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記事 23件
  • ひさびさにMMD見たら、フィギュアが踊ってた件

    2015-11-30 22:45  
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     最初見たとき、リアルに動いてるのかと錯覚しました。【MMD】つみ式ミクさんで『ドーナツホール』  机の上のフィギュアが動いているという設定の動画。現実のフィギュアと質感がとても似ているので、現実の映像に錯覚しました。焦りました。 以前は初音ミクやMMD(MikuMikuDance)のネタをよく取り上げていたここミラフツですが、最近はすっかり「今の普通」になって取り上げる回数も少なくなりました。 しかも実は、多分2年前くらいに愛用のヘッドホン DT 990 PRO を壊してしまい、失意のあまりそのままイヤホンとかで聞いていたこともあって、聞く量はすっかり減ってしまってました。 しかし、先週末ついに、HD598、そう通称「プリン」を入手。 まずは昔の傑作などを巡回しているうちに、先月発表されたこの動画を発見したという流れです。 なのでもうこういうのいろいろ出ているのかもしれませんが、すいません、まだ知りません。 フィギュアがリアルっぽく動くといえば、なんといっても2008年のこれすごかったです。【3DCG】くるっと・おどって・初音ミク【ねんどろいど】 ついにMMDでもできるようになったんですね。 これ今後ジャンルとして確立するのではないでしょうか。フィギュアMMD。 初音ミクの3D化ははるか昔からずっとチャレンジされてきたわけですが、まず、ミクのフィギュア化が行われ、次にそれをCG化することで、限りなくリアルな映像が出来上がりました。この方向で行ける!とわかりましたから、これからたくさんのPがこの方向で作品を作ることでしょう。 こういうのもっともっと見たいです。とりあえずGUMI版ください。まじでGUMI本人が歌っているように見えそうです。 あとあと、曲もフィギュアのご主人への切ない思いを語るようなのを、机の上で一人で座って静かに歌い上げるようなのを見たいです。きっと「あざとい」の称号を一身に受けるでしょう。 バーチャルリアリティで机の上にミクさんを合成するとかよくやられてますけど、この質感のMMD持って来れば、もう現実と変わらなくなります。もうやられてるかもしれませんね。これから探すの楽しみです。 ジャンルとしてまさに広大な可能性が開かれた瞬間です。その大きさちょっと計り知れないです。 さらに、なにより驚いたのは、リアルな質感のMMDを使うと、ダンスまでリアルに見えるようになったことです。 この動画はもともと普通のMMDっぽい映像で作られたモーションから派生しています。【第13回MMD杯本選】ドーナツホール【モーション/モデル配布】 さらにそのモーションは人間足太ぺんたさんによるオリジナル振り付け動画があります。【足太ぺんた】ドーナツホール 踊ってみた【オリジナル振付】 足太ぺんたさんとGUMIのダンスを見比べてしまうと、どうしてもGUMIのには物足りなさを覚えてしまいます。かつてボーカロイドが通った道に似ているかもしれません。 しかし、同じモーションでありながら、フィギュアミクが踊る【MMD】つみ式ミクさんで『ドーナツホール』では、そういった物足りなさが気にならなくなるではないですか。 確かに人間界の「踊ってみた」のジャンルでは、いろんな実力の人が踊ってるし、でも実力が高くない人のが面白くないかというとそうではありません。ダンスの技術だけで決まるわけではありません。 もちろんMMDだってそうかもしれませんが、たとえば人間の場合ちょっとした仕草とかちょっとした表情とか無意識に醸し出される魅力が無数にありますが、MMDの場合、そういうのを表現したければ技術的に実現していかなければなりません。 ところが、今回現実にフィギュアが踊っているように見えるところまで来たことで、「ミクさんが一生懸命踊っている! がんばれ!」という応援の気持ちがそれをカバーしてしまいます。たとえば、パントマイム風にぺたぺたと手を動かして止めるところ、「すごい!ぴたっと止まってる!!」って感動しちゃうんです。 いや、そんなのMMDだったら一番得意なことじゃん!!www ってわかってても。 

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  • 「Heart & Brain」ついに臨床研究に参加できた!

    2015-11-27 23:45  
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     みなさんはもうやりましたか? iPhone、Apple Watchで脳梗塞を早期発見 国内初の臨床研究、慶大が開始(ITmedia ニュース) 慶應義塾大学医学部の研究チームは11月25日、iPhoneやApple Watchのセンサーを活用した臨床研究を国内で初めて開始したと発表した。専用アプリを通じて心拍数や運動能力などを測定し、不整脈・脳梗塞の早期発見につなげるという。iPhoneユーザーであれば、誰でも匿名で参加できる。
     早速やりました。「Heart & Brain」。 自分の息子二人は赤ちゃんの頃「赤ちゃん研究員」で、研究に協力したことがあって、自分も医学の役に立ちたい!とずうっと思っていたのですが、それがついに実現したのです。 研究に参加できる!ってだけでもとても嬉しいのですが、46歳の私は、脳梗塞っていつかなるかもしれないと漠然と怖がっている病気なので、自分はどうなのかも気になるところです。 参加は簡単です。アプリダウンロードして、まず名前と署名。 そこでヘルスケアに接続され、心拍数のデータを取るようなのですが、私は iPhone なのでデータなし。ああ、Apple Watch 羨ましい。 次に質問票に答えます。そして、iPhone を水平に保ったり、カメラに向かって目を閉じて笑ったり、iPhone持って手首を「『きらきら星』の歌みたい」(と説明がある)に回したりして完了です。 終わるとデータがどこかに送られるわけですが、自分の結果を見ることもできます。 質問票の結果では、CHADS2 と CHA2DS2-VASc と呼ばれる指標が提示されます。おかげさまで私の場合リスクは少ないようです。これだけでもやってよかった。 他の項目については特になにか診断されるわけではありませんが、どういった背景でその測定をしているのかは解説が書いてありますので、もし今後これらに似たような動作をしたときに、「あれおかしいな」と自覚したら、自分で病院に行くなど予防的な行動ができることでしょう。『きらきら星』の手の動きが関係あるとか全然知りませんでしたし(笑 こんな風に誰でも臨床研究に参加できる時代になったんですね。赤ちゃん研究員のときとか、アポをとって、その時間に赤ちゃん連れて大学に行ってとそれなりに大変な上に一度に一人しか実験できないことを考えると、アプリを作れば、一桁どころか二桁も三桁も多い被験者のデータを集められるこの手法の可能性は計り知れないものがあります。 しかも単にアンケートをとるとかいうのではなく、iPhone を振る動作のデータとか apple watch に溜まったバイオデータとか身体的測定値を取れるのですから。 これからしばらくは、こうやってスマホでビックデータが取れる研究が盛んに行われるようになるのではないでしょうか。それこそ学生の卒論でも行われるかもしれません。  

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  • 罰則より「頭が悪い人」のジョーク広める方がいいんじゃね?

    2015-11-26 23:30  
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     障害者等用駐車場の不適切利用についての記事を見かけました。 【パーキングパーミット制度】 海外の多くの国では、障害者用の駐車場にニーズのない人が停(と)めることは許されていない。(中略) そのため欧米の多くでは「パーキングパーミット」という利用証を発行し、広めの駐車場を使う人を明確にしている。ここへの違法駐車は、人道上の罪として、普通の何倍もの罰金となる。ハワイ州ではパーミットを持たない人の違法駐車は5万円、カナダではパーミット不正利用は、実に14万円の罰金が科される。
     日本で障害者等用の駐車場に止める車が後を断たないことから、欧米のように法律や罰金の整備が必要だという話です。 この問題、罰則作るより、あるジョークを広めた方が有効ではないでしょうか。どこかで見かけたのか忘れましたが、こんなジョークです。
     障害者スペースに健常者が停めてて、子供がお父さんにそれを指摘すると「ああ、あの人は体が悪いんじゃなくて、頭が悪いんだね」と答えたというものです。 このジョークがテレビとかをきっかけに全国民に広がるだけで、不適切な駐車がまずまず減るのではないでしょうか。
     不適切利用している人は、子供「あ、頭の悪い人だ」親「声に出しちゃだめっ」とか言われて、その他老若男女に(あ、頭の悪い人だ)って顔で見られるわけですから、それに耐えてでも停めたいなら、まそれはそれでそれはそれで人生の選択ではないかと。
     罰則もいいのですが、その前にこんな風にモラルやマナーの啓蒙ができないか検討してはいかがでしょう。 特に、紹介した記事の全体を覆っている「高い罰金は素晴らしい。日本は遅れている」という論調はちょっとどうかと思います。 罰金が高いのは「そうでもしないと不正する人が後を断たない」からであるなら、むしろモラルの低さを表しているかもしれません。逆に日本は罰則がなくてもなんとかやれているのは、モラルが高いからかもしれません。 残念ながらモラルの高さは完璧ではなく、地域によっては社会が許容できないレベルにあるため法律を検討するかという話であり、欧米が「進んでいる」かどうかは別です。 ちなみに、これは日本人がすごいというよりも、日本人は単一民族な上全国規模で文化も共有していることが大きいです。要は価値観が似ているので、モラルとかマナーも共有しやすいのです。 マナー啓蒙もすればいいし、罰則も作ればいいじゃないかという意見もあるでしょう。 しかし、罰則化することには様々なデメリットも生まれます。 1) 誰が使えるのか たとえば足の骨を折って一時的に足にギブスをはめている人はどうでしょう。調べたところによると、診断書などとともに申請すれば利用証が入手できるようですが、診断書にも行政にもコストがかかります。 土地柄にもよりますが、現状なら臨機応変に利用できますが、罰則化となるとより厳密な運用が必要となります。 2)様々なコスト そもそも、罰則化するには、どこが障害者等用の駐車場か公的に管理する必要もあります。でなきゃ、誰かが駐車した後に障害者用の駐車場に仕立て上げて、陥れることができてしまいます。 今も登録はされているようですが、よりきちんとした管理が必要になります。 たとえば表示がいい加減だとトラブルになります。駐車場所有者は表示などの維持が義務付けられることでしょう。私有地ですから話はややこしく、表示がぼろぼろで行政が是正を勧告しても所有者が直さない場合、しかしそれに気づかず停めた人を取り締まれるのかという問題も出てくるでしょう。 罰則となればそういったことにすべてコストがかかります。高度成長期は終わりました。持続的な社会に向かって、不要なコストは慎まなければなりません。 3)全国でやるのか 有り体に言って、障害者用の駐車場の不適正利用が罰則化が必要なくらい問題になるのは、日本の中でも都市を中心としたごく一部の地域でしょう。それ以外の地域でも、全国一律に罰則化するのでしょうか? 

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  • [S]電動スケートボードの公道走行を合法化 日本は真似できない?

    2015-11-26 00:15  
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     いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。 だいぶ前ですが、こんな記事がありました。 電動スケートボードの公道走行を合法化 米加州   カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は11日、自転車での走行が許可されている場所でのモーターで動く車輪付きの装置、つまり電動スケートボートの使用を認める――その他の新案装置にも適用され得る――法案に署名した。
     アメリカは歴史の浅い分、こうやって新しいテクノロジーに対する動きが早いですよね。これは日本には真似できないなあと思います。もしかしたら、もう少し自治体の独立性が高まってこういうこともできるかもしれませんけど、なかなかこの動きの早さはないだろうなと感じます。 一方お隣中国などでは、日本ほど厳格な道交法などありませんから、自転車にインホイールモータとりつけてウイーンって走る人がわんさかいるみたいで、電動自転車分野は、あっという間にアジア各国の方が発展するんだろうなと思います。 そんな中で、先日第15回MIT-VFJビジネスプランコンテスト&クリニック(BPCC15)では、電動三輪車のシェアリングサービスというビジネスモデルが発表されました。 次世代モビリティNemo(ニーモ)が見せる新しい地方の姿   ここで紹介される Nemo という電動三輪車は中高年でも簡単に乗れることが売りです。地方の公共交通の問題は深刻ですから、こういった乗り物が有効となれば認可も早そうです。 つまり、アメリカ・中国は若者を中心にした急進的なイノベーションが得意な一方、高齢化が深刻で持続的な取り組みが得意な日本は高齢者向けモビリティみたいな分野で力を発揮するのかもしれません。 自動運転なんかも、日本では、バスがまともに運行できない地方で積極的に取り入れられていくのではないかと思っています。 なんて色分けをしつつも、実はアメリカではこんなイノベーションが起こっています。 航空機用ジェットエンジンの新しい潮流「ギヤードターボファン」の30年に及ぶ開発と今後の展望 

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  • [S] アンチエイジング薬の臨床試験が始まる

    2015-11-25 22:15  
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     今日は木曜ですが、昨日通常運転でしたので、気楽に書き始める短い記事[S]です。  寿命を120歳まで延ばす長寿薬の臨床試験が米国で開始。がん、アルツハイマーやパーキンソン病にも効果 米国食品医薬局(FDA)が、世界初となるアンチエイジング薬の臨床試験を許可しました。試験に使われる薬は従来、糖尿病の治療に使われていたもので、研究者の話によればがん予防やアルツハイマー予防などにも効果がみられるとしています。
     寿命を延ばす薬、アンチエイジング薬の臨床試験が来年から始まるそうです。 アンチエイジング薬については、魔法でもなんでもなく、将来実現が予想されている技術です。 5年ごとに行われ、つい先日発表された第10 回科学技術予測調査においても、「若返りを誘導する因子の投与または老化誘導物質の抑制による健康寿命の延伸」が、技術的実現時期として、 2027年が社会実装時期が 2035年と予測されています。 が、この展開はなかなか刺激的ではないでしょうか。 だって、「アンチエイジング、夢の新薬!」とか言って新薬販売されても、飲み始めたら、実は分かっていなかった副作用が、そして急激な老化が始まる、なんて浦島太郎のようなストーリーを想像しない人はいないでしょう。 しかし、今回臨床試験をするのは、半世紀以上前の1959年に承認されて以来、世界各国で広く使われている薬です。副作用などの問題もすでによくわかっています。SF好きには残念な事に、ちゃぶ台ひっくり返しみたいな展開はなさそうなのです。 しかも、すでにジェネリック薬が出ているくらい普及している薬。元記事には、ジェネリックかそうでないかは書いてないですが、1日分のコストは約8円とあります!!! 1年約2920円!! その気になれば誰でも始められる金額です。 

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  • トップブロガーちきりんさんが苦悩する無料ブログの宿命

    2015-11-25 01:00  
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    この記事は後半【馬車目線】(?)でお送りします。
     GDPは100兆円くらい下げたほうがいいのでは?という、ちきりんさんの煽り記事がバズっています。 刺激的なタイトルですが、内容は まず(このまま無駄な消費を増やして GDP を600兆円にするのを目指すのではなく)、不要な 100兆円分の市場を減らして 400兆円を目標にしようよ。  そして、その後で 100兆円増やして(元の)500兆円にする。これこそが日本にとっての成長戦略だと(あたしは)思っているでございます。
    と、今ある世の中の2割くらいの無駄な消費を減らして、その分本当に必要な消費に回して500兆円に戻そうと説くものです。 いってることはもっともらしいですけど、GDPが2割減ったら、私たちの給料も2割減ります。もう少し丁寧に言うなら、「無駄な消費」と言われているもので食べていた労働者が失業、つまり労働者の2割が職を失い、その結果労働の需求バランスが崩れ、みんなの給料が減ります。 そんな激しいインパクトが日本を襲ったら、はい、目標の400兆になりました、今から500兆にしましょうなんて言ってできるわけがありません。 やるんだったら、というか今実際日本で起こっているのは、そういう無駄なものを取り除きつつ新しい産業にシフトして、ずっと同じGDPを維持しているということです。 GDPが一緒ということは、進歩してないということではありません。毎年、進化したあたらしいスマホが去年と同じ値段で出るということです。給料も変わらないけど新しいスマホの値段も前と変わらないという世界です。給料が変わらないというのは、どんなに頑張っても給料が上がらないという意味ではなく、一人一人をみると能力が上がるにつれ給料は上がりますが、たとえば大卒初任給は毎年一緒という意味です。 今まで成長、成長と言ってきたのでその世界はピンときませんが、でも社会が高度成長を終え、持続的な社会を営むならば、別にGDPはずっと一緒で構いません。っていうか、よくも悪くも、すでに日本は長い間それでやっています。 その辺は以前シリーズで考えました。 日本のGDPが増えなかった真の理由がわたしたちを豊かにする(その1)   ちきりんさんにしても、無駄を省いていったん400兆円にしても500兆円に戻そうと言っているわけですから、持続的な現状維持をイメージしているのは明らかです。 ではなぜ、「現状の500兆円を維持しながら、無駄を省いて新しい消費に回そう」と言えなかったのでしょうか。 それはやはりアクセス数のためでしょう。タイトルこそアクセスのために「GDPは100兆円くらい下げたほうがいいのでは?」とキャッチーなものにするのは仕方ないにしろ、ちきりんさんくらいのトップブロガーになれば、内容としては同じようなことを書きながら「現状の500兆円を維持しながら、無駄を省いて新しい消費に回そう」という結論にしても、ちゃんと拡散したのではないかと思います。 それでも、あくまでタイトルを貫いて、最終的には元のGDPに戻るのに、一旦労働者の2割が失業するようなシナリオを書いたのでしょうか。  

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  • あなたは「自分の内なる攻撃性」に気づいているか

    2015-11-20 23:45  
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     先日、 [S] 「イチローチョップスティック」に怒る人に贈る言葉見つけた  で、当事者でもないのに勝手に怒り出す人というのは、自分が「正義感」という名の、強い「攻撃性」を宿していることを気づいた方がいいと思う。
    というイケダハヤトさんの言葉を紹介したのですが、あれこれ考えているうち、あることに気づきました。 実は、「攻撃性」そのものは誰でも持っているのです。たいていの人はその攻撃性と心の中でうまく折り合いをつけているので、ほとんど自分でも気づいていない人もいることでしょう。 たとえば街でマナーの悪い人を見かけた瞬間、一瞬心の中に殺意がもたげることもあるでしょう。それでも普通は自然にそんな感情は抑制され、せいぜいぶつぶつと愚痴のような気持ちが心の中を巡るくらいに落ち着きます。一瞬殺意を持ったことにも気づかないかもしれません。 それでも、内なる攻撃性は存在するのです。 かつてはこういった人間の負の面は、臭いものには蓋をしろ的に、正面から取り合うことはありませんでした。「攻撃性」を表面に出した人は凶暴な人であると見なされ、それ以外の人は「攻撃性」のない人と見なされました。ネガティヴな感情は、持ってはいけないことになっていて、ないことにされています。 しかし、たとえば子育てをしている親であれば、赤ちゃんが泣き止まず殺意を感じた覚えがあるのではないでしょうか。もちろんそれで本当に殺してしまう人はごくごく一部ですが、ニュースなどで育児に疲れ子供を殺してしまう事件を見た時、「自分もちょっと歯車噛み合わなかったら、ああなってたかもなあ」と共感することもあるでしょう。 みんな「攻撃性」を内に秘めているのです。 いつ、人は内なる攻撃性に見て見ぬ振りするようになるのでしょうか。 小学生の頃は、攻撃性をむき出しにして友達や兄弟とケンカしますが、ケガしたり、させたり、怒られたりで、割に合わなくなり、そういった暴力的な攻撃性は落ち着いていきます。 そして中学や高校の思春期では、精神的に成長し、その過程で、本気で誰かを憎むこともあるでしょう。しかし、この頃にその攻撃性を暴力として露出すると、本当に相手を殺してしまえます。数人で殴る蹴るすれば、武器がなくても簡単に人を殺せます。あるいは精神的な方法に訴えても、相手を追い詰め自殺に追い込むことができます。私たちは簡単に人を殺せるのです。  ですから、自らの攻撃性はコントロールしなければなりません。一方でコミュニケーション能力も高くなり、多くの人は、日常的にはあからさまな敵意のむきだしをしなくなっていくでしょう。 このあたりで、自分から「攻撃性」はなくなったと感じるようになるのかもしれません。そして、「当事者でもないのに勝手に怒り出す」人は、それが自分の「攻撃性」からでなく、「正義感」からと誤解するようになっていくのではないでしょうか。 しかし、もう私たちはこのような潜んだ「攻撃性」を互いに隠す必要はありません。ネットの匿名のつぶやきやブログを見れば、そういった秘めたる攻撃性や恨みの告白がいくらでもあります。誰もがそんな感情を抱えていると暴露されたのです。「人生あるあるw」で笑いあえる時代になっていいのです。 そのような社会になれば、思春期を経た子供達は、自分から「攻撃性」がなくなったと考えるのでなく、折り合いがついたと考えることができます。であれば、その後何かのきっかけに再び「攻撃性」の感情がもたげたとき、それを素直に認め、コントロールしやすくなります。正義感などの理由で無理に正当化することなく。 また、子育てに苦しむ女性にもやさしい社会になるのではないでしょうか。比較的穏やかな性格であれば、人生むき出しの「攻撃的」な感情をほとんど経験することなく成人する人もいるでしょう。 

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  • 国際的ハッカー集団アノニマスが見せつける国という仕組みの衰退

    2015-11-19 22:15  
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     フランスの連続テロを受け、先日国際的ハッカー集団アノニマスがイスラム国に宣戦布告しましたが、 国際的ハッカー集団アノニマスがイスラム国に宣戦布告! - NAVER まとめ  早速、成果を上げているようです。 国際的ハッカー集団アノニマス、ISISへの攻撃を開始 - リクルーターの個人情報を公表
    国際的ハッカー集団アノニマスが、イスラム過激派ISISへ宣戦布告してからわずか1日。早速このテロ集団の機密情報に穴が空けられたようだ。
    アノニマスは、若者をスカウトしてISISの構成員として引き込むリクルーターの男5人の名前と住所および電話番号を割り出して公表。住所はアフガニスタン、チュニジア、ソマリアのものだった。

     各国がISISへの対応に苦しむ中、胸のすく思いをした人も多いことでしょう。 しかしこれは歴(れっき)とした私刑であり、問題もあります。 例えば私が ISIS であれば、「若者をスカウトしてISISの構成員として引き込むリクルーター」としての情報を捏造し、アノニマスがなんの関わりもない一般市民をリクルーターとして公表するように仕向けます。もしそれにひっかかれば、アノニマスのせいでその一般市民やその家族の人生は台無しになることでしょう。いわば「誤爆」です。 今の所アノニマスは庶民の味方としての立ち位置を確保していますが、ISIS と戦うとなれば、そういう犠牲も生まれ、アノニマスを心から憎悪する市民が生まれる事でしょう。ISIS と戦う国々が爆撃で一般市民を殺害し、心から憎悪されるように。やがて反アノニマスサイバー集団が生まれ、互いに攻撃し合うようになるかもしれません。 テロとはそうやって、人々の間の憎悪を増幅することで、生き延びる確率をあげていくのです。 そのような憎悪の連鎖を防ぐため、世界には国という仕組みが広まりました。日本で言えば、市民は武器を持たず警察と自衛隊だけが持つことにし、市民の私刑は禁止して裁判所だけが人を裁くようにしました。 似たような仕組みを各国が整え、さらに国と国が戦争さえしなければ、平和になれるという枠組みを作ったのです。 それは一方で国々の施政者たちにとって自分たちに都合のいい社会を作るという誘惑を生みます。そしてそれに反発する人々が生み出したのが、新たな対抗策、テロ組織です。国対国の戦いでは強い国が勝ってしまいますから、国々に散らばった分散型の組織を作り、伝統的な戦争ではなくテロ活動で戦うという戦略を編み出したのです。ICT技術など数々の技術の発展がそれを可能にしたのは間違いありません。 そして、この勢力に対して、各国はうまく対応できていません。国対国なら国を攻めればいいですが、テロ組織は広く分散していますから、どこを叩けば潰れるというものでもありませんし、関係ない人まで殺してしまいます。 それを背景に、今回のアノニマスのような攻撃が生まれました。一定の効果を持つように見えます。ではこれをこのような私刑のような形ではなく、各国が協力してできないものでしょうか。 まず、そもそもサイバー攻撃が公式化していません。武器は人を傷つけるとわかっていながら、認められた組織は持って良いことに昔からなっています。サイバー攻撃もそれと同等の攻撃力を持っていますし、もはや実在していることは誰もが知っています。ですから、武器と同じと考えれば、この攻撃力は、一般市民は使ってはならず、国の認められた機関が限定された条件の中で使って良いという枠組みを作らなければなりません。しかし、今は、表向きは国であっても使ってはならないということになっています。 さらに、仮にその仕組みが各国でできたとしても、では、今回のようなこの状況で、各国のサイバー攻撃部隊が連携してISISにサイバー攻撃をしかけるには、国連決議のようなものが必要になるでしょう。 しかも、そのような攻撃をする場合、当然今回のようなフランスの連続テロのように、報復攻撃の対象になってしまいます。いどころのよくわからないテロ組織を場所がはっきりした国が相手にするのはなにかと不利なのです。ネットワーク型組織の ISIS に対抗するには、アノニマスのようにやはりネットワーク組織が有利なのです。 ネットワーク型組織が生まれた以上、それに対抗するにはネットワーク型組織が必要なのです。国という仕組みだけでは、ISISに対抗することは困難なのです。 今後 ISIS とアノニマスが全面対決となれば、 

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  • [S] 「イチローチョップスティック」に怒る人に贈る言葉見つけた

    2015-11-18 21:45  
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     いつもとちょっと違う水曜、今回は短い記事[S]です。 これ、とてもいい記事でした。 アイコンをフランス国旗にする理由は、人それぞれです。怒る話ではない。 - まだ東京で消耗してるの?  特にここ。
    当事者でもないのに勝手に怒り出す人というのは、自分が「正義感」という名の、強い「攻撃性」を宿していることを気づいた方がいいと思う。その攻撃性に気が付いていて、なおその怒りを発露するなら、まぁ、それは止めませんけどね。
    ― イケダハヤト (@IHayato) 2015, 11月 15
     「当事者でもないのに騒ぐ人が現れる」ことを、ここミラフツでは「イチローチョッブスティック問題」と名付け何度も取り上げています。たとえば、この記事。 [S馬]今週の馬車目線”イチローチョップスティック”  で、当事者でもないのに騒ぐ人が現れてもさっさとスルーして巻き込まれないのが吉と書いていたのですが、イケハヤさんは一歩踏み込んで、当事者でもないのに勝手に騒ぐどころか怒り出してしまうような人には、自分の「攻撃性」に気づくべきと諭しています。おそらくほとんどの人には攻撃性がありますが、それに気づいてない人も結構いるみたいですし……。 この言葉が広まって、 

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  • 石油を取り合う時代が終わる時

    2015-11-18 01:15  
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     イスラム国「過激主義との戦い」が複雑になった理由が悲しすぎる。 - NAVER まとめ  普段私たちが見聞きする欧米視点ではなく、中東視点でまとめられています。普段断片的に見聞きしていたことが網羅的にまとめられています。全部鵜呑みにするかはともかくとして、大変参考になります。 これを読んで改めて思い知らされるのは、この長い泥沼にいかに石油が深く関わっているかということです。 私たちの生活を支える石油。一方で、その石油の奪い合いが私たちの世界から平和を阻害しています。 そんな状況は私たちが生まれる前から続いていますから、世の中なんてそんなものかと考えてしまいがちですが、世界は変化し続け、ついにその悪しきジレンマから逃れられるかもしれない兆しが見えてきました。 兆し1: 低迷する石油価格
     先日も原油価格が一時的に40ドルを切りました。昨年100ドルあたりから急落してから、今年は結局上がるようで上がりませんでした。もちろん相場は上がったり下がったりですから、このままということはないでしょうが、上がりにくい要因が次々に現れています。 兆し2: 省エネによる経済成長
     【馬】近未来の世界地図(その1)  や 【馬】「完全自動化工場」は未来に関係ない   で紹介したエネルギー白書2015のグラフを見るとわかるのですが、日本のエネルギー消費量は減り始めています。それでもGDPは増えています(ここ二期下がってしまいましたが)。昔はエネルギー消費が増えるほどGDPも増えましたが、今は、むしろ省エネ技術を発達させることで、原価を下げて儲けるという流れになっています。 それは例えばドイツもそのようです。 つまり、昔は石油の価格が上がっても景気が良くなれば買わざるをえませんでしたが、今は省エネ技術がどんどん発達し、上がれば上がっただけ、省エネ技術の導入がますます進みます。それが成長につながるとわかっただけになおさらです。 兆し3: 代替エネルギーの発達
     さらに、その必要なエネルギーについては代替エネルギーがどんどん発達しています。 都会はともかく、世界各地、ローカルにのんびりやっている地域にとって、石油価格の乱高下などはた迷惑この上ありません。いくらたまに安いからといって、地元で太陽エネルギーや間伐材使ったバイオエタノールが安定して手に入るなら、石油の最安値より多少高くても、よっぽど頼り甲斐があります。そういうところはもともと、石油製品の輸送コストもかかりますからなおさらです。 石油への依存を減らそうとしている地域は、世界中にいくらでもあるでしょう。石油の値段が不安定である限り、代替エネルギーへのシフトのモチベーションは高まります。 兆し4: 石油に頼る国々
     石油の販売に頼っている国がロシア、サウジアラビアはじめたくさんあります。本来生産量を調整して価格を調整したいところでしたが、その仕組みはすっかり崩れてしまいました。どの国も自分たちの石油を少しでも売ってお金を手にしようと価格競争が始まっています。 昔はそれを上回る需要の成長があったのですが、もう先進国は消費が伸びなくなりつつあり、もはや中国の景気で決まるような勢いです。 これらの要素が重なっているため、簡単には石油の価格は上がらないでしょうし、たとえ上がったとしても、そのときは、石油がエネルギーの中心でなくなっている国が出来始めていることでしょう。 そうなるとどうなるでしょうか。 石油を取り合う時代が終わるのです。 

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