまう、そんな問題が山積みです。地域活性とかその典型でしょう。 そんな中、調整ができたり、合意形成ができたりすることがプロジェクト推進の要だったりしますが、そのためにはバランスに秀でた人が必要で、今絶対的に数が不足しています。目指すなら、「突出した」バランスです。 でも、そういう話はあまり表に出ません。私は幸運にもバランス型の人による具体的な神業を聞いた経験が何度かあります。話を聞いているともう本当にほれぼれするのですが、その人たちの名前が表に出ることはありません。 また、実はそういう話は地味なので表に出ても目立たないということもあります。私は「ほれぼれ」と言いましたが、実際は、 -
[未来脳]未来を拓く「事に当たる」
2013-08-13 00:1532pt[未来脳]シリーズ目次
最近、「事に向かう」「事に当たる」といったキーワードを良く聞きます。変化の激しい現代社会において、このことは極めて重要になってきているのです。 例えば、先日のDeNA南場さんの講演にも「ことに向かう力」として出てきます。 DeNA南場さんの講演「ことに向かう力」がいい話だったので全文読め - NAVER まとめ
「人や自分に向かわずに、コトに向かう」。それが今日の1つのメッセージなんです。
そうですね、ちょっと抽象的な言い方だったかもしれないですが、誰についていくとか、誰に評価されるとか、あるいは自分ができる、できない、もう少し成長していかないといけないのではないか。そういうことに意識を向けるんではなくて、純粋はチームの目標や自分の目標に向かって、それに本当に集中してみると、すごく充実した人生が送れるんじゃないかと思います。
「誰についていくとか、誰に評価されるとか、あるいは自分ができる、できない、もう少し成長していかないといけないのか」それよりも、「事に向かおう」、そう話されています。 いつの時代でもこのことは正しいのかもしれませんが、大切なことは、この変化の激しい現代社会では特にその傾向が強まっているということです。 なぜなら、変化は「事」から起こっているからです。ですから、予感レベルとしても、そこに未来を見ることができます。 しかし、人に向いていたらどうでしょう。我々は自分自身も含め、過去からの蓄積でできているわけですから、誰かに評価されるとか、自分ができる・できないを自己評価するのは、ほとんどの場合過去の基準になります。もちろんこのミラフツのように未来の基準に焦点を合わせようとする試みもありますが、未来そのものではなく予測でしかありません。そこでなにかを、ウケのいい昔ながらのやり方で今始めたところでうまくいかないことは日常的にあります。 一方で「事に当たる」ことは、現在の最新基準で結果が決まるということです。
逆に爆発的に人気の出ている「艦隊これくしょん」というゲーム。戦艦を集めて戦い、戦艦を増やしてまた戦う、ありがちなゲームですが、ちょっと違うのは戦艦それぞれが美少女。このゲームなんとPCベースです。このスマホ・タブレット全盛の時代にです。爆発的なヒットの裏で、昔戦争に行っていた方や、設計してた(!)方まで楽しみ始めているという盛り上がりようです。このスタッフさんたちが、世の中の流行りはさておき、自分たちの目標を追いかけた結果なんだろうなと感動することができます。今後PCゲームも流行ることでしょう。 しかしながらこの「事に当たる」言うは易し行うのは難し、人に向かわず、目標を持ち「事に当たる」ことは容易なことではありません。以前詳しく考えました。 目標を持つという護身術 自分自身の目標を持つことはそんなに簡単なことではありませんし、南場さんの言葉にもある通り、それで充実できるかというとそれも簡単ではありません。さらに、 -
緊急地震速報の誤報に寛容だった日本人
2013-08-09 23:4532pt昨日は、とんでもない規模の緊急地震速報の誤報がありましたが、 東京新聞:緊急地震速報 「最大震度7」と誤報 その後世論は至って冷静で、特に激しく批難する様子はないようです(ないですよね?)。 「緊急地震速砲」でいつもは「ヤフー砲」を打つヤフーが落ちたり、びびって ipod touch を6階から落として壊す人がいたり、新幹線や関西の列車が軒並み止まったり、様々な影響があったにもかかわらずです。 え、当たり前じゃんと思うかもしれませんが、なかなかどうしてすごいことではないでしょうか。 気象庁もすぐに謝罪会見を開き、その後もどうしてそのようなことになったのか、技術的な説明もすみやかに発表されました。 緊急地震速報、過去最大規模の“誤報” 原因は「地震計のノイズの途切れ」 - ITmedia ニュース -
【馬】「うちら」の世界は9個ある話
2013-08-07 23:3066ptこの記事は後半【馬車目線】(?)でお送りします。
24時間残念営業の「うちら」の世界が大反響ですね。 ローソンアイス冷凍庫事件から始まった、同じことが繰り返される今回の騒動。それについて、満を持して24時間残念営業のコンビニ店長さんがブログを書かれました。そこに書かれている「うちら」、つまり「低学歴の世界」の話には、いちいちすごく納得させられました。 で、便乗というか、次のお話、この世には「低学歴の世界」というものがある。ネットからは非常に可視化されにくい場所だ。
の中の、「ネットからは可視化」しにくい部分、という点がとても印象的でした。 実はネットというのはとても狭い世界で、ネットの世界だと有名なことでも、リアル社会では全然そんなことないと感じています。例えば以前乙武さんがあるレストランに入れなかったという騒動がありました。ネットでは大騒ぎになりましたが、私のリアルな交友範囲だと、知っている人は多分1割にも満たないだろうというのが私の感覚です。 個人ではネットの全ての領域に触れられるわけではないというのも、その人にとってのネットの世界を狭めます。古いですが、「前略プロフィール」の世界は、私にとっては別世界でしたし、逆に「前略プロフィール」の世界の人は、ほとんど乙武さんの騒動を知らないなんてこともありえます。 ネットからは、本当に多様なたくさんの情報が得られるのですが、そこからは見えない世界がたくさんあります。 例えば、「うちら」の世界のコメントに、社会的地位が高くても内輪で完結してて外部の人間の存在が想像できない奴なんてごまんといるしオタクもヤンキーも変わらないし日本人はヤンキー大好きだしとなる筋道がすーっと見えたのではてな村の外に出かけてくる
というのがありましたが、これついこの間、病院で番号で呼ばれて激怒し支払い拒否したことが問題になり、結果亡くなってしまった議員さんがいました。多分その話を地元の普段の講演会でしている分には、それほど問題になるどころか武勇伝にすらなったのではないかと思います。「社会的地位が高くても内輪で完結してて外部の人間の存在が想像できない」典型だったのではないかと思います。 地方の生活もなかなか可視化されていないように思います。なので、「地方都市の魅力に迫ろう」なんてシリーズをやっていたりします。 高齢者の世界もあまり可視化されていないでしょう。未成年の世界もそうです。 といいつつ、それは私から見ただけであって、未成年も高齢者も自分たちのネットコミュニティを持っていることでしょう。ネットにはあるけど、それぞれの立ち場から見えにくい場所というのもありそうです。 いずれにせよ、「『うちら』の世界」では、ネットから可視化しにくい「低学歴の世界」がクローズアップされていましたが、この社会は、ネットは「高学歴の世界」でそれ以外は「低学歴の世界」ということではありません。 たとえば、「『うちら』の世界」を誰が読んだかという点でもそうでしょう。高学歴の都市に住む20,30代くらいに絞れば半数はいいすぎでも、相当たくさんの人が読んでいることでしょう。 でもそれ以外ではほとんど読まれていなくって、全体から見ればどんなに多くてもせいぜい数%というところではないでしょうか。 ネットという世界は本当に多様で情報がたくさんあるので、日本の隅々が見えているような気になってしまうのですが、実際には、自分が触れているネットの世界は日本の1割位で、それと同じくらいの世界が日本にあと9個くらいあると思うのです。今回、際立って目立った形で、「うちら」の世界が見えたわけですが、世の中ネットの世界と「うちら」の世界の二つではないのです。 そんな中 残念なのは「高学歴の世界」の住人にしか使えないインターネットだ - きっと今夜はパラディナイト! という興味深い問題提起がなされました。その後いろいろ進展があったようで、「間違ってました。インターネットも別に残念じゃないです。素晴らしいです。書きました。」というエントリも続いています。 私も別に残念じゃないと思います。なぜなら、10個くらいはある世界が、それぞれ、それぞれが使いやすいように何らかの形でネットを使っているからです。互いに余り見えないだけで。おそらく通信量とかそういうのでいえば、ここで言ってた「ネット」に比べたら、微々たる量かも知れないけれど、それぞれの使い方があることでしょう。 だから、すでに概ねうまくいっているのです。で、こういう悲惨な事故が起きないようこれからどんどん技術が発達することでしょう。「間違ってました。インターネットも別に残念じゃないです。〜」でもいろいろ可能性が書いてあります。 私も一つ思いつきますが、これからは、簡単に自分たちだけのSNSを作れます。自分たちでアプリ一つ立ち上げるのです。「ΣΩΠ」とかアメリカの学生秘密結社みたいな名前の、会員だけが通信できるSNSアプリを作るのです。今でもちょっと腕に覚えがあれば簡単にできます。で、そのアプリをダウンロードしたり使うには、ある儀式を経る必要があってとか、厳しい掟があったりとか、技術的にもテキストや絵がコピーできないとか。中2病全開すれば、すごいことになりそうです。 最初は腕に覚えがない人しかできないけど、そのうちひな形できて誰でもできるようになったり。 ネットは変化の激しい世界ですから、まだまだいろいろ騒動は起きるでしょうが、どんな事情の人や共同体にも使いやすいものに、どんどんなっていくと思います。 逆にいうと、ここで「高学歴の世界」と表現されたのは、単にネットに慣れてるだけという風にも見えます。ネットリテラシーがあるという言い方もあるかもしれませんが、 -
[S]*六*全ての自転車が電動になる Rubbee は黒船来襲か
2013-08-07 21:1532ptミライ: 水曜、今回は短め記事[S]です。 前回は、 *六*「目に見えない」自転車用ヘルメット、次はこうなるで自転車ネタでしたが、今回も自転車の話題が飛び込んできましたね。フツクロウ: ホウじゃな。これじゃな。
全ての自転車を電動にするグッドアイディアな装置。でも、まだまだ形状が無骨なのが残念です。| Rubbee: Electric Bicycles | http://t.co/dppt7S0hbZ #kickstarter
― minoru (@hi_mino) August 6, 2013
(ホームページの動画からキャプチャー)
ミライ: サドルの下の棒のとこにがちっと付けて後輪のタイヤを回すんですね。すごい。 Kickstarterで資金を募集中、62,000ポンドのうち8割くらい集まっていて、残り9日。到達しそうですね!フツクロウ: ちょっと見てみたが、サドルの下のシートピラーに固定した後、そのままだとモーターはタイヤから少し浮いていて、固定ピンを外せばタイヤに接触する。使いたくないときは、ピンをそのままにしておけばいいようじゃ。さらにハンドルに付けたスロットルから出ているケーブルを接続して、電源を入れれば使えるようじゃ。ミライ: なるほどー。楽しそうですね。日本でも流行るんじゃないですか?フツクロウ: ドウかのう。スロットルで操作となると、原付扱いになって、ナンバープレートがないととかいう話があるしの。ミライ: んーでも、取り付け式でもとは自転車のままですよね。フツクロウ: ホウじゃな。どうなるんじゃろうの。 とりあえず、そんなことを意識しない人が使い始めて、話題になったら、問題として取り上げられ、議論されるんじゃろう。いずれにせよ、「セグウェイ」をはじめ、いろんな乗り物が出始めとるから、乗り物に関する法律はゆくゆくは変えていかんといかんじゃろうの。ミライ: そういえば以前も日本の自動車イノベーションは離島でやろうよ! で特区を作って、新しい乗り物を試してみようと考えましたね。 -
*六*「目に見えない」自転車用ヘルメット、次はこうなる
2013-08-06 23:0032ptミライ: ホリエモンさんのツイートで、すごい発明が紹介されていましたね。 「目に見えない」自転車用ヘルメット:スウェーデンの女子大生が発明 フツクロウ: ホウじゃな。ヘルメットはかっこ悪いから、なんとかならんかと考えた結果、エアバックをクビに巻いておくことで、頭には何もかぶらなくても大丈夫。かっこ悪くない!!という画期的なアイデアじゃな。ミライ: しかも、それでいままでのヘルメットより3倍丈夫とかびっくりですね。フツクロウ: じゃな。ヘルメットの代わりにエアバックで強度アップと聞くと、いかにもどこかの大手メーカーが開発したように聞こえるが、実際はかっこ悪いのがいやな女子大生という、発明の誰でも化の象徴じゃな。ミライ: ほんとですねー。高価ではあるようなので、ヘルメットがなくなるわけではないでしょうけど、これがどんどん増えるのでしょうか。フツクロウ: ホウ、それはどうじゃろの。 -
【馬】今ポジティブな人も、昔は「サイテイ、サイアク」連発だった。
2013-08-05 23:5066pt[未来脳]1日16時間心の中で何を考えるかが人生を分かつ の続編【馬車目線】(?)編です。 今5歳の次男の口癖は「サイテイ、サイアク」。 たとえば、朝食でテーブルについたとき、たかが箸がないくらいで、「サイテイ、サイアク」。いやいや、そんなの全然「サイテイ、サイアク」じゃないから、お母さん死んだとかなら間違いなく「サイテイ、サイアク」だけど、箸ないくらい全然「サイテイ、サイアク」じゃないから、といつか諭そうと思っていますが、まだ実行していません。 しかし、一方で、彼ら兄弟はほんの些細なことで、極限まで楽しんでいます。よくそんなくだらないことで、そこまで盛り上がれますねと、あきれるしかありません。一番盛り上がるのは夜で、もう寝る時間になるのに、彼らは一秒でも長く起きていようと、互いに鼓舞し合い盛り上がり続けます。私たち親が何度叱ろうとも。 でも、彼らはそれを「サイコウ、サイリョウ!」とはいいません。まあそんな言い回しはありませんが、 -
【馬】自衛隊(に限らず)が広報が下手すぎる理由
2013-08-03 01:0066pt半年近く前のまとめですが、自衛隊のことがよく分かるツイートまとめを今日拝見しました。 自衛隊の体験入隊に行ったら大変なことになった。 自衛隊の様子が生き生きと書かれた上、311のときの海上自衛隊の活動についても生々しく報告されています。 その後半に大変興味深い考察がありました。
自衛隊ってやっぱ多くの国民にとって謎の存在すぎるんだよ。わからないものは怖いに決まってる。ましてやほぼ軍事組織みたいなもんなのだからなおさら怖い。
― へたれ (@Hetare_wexy) March 6, 2012
でも、今回のでわかった。自衛隊の人たちっていうのは普通の人だ。何度も言う。普通の人だった。普通に生きて、普通に結婚し、普通に家族親族を持ち、普通に子供を育て、普通に友人と談笑するような普通に生活している人たちだった。
― へたれ (@Hetare_wexy) March 6, 2012
さらには、 唯一自衛隊の悪いところを言うなら広報が下手すぎる点。 わからないから怖がられるし理解者も増えないんだよ。 逆に日本人は自衛隊のことを知らなさすぎる。何かあった時に自分たちを守ってくれる団体について無知とは、冷静に考えてやばい。
とあります。 自衛隊に限らず、いろんな組織はこの意見を詳しく分析する必要があるのではないでしょうか。 これを書かれた方は恐らく 10代後半か20代だと思いますが、20代の人は、「自衛隊の人たちっていうのは普通の人だ。」ということから知らないんです!!! まだ20代で「普通に結婚し、普通に家族親族を持ち、普通に子供を育ててる」人がほとんどいませんから、そのもそもそのこともピンと来ないかもしれません。さらに結婚してなかったり、子供持ってない 30代40代の普通の暮らしもピンと来ないかもしれません。50代以上のことはもっと分からないでしょう。 その上、「自衛隊にいる人が普通の人」というのもピンと来ないのです。警察・消防・市役所・県庁などの職員だって、30代40代の普通の人がばりばり日々の業務をこなしているわけです。NHK_PRさんが衝撃的だったのは、20代くらいの人にとって、NHKの中の人は「普通の人」だったというところにもあるのでしょう。 普通の組織であれば、広報の中心的な存在は、30代以上が多いと思いますが、そうすると、20代には、自分たちの普通さも知られてなければ、組織が普通の人でできていることも知られてない、なんてことに気付くのは難しいでしょう。 ですから、広報が下手と言われるのではないでしょうか。NHK_PR さんがこれに気付いていたかは分かりませんが、そのツイートのように、いかに普通の人がどんな普通の生活をしているかを適当に織り交ぜることがよいのではないでしょうか。 同じことは、反対側からも言えます。ここからは【馬車目線】(?)でお送りします。 つまりその辺のあらゆる組織は「普通の人」でできているということです。 -
戦争のない社会を描く。
2013-08-01 21:4532pt8月から通常記事も会員向けになりました。
先日、こんな面白い記事を見つけました。 「戦いは人間の本質ではなかった」:研究結果 昔まだ狩猟生活をしていた頃、人間は個人レベルで殺し合いはあったものの、集団同士の争いから殺し合いは起こらなかったそうです。簡単に言うと戦争はなかったということでしょうか。 まだこの単独の研究結果が本当に信頼できるものかがわかるのはまだ先のことかもしれませんが、これが本当だとしたら、私たちはどんなに胸なで下ろすことでしょう。「そうだよね。人間DNAに戦争が組み込まれている訳じゃないよね」と。 どう考えても、我々の軽く99%以上の人間は平和で戦争のない社会を望んでいます。にも関わらず、なぜか戦争は起きてしまう。そのため集団間の暴力は常に存在しており、人間の本質
ではないかと感じざるを得ませんでした。しかし、研究によると人間の気質が形成されたという250万年前から1万年前までに、ほとんどの狩猟採集社会において殺人はまれなものだった
というのです。 つまり、動物としての人間は戦争しなければならないわけではなく、その後戦争が絶え間なく起こっているのは、人間の性ではなくそれぞれ特殊な事情があると考えられるわけです。 将来戦争はなくなるのでしょうか。なくせるのではないでしょうか。今は、歴史を見て「人間が戦争を始めてしまうのは性ではないか」と疑ってしまいがちですが、そうじゃないとわかれば、かなりばかばかしくなります。戦争は割に合わない、経済的でないですから、しなくていいと言われればやめとくかになりそうです。 後は、具体的な問題を丁寧に取り除いていけばいいのではないでしょうか。例えば戦争の原因としてはリソースの奪い合いがあるでしょう。狩猟時代はなかったのにその後戦争ができたのは、農耕の開始によって土地・水・穀物・人間(奴隷)・街、様々なリソースを奪い合う必要ができたからでないかと容易に想像ができます。 でも循環型社会が実現してリソース不足がなくなればリソースを争う必要はなくなります。いくつか具体的に考えてみましょう。 ・エネルギー -
記事の料金改訂のご案内
2013-08-01 07:00いつも、みらふつ「未来の普通」をご愛読下さりありがとうございます。今日から8月にあたって、平日毎日更新している記事それぞれの料金を改訂いたします。 いままで 0pt だった通常の記事を 30pt とし、今まで 105pt だった【馬車目線】記事を 63pt にいたします。 他の記事はそのままですので、 30pt: 通常記事・*六葉未来点* 63pt: 今週の【馬車目線】・その他【馬車目線】と、シンプルになります。少なめに月20の通常記事としても、30×20=600pt分となります。 普通のブログサイトで一昨年から運営していたみらふつを、ブロマガに展開したのは去年の11月。はや三四半期、9ヶ月が過ぎようとしています。平日毎日更新は大変ですが、更新し続けて一番刺激を受けたのは、なんといっても私たちスタッフ自身です。次々新しい試みが生まれ、忙しくなってきています。平日1日1記事でも苦労していて
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