• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 19件
  • 2016年 「未来の普通」 ランキング! (その3)〜第10位「誰でも逆上がりができる」〜

    2016-12-28 23:45  
    31pt
     2016年 「未来の普通」 ランキング! (その2)〜第11位から第20位パート2〜  のつづきです。ミライ: はい、本年最後の「未来の普通」始めます! 来年は、1月4日から始めます!フツクロウ: 年末じゃの〜。ミライ: はい。今年もいろいろありました。ということで、第11位から第20位に続き、今回は第10位です!フツクロウ: ホッホ。ミライ: その第10位は 「誰でも逆上がりができる」ようになる!です。 3月10日の、 ついに未来の小学生が逆上がりできなくて悩まなくていい技術が生まれた  で紹介しました。 電極を腕につけることで、手や指がコンピューターの指示で動くという技術です!フツクロウ: 世の中、できるようになればなんでもないことなのに、習得に手間がかかる運動はいっぱいあるからの。お箸、自転車、そして逆上がり。ミライ: はい。毎年どれだけの子供が逆上がりに泣くことか。フツクロウ: それは言葉で教えようとしても、それをうまく実行できないからじゃな。ミライ: スキップは大人二人が両手を持って、一緒にスキップしてやるとできるようになるって聞いたことあります。フツクロウ: ホウじゃ。そんな風に運動を教えるというのは、なかなか大変なことじゃな。ミライ: 自転車は最初はペダルなしの自転車から始めればいいとか、ノウハウが溜まってはきているみたいですけど。 

    記事を読む»

  • 2016年 「未来の普通」 ランキング! (その2)〜第11位から第20位パート2〜

    2016-12-27 23:45  
    31pt
     2016年 「未来の普通」 ランキング! (その1)〜第11位から第20位パート1〜  のつづきです。ミライ: ということで、第11位から第20位までの後半コメント行こうと思います。第11位から第20位までの順不同のランキングはこうなってました。2016年「未来の普通」ランキング 第11位から第20位・介護施設に赤ちゃんが普通に・「良い人生はお金や仕事でなく人間関係」が普通に・海外で日本のワインやビール、さらには焼酎もブームに・すごい政治家がいなくなる・スポーツがグローバル競技でなくなる・「お互いのココロが読まれる」時代に・ベーシックインカムを小さく始められる・コンビニが多様化する・補聴器がメガネ並みに手軽に・将棋が事実上解かれる 前回は「スポーツがグローバル競技でなくなる」まででした。 ということで今回はこれからです。 「お互いのココロが読まれる」時代に 8/4 の 未来で今は暗黒の時代と呼ばれる  と次の日 「お互いのココロが読まれる」時代  から生まれた「未来の普通」です。 いかがでしょう。 フツクロウ: 今までもヒトはヒトの心を察知してきたが、それ以上にお互い「身分」や「立場」でやりとりしておったからの。明らかに心にないことを言われても「立場」上それを咎めることができず、腹わた煮え繰り返るなんて描写はよくされておる。ミライ: ですね。フツクロウ: しかし、そういう前提がない付き合いがどんどん増えとるからの、つまり互いが互いのありのままを理解しようという「心の読み合い」が前面に出ることになる。ミライ: 「互いが互いのありのままを理解しよう」というのは、いいことに聞こえますけど、それは言葉を変えれば「心の読み合い」ですね。フツクロウ: ホッホ。ということは、お互い、「ある程度心を読まれている」という前提でコミュニケーションすることになる。 

    記事を読む»

  • 2016年 「未来の普通」 ランキング! (その1)〜第11位から第20位パート1〜

    2016-12-26 23:45  
    31pt
    ミライ: ということで、今年もやってきました、年末企画!フツクロウ: ホホーイ。ミライ: 今までいろんなタイトルでやってきましたが、今年は満を持して! ド直球、 「未来の普通」 ランキングです。フツクロウ: ホホウ。ミライ: 今年紹介した256記事のうち、キリがいい!、すごい「未来の普通」をランキングで紹介します。 「未来の普通」といっても、自動運転とかみんな知ってるようなのは除いて、ミラフツならでは他ではあんまり言われてないのがずらりと並びます!フツクロウ: ホッホッホ。ミライ: ということで、第1回の今回は、第11位から第20位を一気にご紹介!フツクロウ: ホホ〜。ミライ: この10個は順不同、あえていうなら日付順なんですが、その10個はこちらになります。2016年「未来の普通」ランキング 第11位から第20位・介護施設に赤ちゃんが普通に・「良い人生はお金や仕事でなく人間関係」が普通に・海外で日本のワインやビール、さらには焼酎もブームに・すごい政治家がいなくなる・スポーツがグローバル競技でなくなる・「お互いのココロが読まれる」時代に・ベーシックインカムを小さく始められる・コンビニが多様化する・補聴器がメガネ並みに手軽に・将棋が事実上解かれるフツクロウ: ホオ。いろいろあったの。ミライ: はい。気になるのあったら、ぜひリンクたどって元記事読んでください!フツクロウ: ホッホ。ミライ: それから、それぞれ一言コメントもお願いします! フツクロウさん。介護施設に赤ちゃんが普通に2/2の記事、未来の普通「赤ちゃんのいる老人介護デイサービス」から生まれた「未来の普通」です。フツクロウ:  

    記事を読む»

  • 給付型奨学金によって子供は親の見栄で無理やり学校に行かされるのか

    2016-12-22 23:45  
    31pt
     上西議員の給付型奨学金に大反対のツイートが波紋を呼んでいるようです。
    私は給付型奨学金については大反対です。幸せの前提がお金持ちだと言うのもどうかと思いますが、仮にそうだとしても大学行けばなんとかなるなんて甘い。稼ぐなら中学から働いたって稼げます。本当に勉強したいなら社会に出てからだってできます。親の見栄で無理やり学校に行かされる事がないように。
    ― 上西(うえにし)小百合 (@uenishi_sayuri) 2016年12月19日
     どこかには突っ込みたくなるツイートですが、それはともかく、最後の親の見栄で無理やり学校に行かされる事がないように。
    というところは、少し考えたくなりました。 奨学金の問題は、ここでも再三取り上げていますが、投資効果の問題が顕在化していることにあります。つまり、奨学金という名の大学ローンで借金を作って大学を出ても、それに見合った賃金上昇効果が弱く、後で返せなくなる事例が増えているのです。 これは実は自然なことです。教育の費用対効果は幼いほど高く、逆に大学なんて歳になってから大金かけて教育してもそれほど効果はあがりません。一部のエリートの話をしているわけではありません。 ですから、これからは特に戦略もなく「なんとなく大学に進む」ために学生ローンを組むなんてご法度です。リスク高すぎです。専門学校など出口戦略のある進路を選ぶべきです。 給付型にしても、税金ですから、きちんと優秀な人を選ばないと、税金の無駄遣いになってしまうことでしょう。 という昨今の状況の中、「親の見栄で子供が無理やり学校に行かされる」不幸をどう防いでいくべきかを考えてみました。 でもそもそも「親の見栄で子供が無理やり学校に行かされる」ってわかるもんなんでしょうか。 親は本気で子供のために、子供は大学に行くべきと思いこんでたとしたら、それが見栄からなのかなんなのか区別は困難です。 子供にしてもまだ18歳とかですから、親の考えにまだまだ強く影響されることでしょう。実際には親のいいなりなのに、自分の意思と勘違いだってしがちで、だからこそ、大学中退というのはよくある話で、いわゆるモラトリアムです。 ちなみに私はそれが長くて「なんとなく博士課程」まで行ってしまった人間です。奨学金は無利子だったこともあり順調に返していますが、当時「有利子は絶対借りるな」と厳しく言いつけた親は真っ当で、とても感謝しています。 つまり、「なんとなく進学」のために有利子借金するとかは絶対ダメ。今時だと無利子でも微妙。 そういう借金はいけないけど、そうでないなら、「なんとなく進学」は社会として暖かく受け入れてほしいなと思います。その中の一部には「親の見栄で子供が無理やり」というものもあり、表面的には確かに避けたいところですが、それに気づいてその状況を打開するには、やっぱりモラトリアムな時間が必要ではないかと思います。 ということで、給付型奨学金問題と「親の見栄で子供が無理やり学校に行かされる」問題は別ではないかと思います。30年前でも私の親が「有利子奨学金はだめ」と考えていましたし、それがこの低成長の社会では「無利子」でもかなりリスクが高い時代になったのだと思います。ですから、奨学金制度を設けるなら給付型を拡充しなければ意味がないのだと思います。 一方で「親の見栄で子供が無理やり学校に行かされる」事態を減らすには、今の大学はただ行きさえすれば、そのあとは楽になるものではなくなったという認識を、社会全体で広く共有していくしかないのではないでしょうか。実は高校の先生の立場だととりあえず大学に送り込んでしまえば、自分たちの責任は回避できるというモラルハザードがあり、なかなか大学の現状を高校生徒とその親が知らずにいるという問題もあるようです。 そのあたりは高校の先生に任せることなく、社会で警鐘を鳴らしていく必要があるのではないでしょうか。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 中の人、またこんなふわふわした話題で寄り道を・・・・。フツクロウ: 寄り道?ミライ: 年末は毎年年末企画やってるじゃないですか。フツクロウ: ホウじゃな。 

    記事を読む»

  • [S] 「気づき」と「教える」が二項対立・・・・・・・・??

    2016-12-21 21:30  
    31pt
     いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める記事[S]です。  この記事を読んで呆然としました。 人材開発の世界を支配する「気づき信仰」と「自律信仰」!?  人材開発の世界は、いわば「気づき」信仰に充ち満ちています。
      
    「気づくこと」がよいことで
    「教えること」は悪いこと
      
     とされます。

     真剣に言いますが、この記事を読んだ時、最初意味が全くわかりませんでした。 この記事がひどいということではなくて、
    「気づくこと」がよいことで
    「教えること」は悪いこと

    とされる世界があることにまったく気が向いていませんでした。 言われてみればあれですね。 小学校で三角形の面積を教える時に、いきなり公式を教えるのではなくて、なんとかして生徒にその式を気づかせようとするっていうやりかたがあると聞いていますが、それはこの「気づくこと」がよいこと
    というのに基づいているわけですね。 なんか変な教え方があるもんだなと思ってましたが、なるほど「気づき」信仰なんてものがあったんですね。 「人材開発」と言われるとあまり詳しくないので、教育に置き換えて考えますけど、「教える」と「気づき」は二項対立するようなものではなくてまったく別物です。 生徒っていうのは、実はいっぱい「気付いて」います。 たまたま昨日のことですけど、次男が「カブトムシのツノは7本ある」と言い出しました。「はあ?なんで?」と理由を聞きました。・・なるほど。その聞き取りの結果、彼がどういう風にツノを数えたかを図示したのがこれです。 
     なるほど。「ま、俺はそういう風には数えないけどね」と釘を刺しつつ、心中とても愉快でした。その調子で分岐したら次はいくつかとかいろいろ楽しそうですよね。 でも、三角形の面積をむりやり気づかせる話は、実際に見てないのでまだ判断できないのですが、懐疑的に感じています。 なぜなら、そこには「正解となる『気づき』がただ一つしかない」からです。「気づき」を重視したいなら、そういうアクティビティを別にやるべきで、「正解の気づき」以外をすべて切り捨てなければならないときに使う手法ではありません。 たとえば私は「気づく」ために「調べまくり」ます。「教わる」ときには「教わりたい」し、それが私から気づき奪わないどころかむしろ促進します。 ただ、一方的にひたすら教え込むのが単調なので、簡単な気づきを織り交ぜるとかはあるでしょう。 いずれにせよ、「気づき」と「教える」が二項対立というのは、同意できません。まったく別物です。元記事がいうように両者は矛盾しません。 昔の教育は「教える」ことに傾倒して、「気づき」をあまり許してなかったのかもしれません。むしろそんな発言は問題扱いなこともあったでしょう。 その反省なのかもしれませんが、間違っているものは間違っています。「気づき」と「教える」は二項対立になるペアではありません。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 元の記事は、その二項対立を超えていけ、って話ですね。フツクロウ: ホウじゃの。 そのあとの例で出てくる「自律」と「管理」もそもそも二項対立じゃないの。 確かにそれらは超えんといかんの。 

    記事を読む»

  • 「いいね!」で学ぶ、世界一わかりやすいお金の仕組み(その10)〜「いいね!」が通貨になるとき〜

    2016-12-20 22:30  
    31pt
     「いいね!」で学ぶ、世界一わかりやすいお金の仕組み(その9)〜広告革命前夜〜  のつづきです。ミライ ということで、「『いいね!』で学ぶ、世界一わかりやすいお金の仕組み」シリーズも今回で10回目ですが、今回で完結です。 で、なぜか本文から私たちに回ってきました!フツクロウ ホッホ。ミライ いつもそうですけど、このシリーズもやってるうちに実はいろいろあったんですよね〜。フツクロウ ホウじゃな。ミライ 今回ジニ係数を取り上げたら、その下になるローレンツ曲線が、私たちがロングテール分析によく使う規模の分布グラフと深い関係にあったとか分かったんですよね! あまりに数学の話なので、本編では結局紹介しませんでしたが。フツクロウ わしらのロングテール分析でも「格差指数」を紹介したが、分かりやすさという点ではジニ係数よりはるかにわかりやすいし、実際裏では互いにつながっとることがわかったんじゃ。これからはぜひ「格差指数」で考えて欲しいもんじゃの。ミライ ですね〜。「格差指数」、未来の普通になるのでしょうか。フツクロウ ホッホ。楽しみじゃな。ミライ はい。さらに。もう一つ、取り上げようとしたけれど、結局やめたサブタイトルがあるんですよね、フツクロウさん。フツクロウ うむ。「『いいね!』と『お金』の違い」じゃな。ミライ はい。このシリーズは「お金」の仕組みは「いいね!」の仕組みに似てるよ!という話ですが、じゃあ、両者の違いはなんだろうということも気になります。フツクロウ ホウじゃ。どう違うかは後で話すが、その違いがあっても、結局一緒じゃないかと考えさせられる事件がおこったんじゃの。ミライ キュレーションサイト問題ですね。 「いいね!」で学ぶ、世界一わかりやすいお金の仕組み(その8)〜キュレーションサイトを正す方法〜  ネットのコンテンツはそれがひどいものであっても、PVを稼ぐ、つまりたくさん見られることで、広告費を稼いでしまうために、今のひどい現状があります。フツクロウ それを正すためには、「いいね!」が多いページに広告を出すようにすればええ、という話をしたんじゃな。ミライ はい。フツクロウ これは今までの広告にはなかったモデルで、なぜなら、広告主は、そのページが公開され、たくさん「いいね!」がついて、安定した評価を得てから、安心して広告を出せるんじゃ。そういう優良ページでは、当然広告単価は高くなる。みな「いいね!」なページを作るモチベーションが高まるんじゃ。ミライ 未来の広告ですね〜。 でも、このことが、「いいね!」と「お金」が違うようで違わないという話にどう繋がるんですか?フツクロウ ホウじゃな。まず、両者の違いなんじゃが、「お金」は量が決まっておる。お金は人から人に渡るが、途中で勝手に増えたりはせん。 もし、「いいね!」の世界でそれをしようとしたら、「いいね!」をつけたい人は、まず自分が面白い投稿をして「いいね!」を集めんといかん。ミライ 「いいね!」は元がなくてもつけられるけど、お金はないと何も買えないんですね。フツクロウ ホウじゃ、ホウじゃ。じゃから、逆にお金が誰かに渡ると、今度はその人が「いいね!」と考えるものを買うことで次の人に「いいね!」が伝わっていく。つまり「お金」は連鎖する「いいね!」と考えられるんじゃな。ミライ 4年半位前には、本家のこの記事でそういう話をしてましたね。 お金は連鎖する「いいね!」フツクロウ ホじゃホじゃ。連鎖するという意味で、お金は景気を生み出す仕組みだと考えとった。ミライ はい。そうだと思います。フツクロウ しかし、 

    記事を読む»

  • 【馬車目線】「地球が回るから」の記事に煽られるインテリは嫌われる

    2016-12-19 22:45  
    51pt
    この記事はミライの【馬車目線】でお送りします。
    ミライ: フツクロウさん。フツクロウ: なんじゃミライ。ミライ: 以前、 嫌われるインテリがこれから生きていく方法(その1)  で、どうして最近インテリが嫌われるかをシリーズで取り上げましたけど、その話題にドンピシャの例が流れてきました。フツクロウ: ホホウ。ミライ: これです。 これが日本の未来を育てる教育なのか?出来る子の芽を摘む学校教育がコレ  フツクロウ: 「時間がたつと、かげのむきがかわるのはなぜですか」に対して、「地球が回るから。」と答えてペケなんじゃな。ミライ: はい。そこでペケをつけることは、「出来る子の芽を摘む学校教育」だと言うのです。フツクロウ: しかし、脇に「学習したことを使って書きましょう」と理由が書いてあるぞ?ミライ: そうです。たとえばこの答えの文章が問題ないとして、でも例えばそこ「球」の漢字間違ってますから、「正しい漢字で書きましょう」としてペケをつけるのはアリですよね。フツクロウ: ホウじゃな。どちらも、三角くらいにしたげてという意見はあるかもしれんが、きちんとペケの理由が書かれていて、「出来る子に対してできないフリをさせ」てるわけじゃないのぉ。 そもそもこの子なら、その先生の言ってることわかるんじゃないかの。ミライ: そうです。 いまどき、仲間内のちょっとした悪ふざけ写真がネットで拡散しちゃうと人生棒に振りかねない時代。「ここではこういう取り決めでやります」をできるできないは、社会的な生死にまで関わる問題。「学習したことを使って書きましょう」ができるできないは、まさにその訓練とも考えることだってできます!フツクロウ: ホッホ。おおげさじゃな。 いや、しかしなかなか笑えん話じゃの。ミライ: でしょ?  さらに、この記事に安易に同調してしまうと問題なのが最後の一文。得意なものがある子はそれをとことん伸ばしていく教育をしないと日本の未来は無いと思います。
     もっともらしいことを言っているようですけど、日本は今、日本の未来のために、違う視点で取り組んでいるんです。フツクロウ: ホウじゃな。ミライ: はい。すべての子が義務教育を理解できること。100点である必要はありません。識字率99%と言われても、国民全員が漢字のテスト満点取るわけではありません。ある程度義務教育内容を達成する、学習達成率を99%にしようという取り組み。 簡単に言えば、落ちこぼれをなくそうという取り組みです。フツクロウ: そのホウが日本が豊かになるという考え方じゃな。ミライ: そうです。ごくわずかのエリート、学問だけでなくスポーツなど他分野も含めて、そういう一部のスーパースターを国として育てるより、日本中から落ちこぼれをなくす方が、日本隅々の無数の社会問題を解決できるという方法です。フツクロウ: まあ、各分野のエリートはそれぞれの分野が育てればええからの。ミライ: そうです。将棋には奨励会があるように、自分たちの分野のエリートを再生産したいなら、それぞれの分野がその仕組みを作ります。 官僚は優秀な官僚を再生産するために、せっせと東大をトップにすえた、全国から優秀な人材を漏らすことなく吸い上げるピラミッドを作り上げました。 それがエリート科学者を育てるのにいまいちうまくいってないのではないかというのは、また別の話。フツクロウ: うむ。ミライ: 一方で、ITも進んで、我が子に得意なものがあれば、学校に頼らずともどんどん伸ばすことができます。しかも安価に。学問だけで言えば、もうネット上に無数のeラーニングシステムができてます。無料のものだってあります。フツクロウ: 一方で、苦手なところが多い子はというわけじゃな。ミライ: そうです! 

    記事を読む»

  • 地方の反乱が東京から始まる

    2016-12-16 23:45  
    31pt
     小池都政が来年2月の予算編成を前に賑やかになってきました。 七人の侍も無事(?)除名されてしまい、新党立ち上げは確実な情勢です。 自民党を中心とする政党政治はとっくに疲弊していて、各自治体の首長は無所属が珍しくありません。首相に無所属はありませんが、間接選挙だからで、直接選挙だったらとうの昔に無所属首相が出ていたに違いありません。 国会にしても地方議会にしても、政党制は疲弊していて、世論調査による政党支持率は信じられない低さです。議会は連立してでも過半数を取らないと動けないので、無所属にはなかなか入れにくいものがあります。 しかし、中央政治と地方の乖離は激しく、地方の自民党の国会議員といえばTPP反対を明言していた人もたくさんいるのに、国会になると党議拘束で賛成とか。アメリカみたいにもっと自由投票が増えれば、各法案でガチの論争も起こるでしょうが、日本ではほとんどなく、すべての法案は最初から通ることが決まっていて、野党は意味のない抵抗をするしかありません。 と閉塞感続く政治ですが、小池都政で久々に一風吹きそうです。仮に小池新党が次の都知事選で大きな力を持てば、ようやく地方の政治ができるようになります。東京も地方の一つであり、中央政治中心の運営では東京自身を良くするのに回り道です。 今回は大阪維新の失敗を参考にもっとうまくいきそうです。なんといっても、情報公開という戦略が明確で、情報公開はすれば必ず成果が出ますから、このまま全国の地方議会に飛び火して結果も出せます。維新のように安易に国政に出てしまうと単なる一野党になってしまいますが、当面地方議会に集中して十分勢力を伸ばしてから、国政に出ることでしょう。 その頃には自民党も中央重視と地方重視で分裂して、地方重視は小池新党と合流すれば、国政は中央VS地方の構図で拮抗するくらいにはなるでしょう。 おそらく地方自民+小池新党の勢力であれば、各自地方の代表の側面が強く、自由投票も増えることでしょう。仮に過半数を超えたとしても、各法案が自動的に通るわけではなくなります。国会の審議はガチになります。その流れは地方にも広がり、各自治体の議会も、情報公開が進展も手伝って、重要な議論の場になることでしょう。 それにしても、こういう流れはいずれ始まるとは思っていましたが、東京からというのはとても印象的です。東京も中央政府そのものではなく、一つの地方であったわけで、その東京から変わり始めれば明らかに全国に影響力を持ちます。 公明党もあっさり連携を解消しましたし、大阪維新で始まった地方の反乱の火は、決して消えたわけではなく、今再び燃えあがろうとしているのです。 《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 地方VS中央。早く盛り上がってほしい。フツクロウ: ホホ?ミライ: 国会とか見てて虚しいですよね。野党として抵抗はするけど、引き伸ばしてるだけで。カジノ法案は多少修正入りましたけど。フツクロウ: アメリカの様子見てると羨ましくなるの。 

    記事を読む»

  • [S] 京都の「一見さんお断り」から学べるとは

    2016-12-15 23:45  
    31pt
     木曜ですが、前回通常運転だったので、気楽な話題の記事[S]です。  なんか瞬間風速的に京都流行ってるんですか こないだこれ読んで盛大に受けました。 スタバで長居する客には、茶漬けをすすめればいいのでは | 街角のクリエイティブ   京都生まれ、京都育ちですが、これは考えたことなかった。思いつかなくて悔しい。 そもそも「茶漬け」と書いて「ぶぶづけ」と読むと思ってました。 でもって、「ぶぶ漬け」はあくまで概念であって、そんなものは実在しないと思ってました。 言われたこともないし、言ってるところを見たこともありません。 最近になって、京都で京都の人たちと話してるときに、やな人が居座ってねえなんて世間話しているときに「『ぶぶ漬けいかが』ってゆうてやればええんや」と相槌を打つような感じで「ぶぶ漬け」という言葉を聞いたことはあります。「会話でほんまに使われてる」と大変感動しました。 そんな概念を実在させた上、オチまできれいなスタバ茶漬けショートストーリー、オススメです。 で、そしたら、こんな記事もでました。京都流行ってるん 客を選び神様とも思わないから京都企業は儲かる - アゴラ  「一見さんお断り」とか普段は批判の対象にされる京都の商売の一面ですが、この記事ではなんや褒められてます。 まあやり方は考えなあきまへんが、客にあまりにへりくだるのは、どんどん見直せばいいと思いますし、「一見さんお断り」がそれを考えるきっかけになるんだったら嬉しいことです。 「一見さんお断り」って商売、実は京都だけじゃなくてどこにでもあると思うんですけど、そういう商売って普通に暮らしてると出会わないから、知らない人大勢いるんだろうなと思います。 たとえばフリーランスで紹介だけで十分やっていけてる人、なら、より想像しやすいでしょうか。そういう商売は世の中にいっくらでもあるのです。 過度なへりくだりで苦しんでいる方々が一人でも多くそんな世界を知って、それもありかと開き直ってほしいもんです。《ワンポイントミライ》ミライ 「茶漬け」と書いて「ぶぶづけ」と読むかググってみました!フツクロウ ホホウミライ わかりませんでした! 

    記事を読む»

  • 「いいね!」で学ぶ、世界一わかりやすいお金の仕組み(その9)〜広告革命前夜〜

    2016-12-14 01:15  
    31pt
     「いいね!」で学ぶ、世界一わかりやすいお金の仕組み(その8)〜キュレーションサイトを正す方法〜  の続きです。 前回、キュレーションサイトの質が落ちるのは、広告のビジネスモデルが間違っているからであることを見ました。 「いいね!」なページではなく、どんなに「よくない!」ページだろうがPV稼ぐページが儲かる仕組みが悪いのです。 ですから、「よくない!」ページには広告を出さないような仕組みが今後伸びます。広告主だってそれを望みますから。 さて、それが始まると次に何が起こるでしょうか? 実はこれは広告の「革命」です。 「いいね!」なものに出て「よくない!」ものに出ない広告というのは、今までありません。テレビだろうが新聞だろうが、今までの広告にそれはできません。 ですから、相変わらずASKAが逮捕なんてことになれば、マスコミが大騒ぎするし、タクシーの車載カメラ映像をすっぱ抜くなど、倫理に欠けた(どころか犯罪に近い)行為が横行します。 なぜか。その方が視聴率があがって、広告の効果が高くなるからです。「よくない!」でも儲かるのです。 そもそも有史以来、今までの広告は間違ったビジネスモデルで運営されていたのです。ずっとそうだったのですからネットの広告のビジネスモデルが間違ってしまったのも仕方ありません。 ですが、もし「よくない!」ページに広告が出なくなったらどうでしょう。 マスメディアであれば、社会の公器としてASKA逮捕の記事を載せないわけにはいきません。そのページには「よくない!」がたくさんつくことでしょう。 でも、そのページを受けて、メディアは社説を載せることができます。麻薬中毒は病気であり、一度かかったら徹底的な治療こそが本質で、またやったから逮捕してたって解決しないという意見があります。そういった意見や活動を丁寧に取り上げた記事をあげれば、「いいね!」が集まることでしょう。 ネットでは、そういう「いいね!」の評価を受けた記事に広告を出す、あるいは広告単価をあげるというシステムができます。 以前のマスメディアではできなかった広告システムが作れるのです。 今、質の悪いキュレーションサイトを作り上げた広告モデルは、ネットのせいではありません。有史以来の広告モデルをなぞってしまっただけです。 ですから、新しい広告モデルが出てくるのはこれからです。 出てきたら、広告モデルは変わります。新しい広告モデルはきちんと「いいね!」が連鎖する仕組みだからです。 もしそうなったら。 旧メディアはどうなるでしょうか。 「いいね!」な番組かどうか放送してみないとわからないテレビに、広告主は広告を出すでしょうか??? 少なくとも、事後評価は厳しく行われるでしょう。「視聴率」よりも、その番組がどれだけ「いいね!」な評価を受けたか、どれくらい「よくない!」をくらったかが、重要になるのです。 とはいえ、ネットの広告には一歩劣ってしまう気がします。素晴らしく「いいね!」がたくさんついた記事には、べらぼうに高い単価でも、大手企業がこぞって広告を出す世界です。「安心して」広告が出せるのですから。 お金はとかく汚いものとして見られがちですか、本来は「いいね!」を伝える素晴らしい道具です。しかし、たとえば今までの広告のような、中身は「よくない!」でも炎上させた方が儲かるといった、捻じ曲がったビジネスモデルがあるから、それを見て「汚い」と感じてしまいます。 しかし、少なくとも広告については、ネットのおかけでその捩れが解消される可能性があります。 社会の発展で、そういう捩れが一つ一つ消えていき、やがて「お金は汚いもの」というレッテルがはがれていることでしょう。《ワンポイントミライ》ミライ 視聴者は知る権利があるとか言って、過剰にプライバシーを暴くクソ記事が減りますね!フツクロウ クソとか言うんじゃないぞ、ミライwwwwミライ だってクソじゃないですか最低。ばしばし「よくない!」つけて、広告出ないようにしてやります。 

    記事を読む»